現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

セゾン現代美術館@中軽井沢

2005-08-08 | アート感想@遠征
中軽井沢のセゾン現代美術館に行ってきた。

天気が良かったので、駅からレンタサイクルで行ったけど、行きが上り坂で大変だった。素直にタクシーに乗るか、軽井沢美術館・観光循環バスを使えばよかったかも。

この美術館の庭は、野外彫刻が点在していて良い雰囲気だった。写真に写っているのは安田侃の《天沐》と《天聖》で、その奥が菊竹清訓設計の美術館。

解読 現代美術 セゾン現代美術館 コレクション展

日本でも有数の20世紀美術コレクションによる展覧会。ウォーホル、リキテンスタイン、シーガル、カンディンスキー、ジャスパー・ジョーンズなど、20世紀美術のビッグネームが次々に出てきて本当に観応えがあった。一部の作品には作家の言葉が引用されていて、現代美術を読み解く手がかりになっている。

とりわけ印象に残ったのは、アンゼルム・キーファーの《革命の女たち》と、マグダレーナ・アバカノヴィッチの《ワルシャワ-40体の背中》。この2点は隣同士の部屋に展示されていたけど、どちらも戦慄を感じずに観ることができない作品だった。ただ、残念だったのは《革命の女たち》の部屋に入れなかったこと。作品を損傷させた人がいたのが原因?

あと、シンディ・シャーマン、横尾忠則、荒川修作、ジャン・ティングリー、クリストの作品も個人的に気に入った。

10月2日まで、木曜日休館、ただし8月は無休。

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