できるだけ歩く鳥

サラリーマンエンジニアによる日常メモ。たまにMac偏り気味。

意外にも(?)中田英引退関連記事をとりあげてみる

2006-07-05 22:41:43 | diary
まあ普段サッカー(スポーツ全般)にあまり興味ないので、選ぶ記事もサッカーに関係ありません。

中田英引退に見る、スポーツ・ジャーナリズムの危機
どんなに素晴らしい考え方・主義 - ismを掲げても、実践する人 - istの程度が低ければ意味ないっす。

川淵Cヒデ引退予想だにしなかった
ひっかかったのは村上龍のコメントのところ。読んでると、なぜかとても悲しくなってきて泣けてきます。バカの壁ならぬ秀才の壁みたいなものを感じられて、悲しくなります。秀才の壁とは「バカの壁」をパクって僕が勝手に呼んでいるもので、(ある意味優れた)日本の教育により量産された人々が作る壁です。
「一億総中流時代」の教育版で「一億総秀才時代」っていうのが今あると僕は思ってまして、たいていの人がそこそこ頭いい、みたいな時代です。みんながみんなそこそこ頭いいので、突出する考え方を否定したがる流れがやがて始まり、理解できない(優れた)考え方には拒絶反応を示す、それが秀才の壁。理解できない考え方を理解したつもりで済ます、物事を表面的にしか捉えずどんどん本質が抜け落ちて行く、なんてパターンもあるでしょう。
秀才は天才にはなれないという「超えられない壁」のニュアンスももちろんありますが、「秀才集団が自らの知的レベル保持のために作る自己防衛の壁」という意味合いが強めです。
大企業病なんかの原因のひとつだったりもすると思います。

で、この秀才の壁のサッカー版みたいなものを、村上龍のコメントを読んで想像して悲しくなってきたという次第です。

なんて前にも似たようなこと書いた気がするな。