![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock1.gif)
公用文においては「より」は比較を示す場合にだけ使用されるので、期間や場所の起点を示す場合には「から」を使います(公用文作成の要領 第2 文体について 4.注1を参照)。したがって、上記の事例では「○○は、9月から勤務しています。」が正しいことになります。
一般人にとってはどうでもいい内容ですが、どうも文書・株式の仕事をしていると「より」と「から」の使分けが気になってしょうがありません。完全に病気ですね・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hiyo_shock2.gif)
このプレーオフは手に汗握る好試合が多くて、放送すればかなり好評なんじゃないかと思うのですが、地上波で放送されていないのが不思議でした。第1Sなんか千葉テレビすら放送していなかったのには驚きました。放映権料で折り合いがつかなかったのでしょうか?
さて、試合の方はホークスがズレータの大活躍で連勝!このままホークスが勢いにのって三連勝で優勝するですね!頑張れホークス!
ちょっと気になるニュースを2件みかけました。ひとつは、絵画をインターネットオークションにかけた横浜市が、その絵画の写真をインターネットに掲載した行為を著作権侵害として訴訟が提起されたというニュース(こちら)。もうひとつは、国語の教科書準拠型テスト集や大学入試の過去問集に問題文が掲載できないケースがあるというニュース(こちら)。
条文上形式的にはどちらも著作権侵害を構成しうるのかもしれませんが、個人的な価値判断としてはあまりにも行き過ぎではないかと思います。日本の著作権法は極めて例外的にしか著作物の無許諾での利用を認めていないためにあまりにも著作権が保護されすぎているような気がします(この辺はたぶんに個人的な価値判断が含まれているかもしれませんが)。逆説的ですが、あまりにも過剰に著作権が保護されすぎているがために著作権が守られていないのではないでしょうか。人々の規範意識から離れたルールを作っても、人々のルールを遵守するという意識が低下していくだけです。子どもがアニメのキャラクターの絵を描いて手紙を送るのも著作権侵害を構成することになるわけですから、ちょっと異常だと思います。その上、(著作権者の許諾を得ずに複製を行える)私的利用(著作権法第30条)の規定自体がおかしい(私的利用を認めるべきでない)という論調まで出てきてさすがに行き過ぎではないかと思います。
やはり、米国のようにフェアユースを認めていくべきではないでしょうか。著作権法には直接の規定はありませんが、民法の信義則や権利濫用の規定を使えばうまく調整できると思います。とりあえず、今の著作権法の規定はあまりに著作権者保護に偏っていて、かえって実効性が乏しくなっていると考えます。ましてや、すべての著作物は先人の業績に依拠している著作されるわけで、あまりに著作権を強化しすぎるのはかえって問題になるような気がします。著作権者と利用者の権利の適切な調和が必要であると感じています。
そもそも、他社と共同して調達価格の調整なんかを始めれば、独占禁止法上の問題だって発生しうるわけで、その辺のところはどう考えているのでしょうか(意思の連絡があるか、とかいろんな論点はありますが。)。いずれにせよ、なんらかの対応が必要であるならば、法律上の根拠をもって対応すべきで(例えば、優越的地位の濫用行為を行わないように注意喚起する等)、報道を見る限りは政府の側にその点の配慮が欠けているような気がします。
このような実感と統計上の数字の乖離はなぜ起こるのでしょうか。いくつか理由があるような気がしますが、とりあえず私の直感的な思いつきをメモ代わりに書いておきます。
1)「物価」の構成要素が違う
物価というのはあるひとつ財・サービスの価格ではなく、いくつか複数の財・サービスの価格ですから、「物価」調査の対象として選ぶ財・サービスがなにかによってその人の感覚と異なってきます。実際にはあんまり利用しない財・サービスが比較されていてもあまり意味がありません。例えば、私はタクシーをほとんど利用しないので、タクシー料金がロンドンより高くても特に問題ではありません。むしろ、電車をよく利用する私にとってはロンドンのとても高い地下鉄料金の方が大問題です。
2)調査地点が違う
日本では、最近ユニクロやら100円ショップやらが進出してきています。このような新しい形態の小売店の価格が物価に反映されていない可能性があるのではないでしょうか。「成城石井」や「紀伊国屋」の価格が調査対象とされていても、多くの人には実感がないのではないでしょうか。
3)品質が違う
違う品質のものを同一の基準で比較しているのかもしれません。日本で売られている財・サービスは極めて品質が高く、それくらい高品質でないと消費者は納得しません。換言すると、消費者が求める最低限の品質が著しく高いのかもしれません。例えば、日本の地下鉄はほぼ時刻どおりに運行されますが、海外ではそのようなことは稀のようです。
4)為替レート
物価の国際比較を行うに当たり、為替レートは避けて通れませんが、為替は資金の需給関係や投機的動向に影響され、必ずしも購買力平価に基づいて決まるとは限りません。