ぴてのひとりごと

法務や福岡ソフトバンクホークスの話題など、徒然なるままに書き込んでいるブログです。

バリ島へ行ってきた(3)

2005-08-28 23:47:27 | Weblog

 バリ島では、ケチャックダンス観賞やラフティングにも行ってきました。

 ケチャックダンスは、バリ島南の端、ウルワトゥ寺院で沈み行く夕陽を見ながら観賞させていただきました。ダンスもさることながら、男の人がみんなで声をあわせてリズムを作っていくその音楽がとても素晴らしいものでした。このケチャックダンス観賞は「スカスカバリ」という旅行会社のツアーに参加したのですが、ガイドさんも親切でしたし、ケチャックダンス観光の後には海辺でのシーフードバーベキューもついていて大満足でした。

 ラフティングはバリラフティングという会社のツアー。2時間半のラフティングで往復の送迎、昼食付でなんと45ドル(地球の歩き方読者価格)。トゥラガ・ワジャという川でのラフティングでしたが、本当にジャングルの中の川下りでスリル満点。最後は4mの落差を一気に下るところもあって面白さは折り紙付です。ぜひおすすめです。

 バリ島はほんとに面白いところで、是非もう一度いってみたいですね。あまり時間がなくてよく見れなかったのですが、デンパサールやウブドのマーケットもよかったですよ。ウブドのマーケットはもっと時間をかけて見たかったですね。


バリ島へ行ってきた(2)

2005-08-24 00:12:14 | Weblog

 ホテルはヌサドゥア地区から少し北側に行ったところにあり、裏手は当然ビーチになっています。このビーチは干満の差が激しく、午前中にはバナナボートやパラセーリング等のマリンスポーツが盛んに行われていますが、午後は遥か遠くまで歩いていけてしまいます。地元の人は、棒をもって小魚を叩いてとっています。

  バリ島ではマリンスポーツやプールサイドでのんびりするのもいいのですが、それ以外にもいろんなアクティビティがあります。今日はそのうちのひとつ、象乗りツアー体験の話を少し。

  象乗りツアーを申し込むと、車でホテルまで迎えに来てくれます(送迎代は含まれた料金でした。)。場所は以外と遠くて車で60分~90分くらいかかったように思います。細い道を時速60~80kmくらいでぶっ飛ばして、ジャングルのようなところにある事務所に着きます(地球の歩き方によるとタロ村というところらしい。)。

 事務所で代金を支払うのですが、ルピア、円、ドルいずれの通貨でもOK。ただし、お釣りはルピアのみです。代金を払うと早速象乗り場へ行き、象乗りを体験できます。ここでは、象の上にちゃんとお客用のイスとシートベルトが用意してあり、誰でも簡単お手軽に楽しめます。コースは、Short、Medium、Longの三つから選ぶことができます。

 この象乗りツアー、かなり急な坂を降りていったりして想像以上に面白いです。ツアーの最後には象がプールに入っていったり、象の牙の上にお客を乗せたまま持ち上げてくれたりしてくれました。また、ツアーの終わったあと、1000ルピア(10円ちょっと)でスイカを1切れ買えますので、それを象に食べさせてあげることもできます。

 この象は、象使いのおじさん達と一緒にスマトラ島から連れてこられたもののようです。象使いのおじさんは、「スマトラ島ではジャングルに行けばすぐにフルーツがあるが、このにはないので、大変だ」とこぼしていました(フルーツが象の好物らしい。)。ただ、この象使いのおじさんは日本語はしゃべれない(英語は問題なくOK)らしく、日本人の客がたくさん来るんだけれども、いつもツアー中おしゃべりできないのが残念と言っていました。ここ数年間で初めて英語をしゃべる日本人客にあったと言っていましたが、さすがにそれはちょっとお世辞でしょうね(笑)。

 この象乗りツアー、ちょっと高くて時間がかかるけれど、お勧めです。Medium(40分)で70ドルくらいだったと思います。


バリ島へ行ってきた

2005-08-22 00:04:28 | Weblog

 遅い夏休みをもらって、インドネシアのバリ島までバカンスに行ってきました。ちょうど今日の10時30分から日テレで井川遥が「2年間で6回目のバリ島訪問」といっていましたけれども、その気持ち分かります。

  人々は親切で親日的、ガイドは必ず英語か日本語が話せる、リゾートとしてのインフラはきちんと整備されている、でも素朴な生活も残っている、ヒンドゥーの独特な雰囲気が面白い、とリゾートとして素晴らしい場所です。こりゃリピーターが多そうですね。個人的には去年行ったグアムよりもずっと気に入りました。

  まずは、成田から直行便でデンパサールまで飛んでいきました。7時間程度のフライトなので、太平洋路線に比べるとずっと楽ですね。空港でビザを発行してもらい、そのまま入国審査。少し待ちますが、1時間はかからなかったと思います。空港の為替レートはかなりいいようです。1円=88ルピアで、No commissionでした。円が非常に強いみたいですね。ただ、いくつかの銀行のカウンターが並んでおり、競い合うように到着客を勧誘していたのにはいきなり面食らいましたが。

 空港を出てみると、もうそこは南国の雰囲気。初めての南半球です。暑いのは暑いのですが、東京よりは過ごしやすい感じでしたね。そのままホテルに向かいましたが、サークルKが多いのはちょっと驚きました。続きはまた別途。


ゼクー

2005-08-16 02:00:27 | 法務

 破産手続中の株式会社ゼクーが運営する「とりあえず吾平」という居酒屋と「ホブソンズ・カフェ」というレストランの営業譲渡が決まったようです(こちら)。

 このゼクーという会社、独立監査人が会社の内部統制が不十分であるとして辞任したり、巨額の前渡金勘定が結果的に回収不能になったり、会社提案の取締役選任議案が否決されたり、元代表取締役が所在不明になったり、前代表取締役が準自己破産を申し立て、それに他の取締役、監査役が反対して代表取締役の行為差止請求がなされたりしていて、いろいろ話題を提供していました。代表取締役と他の取締役、監査役がまったく違う立場から東証に適時開示していましたので、私自身も興味を持って推移を見守っていました。

 結局、東京地方裁判所が代表取締役による準自己破産の申立てを受けて、破産開始決定を行い、破産管財人の元で事業が継続されてきたようです。無事営業譲渡が決まり、事業としての継続が決まったのはよかったですね。事業継続のためには、破産よりも民事再生の方がよかったのでしょうが、取締役会で賛成を得られないと判断して、代表取締役が単独で申立てを行える破産を選択したのでしょう。

 今の段階では、会社の中でなにが起こったのか分かりませんが、破産管財人も原因の究明に努めるといっています。会社法でも大会社においては内部統制システムの整備が取締役会の責任となることが明らかにされたことでもありますし、本件の経緯が明らかにされ、上場会社に求められる内部統制とはなにかを考える一助になればよいと思っています。


募集株式の発行

2005-08-13 00:28:30 | 法務

 会社法関係の書物を頑張って読んでいて、大体全体像がつかめてきたのですが、条文の読みこみの方は遅々として進みません。特に、いろいろと言葉の定義が変ってきているのですが、これが意外に面倒です。

 株式の全部又は一部に譲渡制限が付されていない株式を発行している会社を「公開会社」というとか、取締役は「選任」で代表取締役は「選定」だ、とかいうのはまだ分かりやすいです。

 個人的にちょっと違和感を感じるのは、「募集株式の発行等」。なんのことかと思ったら、要は新株発行のことなんですね。厳密に言うと、新株発行と自己株式の処分と両方がありうるので、両方を併せた上で、株式引受者の募集という形で概念を整理し直したようです。理屈は分かるのですが、新株発行が「募集株式の発行等」とは・・・。

 おまけに、100%増減資は、「新しい種類株式の発行」+「(既存株式に)全部取得条項付与(定款変更)」+「全部取得条項付種類株式の会社による取得」+「消却」というように構成し直されては、いったいなにを言っているのだか、すぐには分からないですね(笑)。このお盆は頑張って条文を読み込まねば。


コスプレ焼肉

2005-08-11 00:09:25 | Weblog

 夕食を食べるために神田駅で降りて、駅近辺を歩いていると

「コスプレ焼肉 OK牧場」

 なる店ができていました。配っていたポケットティッシュを見てみると、食べ放題3500円とあります。「へぇ~、普通のお店より安いくらいだね~」と思ったら、よくみると制限時間が60分。う~ん、ちょっと高いねえ。
 しかし、それにしてもウェイターの女の子がいろんな服を着るだけで客単価が上がるわけですから、これは見事な差別化戦略ですね。もっとも追随するお店も増えて、あっという間に差別化できなくなるような気もしますが。


企業価値と囚人のジレンマ

2005-08-09 22:25:36 | 経営、経済
 岩井克人先生の新刊、「会社はだれのものか」。かなり好評のようです。私も読んでみて少し雑感を書いてみようと思います。

 会社の価値、すなわち会社価値は、株主価値と必ずしも同じとは限らない、これは、経済産業省の企業価値研究会と同じ立場であると思います。会社価値は、株主を含むステークホルダーに分配されることになります。継続的な企業では、従業員等のステークホルダーの長期的コミットメントを得ることにより会社価値及び株主価値を増大させることができます。特に日本企業はこのようなステークホルダーの長期的コミットメントが重要な役割を果たしてきました。
 しかし、ステークホルダー間の価値の分配を変更することにより、株主価値を増大させることができる場合があり得ます。このような場合、株主価値の最大化という観点では、個々の企業レベルにおいてはステークホルダー間の分配を変更すべきということになるのでしょう。
 ただ、このように個々の企業レベルで最適だとしても、本当にそれがベストの選択肢なのでしょうか。個々の企業が突然ステークホルダーへの分配を減らし、または長期的なコミットメントを約束しないことになれば、ステークホルダーの企業への信頼が一般的に失われていくでしょう。社会全体において従業員を始めとするステークホルダーが企業に長期的なコミットメントをしなくなれば、それは社会全体が生み出す価値が減っていくでしょう。
 つまり、個々の企業が最適な行動をとると、それが他の企業の行動に影響し、結果として最適でなくなる、つまりは囚人のジレンマのような状況ではないかと思うのです。言い換えれば、合成の誤謬だと思います。
 日本企業のcomparative advantageは、長期雇用制を始めとするステークホルダーの長期的コミットメントによって支えられてきたのであると個人的には考えていますが、もしそうであるとすれば、このcomparative advantageを守るためになにをすべきかを検討する必要があるかもしれません。

電子公告

2005-08-01 00:07:07 | 法務

会社法雑記帖さんのブログ(こちら)に新しい電子公告調査機関の記事が載っていました。その名も

電子公告調査 株式会社

確かにこれ以上分かりやすい商号はありませんね。正に読んで字のとおり、一読即解です。これには脱帽ですね。

新しい電子公告調査機関も出てきたことだし、どれだけ電子公告が使われているものか法務省電子公告システムから調べてみようと思って検索してみました。すると、なんと自分が株主になっている会社も電子公告をしているではないですか!大した内容ではなかったのですが、これにはびっくりしました。
自分の関心のある会社が適時開示や電子公告をしたら自動的に通知してくれるサービスがあると楽なんでしょうね。有料のサービスならありそうですけど・・・。gooも適時開示速報をしているので、これをRSS対応にしてくれれば、簡単に無料で適時開示があったかどうかを知ることができて便利だと思うのですが。