世界中のピンバッジコレクターが収集しているジャンルがオリンピックや万博、ワールドカップなどのものであり、中でもその大会で選手に配られるメディアのピンバッジや、万博会場の各国のパビリオンで限定して配られるその国のピンバッジが、入手が困難であるがゆえにレアなピンバッジとして人気が集中しています。
一方で、旅先で訪れたジオパークや日本遺産、日本農業遺産、世界でも美しい湾のロゴマークのピンバッジは、そのデザインや、博物学・農業・自然環境などのテーマで美しく形づくられている事にたまらない魅力を感じます。
中でも、日本中を旅するとき、その土地の美しい景色、空、海、風、においを感じた時に、何故か自分の人生の、あの時の苦しさ・楽しさ・嬉しさ・・・を思い出します。
そして、一日が終わりホテルに荷物を置いて、ふらりと出かけたその土地の居酒屋さんで呑む一杯。
沁みます・・・旨いです・・・。
その土地の静かな山々から流れる清らかな川、その水が引かれた青々とした田で作られるお米、醸されるお酒。思わずその地酒の瓶を見つめ、その銘柄とラベルデザインの美しさに感嘆します。
蔵元を尋ね、お話を伺うと、その蔵には歴史があり、銘柄には物語があり、そのラベルや字体には心が込められています。そして、素敵なピンバッジと出会いました。
それが、私の日本酒ピンバッジコレクションの始まりでした。
訪ねた蔵元では、日本酒の他に前掛けやTシャツ、ぐい呑みにステッカー、たまに缶バッジやストラップを見かけるのですが、ピンバッジを作っておられる蔵元は少なく、見つけることが困難です。
旅先で飲む地酒の旨い事、そしてラベルデザインの美しい事。何度となく、この酒のピンバッジが有れば、どんなに素晴らしい事だろうと思いました。
ならば、「無いのなら、作って頂こうではないか・・・。」
いつしか私は、蔵元や杜氏・営業の方と出会う度に、このお酒のピンバッジを作ってくださいとお願いするようになったのです。
お陰様で、数社の蔵元が私の話に耳を傾けていただき、ピンバッジを作られましたが、飲食店の時短制限のある現在では各蔵も苦労されておられ、広告宣伝費やノベルティを作る費用さえ使えない状況になってきています。
そこでついに仲間を集め、2021年3月26日に「日本酒ピンバッジ倶楽部」発足することにいたしました。
「日本酒ピンバッジ倶楽部 宣言」
蔵元の皆さんへ
私たちは、関西に住む日本酒ファンであり、呑兵衛仲間です。
2020年からのコロナウィルス禍による時短要請の為に、多くの飲食店が苦戦し、 更には、日本酒の最も大きな消費地である大都市が緊急事態宣言の為に、わずか数時間の営業しかできず、休業・閉店に追い込まれています。そんな中でも、多くの販売店で取り扱われている大手酒造や有名酒造はネッ ト販売などで対応しているようです。
でも私達は、あの日あの時に出会った、個性的なあなたの蔵のファンなのです。
今回、日本酒ピンバッジというノベルティを私たちの協力で作る事で、PRし応援したく、 2021年3月に日本酒ピンバッジ倶楽部を発足し、仲間を募りました。
ささやかですが、私達の応援で、ピンバッジで、
一人でも多くあなたの蔵のファンを増やしたいと思います。
3月27日・28日開催の「マニアフェスタVol.5 大阪 」に
「日本酒ピンバッジマニア」 pins-kとして出展いたしました。
会場:大阪、ルクア9F ルクアホール 時間: 10:30〜20:30