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世界の医学生大集合 - 世界総会 GA報告 public ver.

2007-08-12 | *pink diary*
4日から10日までIFMSA(国際医学生連盟)の、General Assembly(世界総会)に参加するため、UKのCanterburyに滞在していました。

さて、GAとは?10月にあるNGA(日本総会)の世界versionです。
plenary(本会議)や、SCO(委員会)session、training session、Theme(今回のテーマはAccess to Essential Medicine)event、Regional meetingなどかなり盛りだくさんです。
たったの6日間なのに、予定がつまりすぎていて、充実しすぎたというか寝る時間もあまりなかった6日間でした。
参加国は90を超え、参加者も1000人弱。よくこんなにも医学生が世界から集まったものだなって感じです。


まず、私が参加したsessionはSCOMEという医学教育に関する委員会のものでした。
この委員会はまだ日本では立ち上がっていません。私もほとんどの知識がないままとびこんでみました。
ヨーロッパ中心に組み立てられたsessionだという感は否めませんでしたが、私の世界は広がりました。私はアメリカしか知らなかったし、アメリカしか自分の視野に入れていなかったからです。というのは、私もアメリカ人と同じにアメリカが世界の基準だと思っている部分もあったと思います。そういう意味で、歴史のあるヨーロッパでヨーロッパの医学生を含め世界の医学生と議論したことは本当に有意義だったと思います。

sessionの中でregionalについて考えようというテーマがありました。日本はAsia-Pasificに分類されます。地域別に物事を捉えることの利点…話は環境に共通したことがあるから問題点をshareできるということにfocusされていましたが、その時、日本って特殊だなって感じました。島国ってこともあるし、Asia-Pasificの中ではかなり進んだ国だし。もっと日本のこと勉強しなきゃって、久しぶりに思いました。

メインイベント?の本会議は日に日に終了時間が遅くなっていって、朝の4時まで続いたこともありました。
各国の雰囲気はなんとなくそこで感じた気がします。政治的発言をするアメリカ、自己主張の強い中東系、控えめなアジア、ヨーロッパは全体的に静かめだった気がする・・・UKとフランスを除いては。
Chairがすごいしっかりしていて、NGAで2回議長団を経験した身としては、本会議を運営する人たちの視点でも見れたので、良かったです。

theme eventもすべてがタメになりました。というか自分の勉強不足を目の前につきつけられたというのは事実です。
必須医薬品なんて日本では議論の対象になるようなテーマじゃないし、医療だけの問題じゃない。政治、製薬会社、お金・・・いろいろなものが絡んできます。
幸い、このテーマに詳しい友人がいたので、色々教えてくれて、ありがたかったです。ホント、知識って大事だし、自分からどんどんアグレッシブに勉強しないとって痛感しました。


日本が世界にアピールできた場面もありました☆
現presidentが本部のofficialsに決定したり、日本のprojectをプレゼンする機会もありました。
ACTIONという3カ国にまたがってる災害医療を考えるprojectに、日本ならではの広島summer school project、そしてちょっとだけお手伝いできたAfrica village project in Zambia。
audienceの反応も良くて、日本もどんどん世界に羽ばたいていけると思いました☆


今回のGAでの感じたことは世界(特に欧米)の学生と日本の学生のgood pointとbad pointでした。

まず、世界のpowerとactionとcreativityは圧巻でした。まだまだ日本は引っ込み思案だなって思いました。あと、発言力ね。言語の壁なんか感じないし、英語が母国語じゃなかろーが、とくとまくし立ててました。日本人にとって言語の壁はまだまだ厚いのかもしれません。
でも今回、日本人のいいところもたくさん発見しました。punctualだし、マジメです。マジメってのはseriousってより、ちゃんとしてるってこと。あと思慮深い。これは本当に+な要素だと思いました。というか自信にすべきことです。絶対に!
ある意味では欧米人はかなりいい加減です。
これは欧米人だからなのか学生だからなのかは分からないけど、エコを唱えながらゴミはテキトーにポイ捨て、禁煙を唱えながら歩きタバにポイ捨て、周りの迷惑も考えずに夜中に外で大声で歌うとか、ドラッグを医学生の集会に持ってきてしまうとか・・・小さいことをコツコツの部分が欠けてるということを強く感じました。


あとはハード面の問題もいくつか。これは仕方なかったことなのかもしれないけど、会議が朝の4時になってしまうとか、火災報知機が4度もなるとか、停電になるとか、ハプニングは避けられなかったものなのかな?これは学生の甘さからくることなのかも。学生だからってこうして、社会貢献をしたいって思って参加してるんだからそういう意識はあって欲しいなって思いました。う~ん。でもあまりのハプニングの多さに運営委員が逆にかわいそうになってしまったけど。


全体的に海外の医学生との交流の時間があまりもてなかったことも、日本人同士でも語る時間がなかったことが残念だったけど、これは遊びでも文化交流会でもなく、各国が国を代表して参加している世界総会の本質を考慮するとそこは我慢するしかないのかもしれません。あくまで、話し合いの場だし。


5年生にもかかわらず、IFMSAと本格的に関わり始めたのが遅い私は初GA参加。
参加者として推してくれたI-JのEBに感謝しています。本当にいい機会を与えてもらいました。


この6日間で吸収したことを無駄にしないで、周りにも還元していきたいと思うし、自分の役にも立てたいと思う。


私の世界はまたちょっと広がった。

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2 コメント

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Unknown (Marika)
2007-08-14 23:06:30
KANAにとって素敵なGAになってくれたこと
とっても嬉しいです☆
いろいろ日本のことを客観的に見つめられたり、
世界の国々の特徴を知れたり、自分の価値観の幅が
GA行くと広がるよね☆
ぜひGAで得たことをこれからの糧にしてください☆
これからアメリカで研修だよね☆
また帰国したら会っていろいろ話きかせてね♪
体調に気をつけて頑張って!
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Unknown (kana)
2007-08-15 10:37:14
うん、話したいことたくさん♪
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