「なんか今、道が開けました」
19歳の高校3年生の少年が私に言った。
初日と最終日しか行けなかったWSで出会った少年だ。
自分には心の問題がある。
そう正直に言える少年はYAのワークショップに参加することなく、
ずっと見学していた。
補修を受けたくないし、家にいてもしょうがないし。
消去法でワークショップに来ることを選んだのだ。
彼がどんな問題を抱えているか、それを知ることはなかったし、
自分の問題を受け止めようとしている彼をYAが助けることができなかったのは、
正直非常に残念だった。
ふとした、ことで、彼の友達が私に年齢を聞いてきた。
年齢を答えた。
立派な社会人の年齢である。
でも、大学生なの。
とも付け加えた。
もちろん反応は、えーーーー!!
19歳の彼は「大学院とかじゃなくてですか?」と聞いてきた。
「4年より長く行く大学だけど、院じゃないよ」
そう答えた。
「浪人したし、休学もしたし、大学が合わなくてね・・・」
と話してる時の彼の顔は忘れられない。
何か考えているようだった。
「・・・・・・今、なんか今、道が開けました」
彼はぼそっとこう言った。
耳を疑った。
でも、とてもうれしかった。
これは推測にしかすぎないけれど、彼は19歳なのに高校3年生であることにマイナスな気持ちを抱いていたのかもしれない。
それが、この年齢の大学生に出会ったのだ。
私のこのマイペースでオリジナルな人生が少しだけ、人の役にたったのだと思った。
そして、私は彼に感謝した。
浪人したことは、もうずいぶん前の話で、浪人したのかしてないのかも覚えてないくらい、意外とどーでもいいことだ。
その中で得たものも数人の友人以外は何もないし、イヤなこともめんどうくさいこともあった。
浪人してよかった!とも思わないし、しなければ・・・とも今は思わない。
大学に入ってあったイヤな思いも今は忘れかけている。
ただ、病気になったことだけは良かったと本当に思っている。
だって、あれがなかったらずっとずっと自分をだまして生きていたと思うし。
私の中でreadyにならなければ、私は何も始められないのだ。だから、とってもマイペースなのだ。
気後れしていた部分は1-2%くらいはある。
マイペース人生のお陰で、得ているもののが確実に多いけれど、たまに人と自分を比べ、
親に悲しいく恥ずかしい思いをさせているのではないかと思うこともある。
でも、私の足跡に、inspireされた少年がいたのだ。
彼に、最後にお礼を言った。
彼は最後の最後、帰るときに、私に手を振って、
「がんばって生きてください」
と言った。
きっと何かにつまずいたら、彼を思い出すと思う。
19歳の少年をinspireしたと同時に、私もinspireされた。
ありがとう。
19歳の高校3年生の少年が私に言った。
初日と最終日しか行けなかったWSで出会った少年だ。
自分には心の問題がある。
そう正直に言える少年はYAのワークショップに参加することなく、
ずっと見学していた。
補修を受けたくないし、家にいてもしょうがないし。
消去法でワークショップに来ることを選んだのだ。
彼がどんな問題を抱えているか、それを知ることはなかったし、
自分の問題を受け止めようとしている彼をYAが助けることができなかったのは、
正直非常に残念だった。
ふとした、ことで、彼の友達が私に年齢を聞いてきた。
年齢を答えた。
立派な社会人の年齢である。
でも、大学生なの。
とも付け加えた。
もちろん反応は、えーーーー!!
19歳の彼は「大学院とかじゃなくてですか?」と聞いてきた。
「4年より長く行く大学だけど、院じゃないよ」
そう答えた。
「浪人したし、休学もしたし、大学が合わなくてね・・・」
と話してる時の彼の顔は忘れられない。
何か考えているようだった。
「・・・・・・今、なんか今、道が開けました」
彼はぼそっとこう言った。
耳を疑った。
でも、とてもうれしかった。
これは推測にしかすぎないけれど、彼は19歳なのに高校3年生であることにマイナスな気持ちを抱いていたのかもしれない。
それが、この年齢の大学生に出会ったのだ。
私のこのマイペースでオリジナルな人生が少しだけ、人の役にたったのだと思った。
そして、私は彼に感謝した。
浪人したことは、もうずいぶん前の話で、浪人したのかしてないのかも覚えてないくらい、意外とどーでもいいことだ。
その中で得たものも数人の友人以外は何もないし、イヤなこともめんどうくさいこともあった。
浪人してよかった!とも思わないし、しなければ・・・とも今は思わない。
大学に入ってあったイヤな思いも今は忘れかけている。
ただ、病気になったことだけは良かったと本当に思っている。
だって、あれがなかったらずっとずっと自分をだまして生きていたと思うし。
私の中でreadyにならなければ、私は何も始められないのだ。だから、とってもマイペースなのだ。
気後れしていた部分は1-2%くらいはある。
マイペース人生のお陰で、得ているもののが確実に多いけれど、たまに人と自分を比べ、
親に悲しいく恥ずかしい思いをさせているのではないかと思うこともある。
でも、私の足跡に、inspireされた少年がいたのだ。
彼に、最後にお礼を言った。
彼は最後の最後、帰るときに、私に手を振って、
「がんばって生きてください」
と言った。
きっと何かにつまずいたら、彼を思い出すと思う。
19歳の少年をinspireしたと同時に、私もinspireされた。
ありがとう。