川柳の団体、柳社は全国にたくさんあります。
それぞれの会が様々な活動をしていますが、このたび静岡にある「静岡たかね川柳会」さんが、柳誌500号を記念して誌上大会を開催されました。
たかねの主幹、加藤鰹さんとは5年前に静岡の国民文化祭でお会いして、その後私の所属する川柳文学コロキュウムの10周年大会でもお話する機会がありました。
これら大会でご縁をいただいた静岡、山梨の柳人さんとはメールやTwitterなどで、いつも交流をさせてもらっています。
今回の誌上大会のお題は「魚」 提出は2句。
選者は川柳界では超有名な方々ばかり。17名。我が親分の赤松ますみさんも!これはぜひとも投句したい!!と意気込んだのはいいのですが、、
「魚」って意外とイメージが膨らまなくて苦戦しました。
テーマが名詞の場合はいちどそのものになってみると、気持ちが入っていくことがあります。
小さいころから私には妄想癖があって、ありもしないこと、起こりそうもないことの中で主人公になってストーリーを作っていることがよくありました。
(ちょっと危なかったかも・・・)
これが今となっては作句に役立っているような気がします。大人の妄想族です(笑)
そして・・
昨日、この大会の結果を掲載した柳誌が届きました。私の句は4名の選者さんが選んでくださっていました。うれしかったです。
その中で奈良の板垣孝志さんの選の佳作に2句が入選していました。
『海底に隠す回遊魚の名札』
『海色に塗っておく最後の鱗』
川柳の魅力は詠み手の想いに、読み手が様々な触れ方ができるところです。
自分の体験を重ねる人もいれば、未経験でも想像の世界で楽しむ人もいます。
その人の五感で詠んで読まれる。言葉の世界は無限です。
我が親分にも1句選んでもらっていてよかった。
川柳、これからも妄想族として楽しんでいきたいと思っています。
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