晶月のほっこり・おつきみじかん ~エガオールのこと 風水のこと 川柳のこと 日々のつれづれを大阪から~

株式会社エガオール代表の土本晶子です♪ HPは「エガオール」で検索を(http://www.ega-all.com)

大丈夫なんだ ドンと来い!

2015-01-14 22:46:44 | 川柳


それができないから悩む。簡単じゃないのに誰でもできるかのような文字が画面に並ぶ。

ジワジワと攻めてくるたくさんの「正論」に踏ん張っている深夜。

大丈夫、大丈夫、、私は簡単には折れないから。



「撥水加工する私の内側」    桂 晶月

川柳文学コロキュウム2015年1月句会

宿題「弾く」 秀句選


燃費よく走りたい欲張り

2015-01-07 18:09:00 | 川柳


ガソリンの価格が下がっていますね。近所のガソリンスタンドの表示は今日131円になっていました。

安くなることは多くの人にとってうれしいことだと思いますが、燃費が悪い9年目の車に乗っていると特にとてとてもありがたい状況です。

そういえば、最近、ガソリン切れ間近のピコピコが少なくなったなあ。これは心理的なことがあるのかも。

将来は燃料電池でほとんどの車が走る様になるかもしれないけど、やっぱり車は燃料がないと走れませんね。あたりまえ。


何かうれしいことがあった時に心にガソリンがFULLになったような感覚ってありませんか。

これでまたしばらく走って行けるという安心。

そして、ちょっと欲が出て、このガソリンで私、燃費よく走りたいなぁなんて思っているのです。

実際は急発進や急ブレーキ、たまに脱輪もして燃費どころじゃないんだけど。

いつまでもFULLであってほしいな、ガソリン。



『燃料をちょっと薄める夜明け前』

桂 晶月
川柳文学コロキュウムNo66 フィッシュアイ より

現実逃避の時間かもしれない ~川柳文学コロキュウム12月句会~

2014-12-19 23:50:18 | 川柳
はやいはやい、今年もあとわずか、風邪には気をつけてください・・・

メールや電話でこのような言葉をよく耳にするようになりました。

12月、一年の最終月もあと11日。みなさん、気忙しい毎日をお過ごしのことと思います。


シンデレラの馬車 グランフロントでパシャリ


先日、今年最後の川柳句会に行ってきました。

川柳を始めて6年。今年は6年間の中で一番作句数が少ない一年でした。

時間に追われるばかりでしたが、毎月の句会、3か月に一度の柳誌への投稿では言葉に向かいあって仕事とは別の脳みそが動き始めました。

私が所属する「川柳文学コロキュウム」は、面白ろおかしくのサラリーマン川柳とはちょっと違う抒情的な川柳を主流にする柳社です。

川柳を考える時間は、右脳が喜んで動いている感覚です。仕事のあれこれから逃避しています。

とはいっても、その時の気持ちが反映されるので仕事のことが見え隠れしている場合もあります。

さて、今月の句会で選ばれた川柳はどうでしょうか。

川柳文学コロキュウム2014年12月句会での私、桂 晶月の入選句を。




『あ行からはみ出す微弱電波』
  
『N極をかざしてSの歌を聴く』  宿題「漂う」


『理想論語り焦げついた鍋底』
『黒点になってゆく冬の一日』  宿題「黒い」


『バラバラになったらつまんでくれますか』  席題「ピンセット」

『背くらべしている愛しさと恋しさ』 自由吟





霜月に想う川柳のこと

2014-11-23 14:09:07 | 川柳


昨日は11月22日、小雪。

「しょうせつ」と読む二十四節気。北国から初雪の便りが訪れる頃です。

今年は残すところ38日となりました。

年が変わる前にはクリスマスがあって、あ、忘年会も、年賀状の準備も(今年は喪中ハガキですが)

本当に時間の流れは早いです。

立春の日に父の葬儀があって、四十九日、納骨、初盆、来月は姪っ子の結婚式があって、、

私の仕事は山あり谷あり。まだまだ課題は山積み状態です。

まあ、元気に過ごせていることが何よりで、またこれからを考えて動いていこうと気持ちを奮い立たせています。


川柳の作句は忙しさを言い訳になかなか進んでいないという現状です。

所属する「川柳文学コロキュウム」の季刊誌が届くと「あれ、私こんな句作っていたんだ。」と思いだして、やっぱりもっと詠みたいなと思っています。

時間がないなんてほんとに言い訳で、川柳は歩いていても電車に乗っていても運転していてもできるものです。

でも、心が揺れないとできない。ここが大きなポイント。

できてないということは「心が揺れる」場面が少なかったことになります。

仕事仕事と躍起になって、肝心のことを忘れているような気がしました。

言葉にして残したい場面の温度、音、声、匂い、色。

大切にしていきたいことはなんでしょう。


川柳文学コロキュウム66号 より 私、「桂 晶月」の句を

~カレイドスコープより~


『半分が終わる手帳も言い訳も』

『ブラインド下ろして分解するドミソ』

『乱気流のすき間で引いたおみくじ』

『理由ばかり探す真っ白のシャツで』

『裸電球の下で金魚になった』





川柳のお題は「魚」 こういう時は魚になりきって  ~静岡たかね川柳会 誌上大会結果~

2014-10-16 22:10:44 | 川柳

川柳の団体、柳社は全国にたくさんあります。

それぞれの会が様々な活動をしていますが、このたび静岡にある「静岡たかね川柳会」さんが、柳誌500号を記念して誌上大会を開催されました。

たかねの主幹、加藤鰹さんとは5年前に静岡の国民文化祭でお会いして、その後私の所属する川柳文学コロキュウムの10周年大会でもお話する機会がありました。

これら大会でご縁をいただいた静岡、山梨の柳人さんとはメールやTwitterなどで、いつも交流をさせてもらっています。

今回の誌上大会のお題は「魚」 提出は2句。

選者は川柳界では超有名な方々ばかり。17名。我が親分の赤松ますみさんも!これはぜひとも投句したい!!と意気込んだのはいいのですが、、
「魚」って意外とイメージが膨らまなくて苦戦しました。

テーマが名詞の場合はいちどそのものになってみると、気持ちが入っていくことがあります。

小さいころから私には妄想癖があって、ありもしないこと、起こりそうもないことの中で主人公になってストーリーを作っていることがよくありました。
(ちょっと危なかったかも・・・)

これが今となっては作句に役立っているような気がします。大人の妄想族です(笑)

そして・・

昨日、この大会の結果を掲載した柳誌が届きました。私の句は4名の選者さんが選んでくださっていました。うれしかったです。

その中で奈良の板垣孝志さんの選の佳作に2句が入選していました。




『海底に隠す回遊魚の名札』

『海色に塗っておく最後の鱗』


川柳の魅力は詠み手の想いに、読み手が様々な触れ方ができるところです。

自分の体験を重ねる人もいれば、未経験でも想像の世界で楽しむ人もいます。

その人の五感で詠んで読まれる。言葉の世界は無限です。

我が親分にも1句選んでもらっていてよかった。


川柳、これからも妄想族として楽しんでいきたいと思っています。





皆既月食も台風も過ぎて そろそろ冬支度を

2014-10-14 01:35:35 | 川柳
台風一過。前情報で警戒が強まっていたので過ぎてしまえば「あ、意外と大丈夫だった」なんて思っていますが、被害が出ているところもあります。
自然災害は人の手で防ぐことはできないので虚無感を持つことがありますが、備えあれば患いなし。もしもに備える事って本当に大事だと思います。(でもできていないこと多いです。)

御嶽山の噴火、皆既月食、そして台風、、昔から月食や日食の前後には自然災害が多いと風水の専門書にありました。地鎮祭、上棟式、引越しなどは相応しくないとも言われていました。
そんなこと知ると、人は自然の一部なんだな・・と深く考えてしまいます。

いろんなことが起こって、気持ちがざわざわする今日この頃ですが、先日所属する川柳社「川柳文学コロキュウム」の10月句会があり、人が溢れる梅田の地下街を抜けて会場まで駆けつけました。

先月、宿題を間違えて10月の宿題をしていたので、新たに作る句は少なくて「よっしゃ!」状態でしたが、その日の席題に苦戦。まいりました。



こちらは会場で作る「印象吟」の題材。これを見て作った句の結果は来月発表されます。

いつも例会の前にならないと作れない川柳。仕事で電車移動の時などに作ってiPhoneに記録しておこうと思いながらなかなかできず。困った。

川柳にどっぷりつかれる環境があればなどとも思うのですが・・・これ、言い訳です(笑)

さてさて、句会で入選の私、桂 晶月の句を。



『トンネルをくぐるのっぺらぼうになって』 9月印象吟入選

『月も星も入るピエロのポケット』 宿題「サーカス」

『主張してばかり右手も左手も』 宿題「頑固」

『悪玉菌になって正論食べに行く』 席代「悪い」

『従順な赤になっていく夜空』 自由吟

『キラキラの粒を返しに来た水辺』 自由吟

『まっすぐな線で描いてゆくアーチ』 自由吟

他2句


今月は柳誌の投句締切も重なり、提出後は抜け殻のようにスカスカになっていました。
好きなことなのに、もっと楽しめる心のゆとりがほしいものです。

この時間、外からの風が寒いくらいです。そろそろ分厚い服が登場ですね。

分厚い肉布団はこれ以上いりません。

秋分の父の写真と川柳忌

2014-09-23 22:04:50 | 川柳


9月23日 秋分の日 

ここ大阪はお天気にも恵まれ、昼間は汗ばむ陽気でした。
皆さまいかがお過ごしでしたか。

暦は20日に彼岸の入りとなり今日が彼岸中日、26日に彼岸明けとなります。

今年2月に亡くなった父が仏となって初めての彼岸。
実家では昨日、お寺さんがお経をあげてくださったとのこと。

母は2週間前に転んで左腕をケガしてしまい、ただいまギプス生活中。

じっとしていない毎日でしたが、これを良い機会にゆっくりと過ごしているようです。
気が滅入ってしまいそうな事態も、考え方ひとつで何とでもなるもんです。
「穏やかな時間を満喫できるのもケガのおかげ」と電話口の声も柔らかでした。

災い転じて・・・ってやつですね。


今日、秋分の日は「川柳忌」でもあります。

川柳の祖、柄井川柳が没した日(旧暦10月30日)なんですね。

川柳家の端っこの方にいる私、川柳は詠んできましたが、古川柳はまだまだ未知の分野です。

秋の夜長、触れられる時間があればと思っています。


気候が良くなって、イベントが増える季節です。
私は早速今週末から住宅関連のイベントが続きます。
風水あり、手相ありでたくさんのはじめましての方との出会いを楽しみにしています。

読書の秋、食欲の秋で肥ゆる要素満載ですが・・
ウォーキングは遅い時間になる時もありますが、気負わずに続けられているので食事のカロリーも少し大目にみてもいいかな。
お腹すいてご飯がおいしいのは一番自然なことですよね。ま、ビールも美味しいんですが(笑)


川柳忌なので、、というわけでもないのですが、、私の川柳、少しお付き合いください。



『流れ雲追ってハイジになった』   9月句会 席代「雲」

『言い訳を選別してる鱗雲』     同上

『白い帆を小さくたたむ舞台裏』   9月句会 自由吟



 




田口麦彦編 三省堂 『新 現代川柳 必携』 に掲載いただきました

2014-09-13 14:39:00 | 川柳
2008年11月に発刊された『現代川柳 必携』の続編、『新 現代川柳 必携』が9月10日に発売開始されました。

著者はこれまでに数々の川柳関係の本を書かれた田口麦彦氏。自らも熊本で川柳活動をされている方です。



この本お出かけのお供にピッタリの単行本サイズ。テーマごとにその言葉を詠みこんだ句が掲載されています。
な、なんと約5000句がびっしりと並んでいます。

どうやってこれだけの句を選んで整理されたのかはわからないのですが、全国の川柳家が今までに詠んだ句が山ほどある中から私の句を秀句として掲載してくださったのは光栄なことです。

一句だけの方も多い中、三句掲載いただいていました。



我が師匠 川柳文学コロキュウム 赤松ますみ代表 の句は数えきれないほどたくさん掲載されていました。さすが、さすがです。

前編が発刊された2008年は私が川柳を始めた年。もう6年も経ったのか~と感慨深く掲載句をながめていました。


ではでは、今回選んでいただいた 桂 晶月の三句をご紹介します。


『ファンファーレ聞こえる次ページのあたり』 テーマ「次」


『レシピには載らない調味料でした』   テーマ「レシピ」


『さよならが鳥の切手でやってくる』   テーマ「鳥」



読書の秋、小説もいいのですが言葉ひとつでたくさんのシーンを体験できる川柳の世界もおすすめです。

サラリーマン川柳とはまたちょっと違った十七音をお楽しみください。


ネット購入はこちらからどうぞ。




猫も飼い主もやられたスーパームーンパワー そしてちょっぴり川柳も

2014-09-10 02:09:10 | 川柳
スーパームーンって今年はよく耳にしますよね。

でも今晩が今年最後のスーパームーンなんですって。
皆さまもきっと美しい空を見上げられたことと思います。

9月9日は満月であり重陽の節句であり、とてもパワーに満ちた一日でしたね。


雲が鱗みたいで神秘的

私は今日も昨日の十五夜も夜のウォーキングをしてきました。
ジョギングで膝を痛めてからは走ることが怖くなって、でも、太りやすい体質をどうにかせねばと時間が取れる時は気ままにちょっと速足で歩くようにしています。
月光浴という言葉がありますが、ほんとに満月パワーをシャワーのように浴びている感覚でした。
パワーストーンは月光浴で浄化するとまたパワーが戻ってくるのですが、私も自分の悪い何かが浄化されたかな。(いっぱいありすぎて間に合わないか・・・笑)

9月に入り仕事はイベント、セミナーシーズンということもあって人前に出る時間が増えてきました。

日曜日は広島に出張してきました。広島は会社勤めの時に研修に行って以来。
先日の災害があった場所はご招待の対象地区だったようですが、「イベントの招待状、出せませんでした。」と担当の方は悲痛な表情で話されていました。
広島って山と海が近いんですね。山側にはかなり高いところまでマンションや住宅が造成されて広がっていました。
災害は二度と起こってほしくないですね。

月末は名古屋出張もあります。今回「お好み焼き」を逃したので次は「味噌カツ」にロックオンです。


プリちゃん だら~ん

動物は月の満ち欠けに敏感なのでしょうか。
それともうちの熟女猫が運動不足で怠惰になってしまっているのでしょうか。飼い主のマネをしているだけでしょうか。
最近、こんなことによくなっています。「おーい!起きろぉ~!!」


朝晩が涼しくなってきました。9月ももう10日。
今月は3連休、飛び石連休がありますね。きっとまた時間は加速してそうです。
大切にしたいですね、時間。わかっちゃいるけど・・・なんですね~


さてさて、ちょっと季節外れの句もありますが、「川柳文学コロキュウム8月句会」での私、桂 晶月の入選句を。


 
『全身を涙袋にしています』      席題「くらげ」

『雨が近いのかざわめきだす小指』   宿題「近い」

『根比べ続くひこうき雲の尻尾』

『浮き橋を渡った真四角になって』

『わからないことばかり線香花火』   三句とも宿題「浮く」

『正論に丸まってゆく膝小僧』     宿題「ぽつん」

『秒針が刻む八月の静寂』       自由吟





立秋の汗かき考

2014-08-08 02:41:15 | 川柳
昨日、8月7日は暦の上では「立秋」

だけど、当然のごとく、まだまだ猛暑続きです。
毎日、どこかで耳にするサイレンの音に「熱中症」かなと心配をしています。私の周りでも「急に高熱が出た」とか「気持ちが悪くて・・・」という方が結構います。
もうあたり前のように言われていますが、水分補給と塩分補給は欠かせないですね。私も母の漬けた梅干しに助けてもらってます。
皆さまもどうぞ十分お気をつけて。まだまだいける!なんて過信は禁物ですね。

人一倍の汗かき。
小さいころから鼻の頭に吹き出す汗が玉のようになっている現象はこの年になっても。
ファンデーション、下地を突き抜けてやってきます。

電車で移動の時は最寄駅まで約15分歩くのですが、電車に乗る時はもう大変なことになっています。
しかし、周りの女性はすっと美しく涼しそうにされています。汗腺の数が違うのか、、羨ましい限りです。

8月、9月、そして10月もしばらくは「ハンカチ、水、扇子」の3点セットは必需品で放せません。

さてさて、お盆が近づいてきましたね。もうお盆休みの方もいらっしゃるようで、家族づれでお出かけの姿をよく見かけます。
今年は父の初盆なので私も14日から3日間休ませていただき帰省してきます。
この間四十九日かけてやっとたどり着いたところから、初めて帰って来る父。
実家にいる姉からは「もう提灯を準備しとるからな」と連絡がありました。
15日の送り火までは父と一緒の時間。ゆっくり過ごしたいと思っています。


夏の夕暮れはどこかノスタルジックですね。

先月、台風が近づいていたために中止になった毎月の川柳句会。

今月は12日開催で、また台風が!と心配していましたが、どうにか大丈夫そうです。
最近、サボり気味なので川柳脳に切り替えて宿題していかなくちゃ。
でもやっぱり言葉で時間を残せることはとても魅力的です。
過去を振り返ることは先に進めなくなるという見方もありますが、そこはバランス。
自分時間を表現できる手段でもあって、そして、言葉の中を泳げる感覚は川柳だからこそ。なのです。



またまた「岩合光昭のネコ歩き」に見入るミル。どうも岩合さんの声に引き寄せられているようです。

暑い毎日です。頑張る時間とボチボチの時間と。緩急つけて猛暑を乗り切りましょね。


川柳文学コロキュウム 最新号(65号)より私の句を少し。



『しなやかな夕日 かくれんぼは続く』

『特別なことなど何もないホクロ』

『未然形入れておく計量カップ』

『ゆびきりひとつ また影を伸ばすため』

桂 晶月