PICO's BLOG~きままな日記帖~

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晩秋の宇陀路へ~室生寺

2017年11月26日 09時30分52秒 | 寺社めぐり

今年の秋の仏像巡りは宇陀路。

昨日訪れた大野寺は室生寺、四至の寺の西の門に当たり

ちなみに東は長楽寺、北は丈六寺、そして南は仏隆寺です。

女人高野と云われる室生寺へは、昔、この南の仏隆寺から

5~6km歩いて行くのが主であったそうだ。

3~4年前に、私もこの4寺を歩いたが、とっても

趣があっていい道です。

 

かの有名な写真家、土門拳さんが長らく逗留して冬の室生寺(

雪の降るのを待って撮ったワンカットは、今でも秀逸な写真に

なっています。

 

室生寺近くの橋本屋別館で精進料理をいただき参拝に。

 

門前の橋

土門拳さんが逗留していた橋本屋本店

室生川

山門

 

そしてもう一人、この室生寺を愛でていた女流詩人、随筆家

白洲正子さんはこの地方を歩いて廻られ、十一面観音菩薩巡礼の

本の中で。

「凍てつく室生川の河原に、ときどき風花が舞うような夕暮れで、

境内には人影がなかった。

 女人高野の碑すぎて、山門にはいると、道は自然に右に

 折れ、ゆるやかな石段の上には金堂の屋根が見えてくる。

 この寺は狭い山地をたくみに利用して作られているが、

 登るにつれてなだらかな屋根の線が次第に姿を現して行く

 風景は、いつ見ても美しい。

 春はシャクナゲの甘い香りがただよい、秋は燃える紅葉に

 彩られる」

と水神の里の項で書かれている。

鎧坂の手前で虚無僧が尺八を吹いていた。

鎧坂と金堂の屋根

鮮やかな紅葉に彩られている境内

金堂前

ここには本尊、釈迦如来をはじめ十一面観音菩薩、十二神将など、所狭く仏像が

立ち並んでいる。

 金堂、本堂を参拝し、屋外最小の五重塔へ

本堂横奥には室生寺を女人にも解放し再興をした桂昌院の供養塔がある。

(桂昌院は五代徳川将軍綱吉の母)

さて帰るとぢますか

 

 

 

 

 

 

 


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