PICO's BLOG~きままな日記帖~

還暦+αな年代、気持ちはいつも現役世代 
なんでもチャレンジ、そんなPICOの備忘録
   

旅のつばくろ

2020年05月05日 06時34分09秒 | 読書

異常事態宣言が今月末まで延長された。

なんだか、気持ちまで暗くなりますが

もうひと踏ん張りしなければ・・・

 

で雨、曇り、晴れと変な天気の昨日は

久しぶりに本屋さん(行ってもいいのかな)に

出かけてみた。

何気に眼についた本を買ってきた。

 

沢木耕太郎さんのエッセイ集で、JR東日本車内誌

「トランヴェール」に連先されていたものの

単行本です。

 

自粛制限のかかっているご時世

せめて本を読んで、旅に出かけた気分を

味わいたいものである。

彼の今までに出かけた土地を40本あまり収録されており

すごく詠みやすい本です。

 

旅に出かける前、行く道中、着いた場所、

寄り道した場所等々で出会った人たちとの

ふれあい、出来事を軽快なタッチで

書かれていて、さも自分が出かけた気分を

味わえる、そんな本です。

 

 

そんなエッセイの中に北陸金沢があり、

ふと寄り道、立ち寄った名もなきお寺は

かの有名な松尾芭蕉が旧友を訪ねて立ち寄った

場所、しかし友は去年の冬に亡くなっていた、

そこで彼はこんな句を詠んだ。

「塚も動け 我泣声は 秋の風」

友の墓の前に詠んだ句で友の名は

小杉一笑。

その彼の時世の句が

「心から 雪うつくしや 西の雲」である。

(2012年金沢にて)

一笑の墓(一笑塚)

私もかれこれ10年前から3年かけて

歩いた奥の細道で、この墓を訪ねた、込み入った

場所に会って見つけるのに苦労した

ことを思い出した。

 

本の旅からリアルな旅に出たいものである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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