PICO's BLOG~きままな日記帖~

還暦+αな年代、気持ちはいつも現役世代 
なんでもチャレンジ、そんなPICOの備忘録
   

今週は晩秋の奈良へ

2015年11月27日 21時23分54秒 | 寺社めぐり

先週は京都冥界探訪で六道の辻や清水寺、清閑寺などを

廻ってきた。今週は奈良へ、仏教美術友の会の主催で

出かけてきました。

まずは、海龍王寺へ

こじんまりとしたお寺ですが、多くの国宝、重文を

所蔵されており、見どころいっぱいのお寺です。

山門から小さな参道をとおり受付へ行く。

国宝に指定されている小さな小さな五重塔、これが国宝かと

思うほどのものですが、貴重なものだそうです。

本堂内は撮影禁止ですが、本尊十一面観音菩薩立像をはじめ

文殊菩薩、毘沙門天画像など多数あり、素晴らしいです。

五重小塔(国宝)

土塀

 

 

次はわずな距離ですが奈良の繁華街のど真ん中にある西大寺です。

東大寺は小学生の高学年以上ならほとんどの人が知っている、行ったことが

あると答えるであろうが、ここ西大寺はそう知名度はないし、訪れる

人は少ない。

しかし東大寺を作った聖武天皇の子が作っただけあって、その昔は

寺領27万坪という広大な境内を有し、塔頭数は100寺を越超していた

いたそうである。本尊は京都嵯峨の清凉寺の釈迦如来をまねて

作られた釈迦如来立像で、衣のデザインが美しい。

脇侍は弥勒菩薩と文殊菩薩、その横には弘法大師、開基の興正大師像が鎮座

本堂の前の東塔はその礎しか残っていないが、古の大伽藍を彷彿とさせる

左隣には愛染堂があり、東には四王堂があり十一面観音菩薩立像が凛々しく

立っておられる。

 

 

 

時間がなくなったのでバスの中で昼食、ちょっと味気ないが、美味しい

柿の葉弁当です。

そして最後のお寺は秋篠寺です、ここがあきしのでらと読み、女性に

人気のお寺です、南門をくぐると苔が生えた境内は一気に心落ち着く

世界に誘う。本堂には何といっても、伎芸天像が人気です。

頭部は天平時代の乾漆づくり、胴部は寄木で鎌倉時代の作だそうで、

その顔を傾けた格好はいかにも女性好みの仏像だ。

本尊は薬師如来で脇侍は薬師三尊の日光月光菩薩、その周りには

十二神将が固めている。

さて帰るとしますか。