今日、学校で放課後の清掃をしていると、
「もう今年も冬だね~。物悲しいねぇ~」
と、窓から見える枯れ木を見ながらトモが溜息をついていた。
「・・・そうだけど、どしたの?トモ??えらくセンチじゃん?」
スズが勢い良くほうきでゴミを掃きながら言った。
「そー言えば、最近、カレ来なくなったねぇ」
私が最近気に掛かっていたことをさりげな~くトモに聞いてみると、彼女はあっさり、
「あー。あいつ?別れた・・・」
「えーーーー!!!なんでぇ~?あんなにアツアツだったのに?」
私とスズが驚いてそう叫ぶと、
「まぁ~、なんちゅぅの?好きなだけじゃダメと言うか・・・、それが分かったんだな~」
「意味不明・・・」と、私。
「え?それ以外に何が必要なのぉ?」と、スズ。
「いいじゃん。私のことは。それより、ハルナこそトオル君と上手くいってるの?」と、反撃を受けてしまった。
「いいじゃん。私のことは」と、言いながら、私はさりげな~く、目線を外した。
「・・・まさか進展なし?」と、トモ。
「・・・まさかエッチも・・・まだ?」と、スズ。
「・・・トオル君、もしかして、不能?」と、二人。
「・・・い、いいの。別にそんなことは!エッチはなくても愛はある・・・だもん」
(・・・多分。)
「おお~!おこちゃまが開き直った」と、どこまでも二人は攻撃の手を緩めない。
実はトオル君は最近、キスをしている最中、密かに手を胸の近くまで移動させてくるようになってきていた。
でも、私はそれこそさりげなく体をずらしたり、気を逸らしたりして、彼の手からスルスルと逃げてきたんだ。
キスから先に進めない原因は、私にある。
私はまだかずにぃときちんと話をしていない・・・
そして、トオル君にかずにぃとのことを言っていない・・・
未遂だったとしても、かずにぃに抱かれそうになったことは事実な訳で・・・
時折、本当にふとした瞬間に、あの日の夜の感覚が私の体に蘇ってきて、胸を熱くする。
まだ、過去の事だってふっきれていない自分がいる。
やっぱり、トオル君には言わない方がいいのかな。
でも・・・、それって、ズルイのかな。
「いいけどさ。後悔しない恋をしなよ!ハルナ」
トモが珍しく、大真面目な顔で言った。
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「もう今年も冬だね~。物悲しいねぇ~」
と、窓から見える枯れ木を見ながらトモが溜息をついていた。
「・・・そうだけど、どしたの?トモ??えらくセンチじゃん?」
スズが勢い良くほうきでゴミを掃きながら言った。
「そー言えば、最近、カレ来なくなったねぇ」
私が最近気に掛かっていたことをさりげな~くトモに聞いてみると、彼女はあっさり、
「あー。あいつ?別れた・・・」
「えーーーー!!!なんでぇ~?あんなにアツアツだったのに?」
私とスズが驚いてそう叫ぶと、
「まぁ~、なんちゅぅの?好きなだけじゃダメと言うか・・・、それが分かったんだな~」
「意味不明・・・」と、私。
「え?それ以外に何が必要なのぉ?」と、スズ。
「いいじゃん。私のことは。それより、ハルナこそトオル君と上手くいってるの?」と、反撃を受けてしまった。
「いいじゃん。私のことは」と、言いながら、私はさりげな~く、目線を外した。
「・・・まさか進展なし?」と、トモ。
「・・・まさかエッチも・・・まだ?」と、スズ。
「・・・トオル君、もしかして、不能?」と、二人。
「・・・い、いいの。別にそんなことは!エッチはなくても愛はある・・・だもん」
(・・・多分。)
「おお~!おこちゃまが開き直った」と、どこまでも二人は攻撃の手を緩めない。
実はトオル君は最近、キスをしている最中、密かに手を胸の近くまで移動させてくるようになってきていた。
でも、私はそれこそさりげなく体をずらしたり、気を逸らしたりして、彼の手からスルスルと逃げてきたんだ。
キスから先に進めない原因は、私にある。
私はまだかずにぃときちんと話をしていない・・・
そして、トオル君にかずにぃとのことを言っていない・・・
未遂だったとしても、かずにぃに抱かれそうになったことは事実な訳で・・・
時折、本当にふとした瞬間に、あの日の夜の感覚が私の体に蘇ってきて、胸を熱くする。
まだ、過去の事だってふっきれていない自分がいる。
やっぱり、トオル君には言わない方がいいのかな。
でも・・・、それって、ズルイのかな。
「いいけどさ。後悔しない恋をしなよ!ハルナ」
トモが珍しく、大真面目な顔で言った。
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