練馬区 すぎぶち ぴあの教室

都内のピアノ教室です。ピアノレッスンのことを綴った真面目なことしか書いていない、でも少し役立つかもしれないブログ。

3の指、聞き覚え、ノンレガート

2024年03月31日 | レッスン

 

 

 
こちらの絵、手前のワンちゃんがケンカをしています。
 
これでもちゃんとしたピアノの楽譜です。
曲のイメージが絵になっています。
 
 
この絵の曲は「こいぬたちのワルツ」といいます。
 
左右右でファソソと弾き始めます。
隣同士の音です。ぶつかっています。
 
 
この様子を絵にしたのです。
手前のダックスフンドはぶつかって、
「おまえ、あっちにいけよ~」
と言っているようです。
 
 
音楽は次に
左右右でミソソと弾きます。
鍵盤をひとつ開け少し離れます。
 
踊りやすくなった白いワンちゃんたち。
ケンカはしていません。
 
こうやってこの曲はだんだん音が離れて行きます。
 
 
これを3の指、ノンレガート、聞き覚えで弾きます。
腕を上から良く動かして、指の関節でしっかり支えて。
 
 
このような曲でも
ピアノを弾く指の支え、腕の動きを
作って行くことが出来ます。
 


 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

聞き覚えでノンレガート

2024年03月30日 | レッスン

 

 
 
できれば、音を読み始める前に
基本的な腕の動き、手首、指先は作ってしまいたいものです。
 
 
腕は肩甲骨から大きく動かす
手首はしなやかに、柔軟に
指は3つの関節が見えるように
 
 
鍵盤を腕の重さで下に下ろし、
次の音に進む時は手首で呼吸をしながら移動する、
ということです。
 
 
鍵盤に指だけ引っかけて弾いている内は
基本の動きが分かっているとは言えません。
 
 
 
基本の腕、手首、指先を作るためには
ピアノをたくさん弾くことです。
 
但し、正しく弾かなければ逆効果です。
ご自宅の練習では、レッスンでしたことを
よく思い出して再現して下さい。
 
 
 
たくさん弾きたくても、まだ音が読めていなければ
弾けないと思われるかもしれません。
 
これまでの一般的なピアノレッスンではそうだったと思います。
特に、一気にたくさんの音を習うことはないので、
習った音だけで弾くと、狭い音域の音しか弾けません。
 
 
しかし、腕の大きな動きから習い始めるメソッドでは
広い音域の曲を弾くことが可能です。
 
ノンレガートで弾きますので、
無理に音をつなげようとして力むこともありません。
 
 
音符が読めないのにどうやって曲を弾くか。
 
聞き覚えで弾くのです。
これは音を聞く力、暗記する力にもなります。
 
音符を読むようになったら
きちんと楽譜は読んでもらいます。
 
 
聞き覚えで弾く曲でとてもチャーミングな曲集があります。
 
Little Gems for Piano
アメリカのPaula Dreyerさんが作った曲集です。
 
体験レッスンで少し弾くこともできるほど
覚えやすく作られています。
 
音の動きに法則性があり、それに気付くと覚えやすいのです。
 
 
元々楽譜というのは、一音一音全て読んで
弾くわけではありません。
 
 
特に、ピアノの楽譜は両手で弾くので音符が多く、
一度に複数の音を押さえられる楽器ということもあり、
とにかく音数が多いのです。
 
 
そこで、読み方にコツが必要になります。
音型を見抜いたり、動きを要約したりするのです。
 
 
その第一歩を知ることが出来る曲集です。
 
 
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノンレガートで弾こう④ もりの月夜

2024年03月29日 | レッスン

 

 

 
上の動画は生徒さんとノンレガートの曲を
連弾しているものです。
 
 
この曲は私のオリジナルです。
 
 
生徒さんのパートは
前回ご紹介したヘンデルのパッサカリアのアレンジを
参考にしました。
 
 
 
私が使っているイリーナ・ゴリンさん著
「不思議な音の国」
には、生徒さんが曲を作るページがあります。
 
 
ピアノを習って数カ月から1年というお子さんが
習った音符とリズムだけで作るのです。
 
 
 
最初は大して期待しておりませんでした。
まだ音楽をよく知らないお子さんたちです。
そんなに曲らしくはならないだろうと・・
 
 
ところが、驚いたことに名曲がぞろぞろと誕生し、
ついに曲集としてまとめ、自費出版致しました。
 
 
生徒さんが作ったメロディーは4小節です。
それに手を加えることは一切せず、連弾曲にしました。
 
 
現在も新しい生徒さんにこの曲集を
レッスンで使い続けています。
手前味噌ですが、何度弾いても良い曲が揃っています。
 
 
子どもたちの力には驚きます。
 
 
 

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノンレガートで弾こう③ ヘンデルパッサカリア

2024年03月28日 | レッスン

 

 

 

こちらの曲は

以前、別の生徒さんが演奏したものをご紹介しました。

ノンレガートで曲が弾ける? - 真面目なだけのブログ

 

ヘンデルのパッサカリアによるファンタジアといいます。

 

ヘンデルがチェンバロのために書いた組曲の中から

編曲者がパッサカリアを選び、

現代風にアレンジし、親しめるものに作り上げました。

 

初めてピアノを習うお子さんや大人の方が、

良い音で弾く練習ができるようにと作られたものです。

 

 

何度弾いても私もこの曲は好きです。

ノンレガート期は連弾で講師と一緒に弾くことが多いです。

 

連弾をすることにより、ハーモニーを感じ取れたり、

曲の雰囲気が感じ取れるだけではなく、

呼吸をする意識を持つこともできます。

 

音楽に呼吸は不可欠です。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ノンレガートで弾こう② カノン

2024年03月27日 | レッスン

 

 

 
ノンレガートで弾ける曲は童謡だけではありません。
お子様も大人の方も弾いて楽しめるものが
色々と作られています。
 
 
上の動画はパッヘルベルのカノンです。
 
 
この曲のバス(低い音)はあるパターンを
終始続けているだけです。
 
 
鍵盤のドレミの場所を覚えるところまで
進んだ生徒さんでしたら
どなたでも弾くことが出来ると思います。
 
 
特に大人の方にこの曲は人気があります。
 
 
一緒に弾くと、弾いた感を味わっていただけます。
上の細かな動きは講師やピアノ経験のある方が弾きます。
 
 
こちらの動画と一緒に練習なさってみてください。
 
 
音は
ドー・ソー|ラー・ミー|ファ―・ドー|ファ―・ソー|
2拍ずつ伸ばして下さい。
 
 
腕を上から下ろし、3の指(中指)でまずは弾いてみましょう。
3つの関節でしっかりと腕の重さを支え
深く弾きます。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする