Haru S.の部屋

都内のピアノ教室です。ピアノレッスンのことを綴った真面目なことしか書いていない、でも少し役立つかもしれないブログ。

音の高低

2024年04月30日 | レッスン

 

 

 

音が高い方に上がる(上行)

低い方に下がる(下行)

これがわかることは、楽譜が読めるようになるためにも

鍵盤のドレミの場所が分かるためにも

必要なことです。

 

小さなお子様は高い低いの概念が

まだよくわからないので、

判断以前に、なんのことかわからないことがあります。

 

これは珍しいことではありません。

 

 

そのような時に

ちょっと面白いものがあります。

 

スライド式のホイッスルのような音で

だんだん高く吹いたり、低く吹いたりしたものがあります。

 

これを聴いてあてっこするのです。

 

音の先には「カエル」がいて

グワッ

と鳴きます。

 

 

その声が

 

ひ・ど・い

 

 

これはフランスのフォルマシオン・ミュジカルという

音楽の基礎力を付ける幼児向けのテキストにあります。

 

 

私の所では60分レッスンを全員の生徒さんに実施しております。

習い始めの生徒さんにはピアノを弾くだけではなく、

このようなものを通して音感、リズム感、様々な楽器を知る

ということも行っております。

 

 


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最初にする事

2024年04月29日 | レッスン

 

 

 

ピアノを始めて8回目のレッスンの5歳の生徒さんです。

 

音符の読み方は次回から始めるところです。

 

私はそれを始める前に

ピアノを弾く基本になる手の動きである

指の支え、柔軟な手首による離鍵、大きな腕の動き

この3点を重点的にレッスンしております。

 

そのために

広い音域を使ったり

黒鍵を使ったり

手を交差させたり

と言った曲を聞いて覚えてもらっています。

 

 

それ用の曲があるのです。

それを教本以外に使っています。

 

この曲はアメリカのPaula Dreyerさんが作った

聞き覚えのための曲集にある

「Moon Dust」という曲です。

 

この日は前日に初めて最後まで弾き、

その翌日が振替レッスンでしたので2日連続のレッスンとなりました。

この曲のレッスンはこの日が3回目です。

 

最後まで覚えたというので、練習なしで録画しました。

私は仕上がった曲を録画し

4月から1年間撮ったものをDVDにして3月に渡しています。

 

こちらの生徒さんは

初めから直すところが少なく、ほぼ初めからこのような弾き方でした。

指の支えもありました。

手首を蝶々が飛ぶようにと言っただけだったと思います。

 

音符を読み始める前にこのくらい手が安定していると

他のことに集中できます。

音符を読みながら手のことも、リズムも、強さも、気持ちも、

となると生徒さんは負担が増していきます。

 

なので、ピアノの進度は個人差が

とても大きいのです。

すぐに習得できないことは

家で何度も練習するしかありません。

 

 


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鍵盤を覚える

2024年04月28日 | レッスン

 

 

 

ピアノの鍵盤のドレミファソラシの場所を

覚えることは必ず必要なことです。

 

私はピアノを始めた時に

鍵盤の場所を覚える練習はした記憶がありません。

 

耳で聴いて今のは何の音かを判断し

自然にその音がする場所を覚えた気がします。

 

今のは「ミ」という音がしたから

この場所が「ミ」という鍵盤なんだと。

 

きっとそれが一番望ましい方法だと思います。

それにはピアノと遊ぶ時間が必要です。

 

私は勝手に弾いて遊んでいたような子どもでしたので

勝手に鍵盤の場所は覚えてしまったように記憶しています。

 

 

こんな子どもは珍しいタイプです。

多くのお子さんは鍵盤の場所やドレミの順番を

覚える必要があります。

 

ドレミの順番というのは

途中からでも言える、逆からでも言えるということです。

 

 

鍵盤の場所やドレミの順番を覚えるための

第1段階として必要なことがあります。

 

それは

音が上行しているか、下行しているかが聴いてわかること。

 

そして、次は

実際に往復で歌う練習、弾く練習をすること。

 

上行、下行が分かるためには

高い、低いを知る必要があります。

 

高い音に一音でも向かったら上行。

低い音に一音でも向かったら下行。

 

それを上のピエロの絵を見て当ててもらうことを

最初にしています。

 

もしこの方法で

上行、下行の意味が理解できない時には

ちょっと面白い方法があります。

 

これは次回に!

 

 


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コロンはこれにもなる

2024年04月27日 | レッスン

 

 

 

コロンの回転でこの曲も弾けます。

 

上の動画はピアニストのランラン。

けっこう有名なピアニストで実力があります。

 

彼が弾いているのは

ピアノの詩人ショパンが作った練習曲。

 

練習曲と言っても芸術作品です。

 

作品10と25の2集あり、

それぞれ12曲ずつあります。

 

皆さんがよくご存知の「革命」は

作品10の最後にあります。

Op.10-12とあったら「革命」のことです。

 

 

さて、上の動画で弾いている曲は

Op.10-5「黒鍵」のエチュードです。

 

エチュードは練習曲のことです。

フランス語です。étudeと書きます。

 

ショパンに関しては

ショパンのエチュードと言うことの方が多いです。

 

芸術的な作品の練習曲は

なんか、<エチュード>とみんな言っている気がします。

 

 

黒鍵のエチュードをオレンジでも弾けると言ったのは

バレンボイムというピアニストです。

指揮者でもあり、ピアノのマスタークラスのビデオも

たくさんあります。

 

回転のテクニックは

ピアノを弾く上では必須ということです。

 

まずは

「I love coffee」から始めてみましょう。

 

 


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コロンで弾ける

2024年04月26日 | レッスン

 

 

 

 

前回、ピアノは手を回転させる動きを使うことを書きました。

 

これは基本のひとつです。

よく使いますが、これだけで弾くわけではありませんので

間違われませんように。

 

 

さて、回転を使って弾く曲でカッコイイ曲があります。

上の楽譜がその冒頭部です。

 

ブルグミュラー25の練習曲を一人で譜読みできれば

十分、弾けると思います。

 

回転だけではなく、中間部は長い音でf(フォルテ)で弾きます。

そこはかとなく鳴り響くfを出すテクニックを使います。

 

決して力で叩いてはいけません。

身体の重さを使い、腕をしっかりと下ろします。

 

是非、チャレンジしてみて下さい。

 

 

 


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