Haru S.の部屋

都内のピアノ教室です。ピアノレッスンのことを綴った真面目なことしか書いていない、でも少し役立つかもしれないブログ。

聞き覚えでノンレガート

2024年03月30日 | レッスン

 

 
 
できれば、音を読み始める前に
基本的な腕の動き、手首、指先は作ってしまいたいものです。
 
 
腕は肩甲骨から大きく動かす
手首はしなやかに、柔軟に
指は3つの関節が見えるように
 
 
鍵盤を腕の重さで下に下ろし、
次の音に進む時は手首で呼吸をしながら移動する、
ということです。
 
 
鍵盤に指だけ引っかけて弾いている内は
基本の動きが分かっているとは言えません。
 
 
 
基本の腕、手首、指先を作るためには
ピアノをたくさん弾くことです。
 
但し、正しく弾かなければ逆効果です。
ご自宅の練習では、レッスンでしたことを
よく思い出して再現して下さい。
 
 
 
たくさん弾きたくても、まだ音が読めていなければ
弾けないと思われるかもしれません。
 
これまでの一般的なピアノレッスンではそうだったと思います。
特に、一気にたくさんの音を習うことはないので、
習った音だけで弾くと、狭い音域の音しか弾けません。
 
 
しかし、腕の大きな動きから習い始めるメソッドでは
広い音域の曲を弾くことが可能です。
 
ノンレガートで弾きますので、
無理に音をつなげようとして力むこともありません。
 
 
音符が読めないのにどうやって曲を弾くか。
 
聞き覚えで弾くのです。
これは音を聞く力、暗記する力にもなります。
 
音符を読むようになったら
きちんと楽譜は読んでもらいます。
 
 
聞き覚えで弾く曲でとてもチャーミングな曲集があります。
 
Little Gems for Piano
アメリカのPaula Dreyerさんが作った曲集です。
 
体験レッスンで少し弾くこともできるほど
覚えやすく作られています。
 
音の動きに法則性があり、それに気付くと覚えやすいのです。
 
 
元々楽譜というのは、一音一音全て読んで
弾くわけではありません。
 
 
特に、ピアノの楽譜は両手で弾くので音符が多く、
一度に複数の音を押さえられる楽器ということもあり、
とにかく音数が多いのです。
 
 
そこで、読み方にコツが必要になります。
音型を見抜いたり、動きを要約したりするのです。
 
 
その第一歩を知ることが出来る曲集です。
 
 
 
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