ノンレガートで弾いても手首が使えていると
立派に音楽を奏でることが出来ます。
上の動画は私の生徒さんです。
年長の夏頃からピアノを習い始めました。
この曲は初めての発表会で弾くために練習しました。
録画は4月の初めです。小学校に入る直前です。
習い始めて1年に満たなくとも
歌うような音で弾いているのが
お分かりいただけると思います。
これが従来の固定5指との大きな違いです。
固定5指というのは
真ん中のドに1の指(親指)を置き、
そこから順番にレは2の指、
ミは3の指と置いておくものです。
これでは手が固まり、音質が悪いだけではなく、
手を痛める原因になります。
習い始めからピアノを弾く体の使い方を身に付けていくと
小さな年齢の生徒さんでも
音楽的な演奏をすることができます。
ここで、もうひとつ大事なことがあります。
手首だけ動かしていれば
このような音になるわけではないのです。
腕の重さを使うことを忘れてはいけません。
鍵盤を叩くことなく、まずは鍵盤を下に下ろすこと。
これがはじめの一歩です。