Haru S.の部屋

都内のピアノ教室です。ピアノレッスンのことを綴った真面目なことしか書いていない、でも少し役立つかもしれないブログ。

みんなの曲、集めた!

2025年03月21日 | 不思議な音の国

 

 

 

 

不思議な音の国の教本では

習った音とリズムでメロディーを作ります。

 

上巻では3回、下巻で1回あります。

 

 

習いたてのお子さんに曲を作ってもらった経験が

この教本を使うまで私にはありませんでした。

 

無理だと思っていたからです。

 

ところが、予想外に子どもたちは

心揺さぶる名曲を自力で作って来ました。

 

私がこうした方が良いのでは?

とは絶対に言いません。

 

 

音楽の雰囲気を表すために

できるだけ編曲をして生徒さんにプレゼントしています。

 

作った時から題名がついている時もありますが、

多くは無題の状態で編曲をしていますので、

あとからついた題名とチグハグな時もあります。

 

生徒さんにイメージに合わなくて

ごめんね、という気持ちになります。

 

 

上の動画をお聞きいただけると

気付かれると思いますが、短調の曲が多いのです。

 

これは私も最初は驚きました。

 

しかし、これには理由があります。

 

教本に短調の曲がたいへん多いからです。

一般的な導入教本は長調ばかりです。

それは子どもは楽しい音楽、明るい音楽が好きだろう

というステレオ思考によるものです。

 

実際は短調の曲だからわからないとか、

好きではないということは全くありません。

 

 

音楽は楽しいことを表すだけのものではなく、

人の様々な気持ちを表すことのできるもの

ということをこの教本は大切にしています。

 

 


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「不思議な音の国」あめんぼ

2025年02月03日 | 不思議な音の国

 

 

ピアノを弾いていて

指が動かないな、と思うことがありましたら

あることに気を配ってみると良いです。

 

 

それは、腕の高さ。

 

 

まずは、椅子の高さの設定。

 

手を鍵盤に置いた時に

白鍵と肘の高さが大体同じになるように

椅子の高さを調整します。

 

肘が鍵盤より少し高くなる分には良いですが、

鍵盤より下がってしまうのは良くありません。

 

なぜなら、腕の重さが鍵盤上に

載せられなくなるからです。

 

 

ピアノは指の力で弾くと思っている方が

いらっしゃるかもしれませんが、

そうではありません。

 

腕の重み、体の重さを使って音を鳴らします。

 

さらに、腕が下がるということは、

指先で自分の腕を支えていない、ということでもあり、

これで弾くと音は100%汚くなります。

だらしのない音になってしまいます。

 

腕を支えられないからと

鍵盤の奥に指や手首で反動をつけて弾くのもNG。

音が揃わず、雑な音になります。

 

 

と、いうことで

 

腕を自分で支えてピアノは弾く

 

これは最初の基本です。

 

水の上に腕を浮かすような感覚です。

それを自力でします。

 

 

上の画像の曲を弾いている生徒さんに

プールで腕を浮かすように、と言いましたら、

お風呂でよくやる、と。

 

そしてそのあと、その生徒さんは

「あめんぼみたいに?」と言いました。

 

おっ、わかりやすい!と思いました。

 

 

この曲で初めて3音のレガートを練習します。

 

腕が落ちていると手首も下がり、

指で無理矢理つなげてしまいます。

 

指だけで弾いてしまうと、指も腕もカチコチになり

滑らかには弾けなくなります。

 

さらに、速いパッセージを弾くことは

不可能になります。

 

この曲では2小節目の最後と3小節目の最初に

同じ音を次に指使いを変えて弾く所があります。

 

この時に手首の小さな動きで指を変えます。

教本では「ちょうちょう」の動きと言っています。

 

 

さらに、5、6小節目の音型は、

手を前に丸めていくような動きになります。

 

私がカタツムリの殻みたいに丸く動かすと言いましたら、

生徒さんは

「ダンゴムシみたいな?」と。

 

おー、これもこちらの方が合ってる!

 

 

1か所、黒鍵が出てきますが、

この時も注意が必要です。

白鍵を端の方で弾かず、黒鍵のそばで弾くと

スムーズに弾けます。

 

お猿のイラストがありますが、

これはレガートを腕の横の動きを使って弾く

という意味で、弾く指に腕の重さを

移していく意味です。

 

全音符の様な長い音符でも弾きながら

腕を横にゆっくりと動かすと、

音が歌うように伸びてくれます。

 

 

というわけで、

たった8小節の曲に、どのように手を使い

音を出すかがいくつも詰まっています。

 

不思議な音の国は、

音を作り出す手の使い方を短い曲の中で

集中的に行います。

 

そのような特徴を持った教本です。

 

 


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きれいなクリスマス

2024年12月25日 | 不思議な音の国

 

 

「不思議な音の国」の教本で生徒さんが作った曲です。

 

今年の夏からピアノを始めた小1の生徒さんです。

曲の名前を付けてきてと言いましたら、

「きれいなクリスマス」と。

 

メロディーも美しいと思います。

曲を作る時には、

こうしたら?とか、こっちの方がいいんじゃない?とか

手伝うことはしません。

 

私がすることは、作ってきたメロディーを

連弾曲にアレンジすること、他の楽器のアンサンブルに

アレンジすることだけです。

 

「きれいな」とあるので

綺麗なイメージを壊さないようにと思い

アレンジしましたら、なんだか

FFの曲っぽくなってしまいました。

 

あちらの方がもっと素敵ですが

 

私は元々アレンジは苦手です。

学生の時にその授業が必修でありましたが、

吹奏楽の経験もなく、どの楽器とどの楽器が

合わさったらどんな音色になるかさっぱり

わかりませんでした。

 

ソロのピアノ曲を連弾や2台ピアノにアレンジする

アンサンブルの授業もありました。

 

センス良くアレンジする人は必ずいて、

どこからそのような才能は生まれるのだろうと

感心しました。

 

 

それから20年位は、たまに楽譜のない曲の

伴奏譜を作ったりする程度でした。

 

それがフォルマシオン・ミュジカルの課題を

生徒さんたちと週に何度も聴いている内に

オーケストラや室内楽で楽器たちが

どのような役割をしているかわかってきました。

 

そして、この生徒さんの曲を連弾曲に

アレンジするということを何気にしてみましたら、

学生の頃より少し出来るようになっていたのです。

 

出来ると言っても、

プロのアレンジャーや作曲家から見たら

素人の仕事だなと思われると思います。

 

自分でも

もっと効果的にメロディーが映えるようにとか、

音楽の世界観が作り出せたらとか、

音楽理論的な間違いがないようにとか、

目指してはいますが、

まだまだチョチョイと出来る域には達しません

 

 

 


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生徒さんの曲

2024年12月16日 | 不思議な音の国

 

 

当教室ではピアノレッスンの導入教本に

「不思議な音の国」を使っております。

 

腕の大きな動きを使い、鍵盤の上から腕を下ろし、

柔軟な手首、しっかりと腕を支えられる指先を

作って行く教本です。

 

美しい音、音楽になる音で

ピアノが弾けるようにするためです。

 

 

さて、この教本の上巻には

習った音、リズムで曲を作るページがあります。

 

私は生徒さんが作ってくれた曲に伴奏を付け、

他の楽器のアンサンブルヴァージョンも作り、

生徒さんにプレゼントしています。

 

 

作曲専攻ではないので、素人のアレンジ同然ですが、

生徒さんが作ったメロディーに伴奏がついた時の変化を

楽しんでほしいと思って作っています。

 

 

今回の生徒さんは小1。

音を読み始めた時に、

ト音記号の「レ」とヘ音記号の「シ」の区別がつかなく

そこで少し時間がかかりました。

 

しかし、そのことが必ずしもマイナスと言うことはなく、

その間に手の使い方、音の出し方を

じっくりとすることができました。

 

逆に、音がどんどん読めてしまって手の力みが全く取れないと

ピアノを弾くことは厳しくなります。

 

 

楽器は初めから正しい奏法を身に付けることが必要と

私は考えております。

 

音楽に興味があり、好きなら、

少し時間がかかるようなことがあっても

乗り越えられます。

 

その時に必要なのは、

講師の力より親御さんの温かな支えです。

 

 

今回曲を作った生徒さんは、自分ですぐに曲名を付けました。

「かなしいライオン」

 

曲名があると伴奏を考えやすいです。

でも、そのイメージを壊さないようにと思ってしまって

逆にイマイチになってしまう私のアレンジ・・

 

んー、修行が足りない・・

 

 


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生徒さんの曲

2024年11月24日 | 不思議な音の国

 

 

ピアノ導入教本「不思議な音の国」には、

生徒さんが作曲をするページがあります。

 

習った音とリズムでメロディーを作ります。

私が手伝うことは一切いたしません。

 

 

今回は、この夏からレッスンを始めた

小1の生徒さんの曲をご紹介します。

 

 

生徒さんが作ったメロディーを

連弾用と他の楽器のアンサンブルヴァージョンの

2パターンに編曲しました。

 

大体いつもそのようにして

生徒さんにプレゼントしています。

 

この段階では習った音とリズムは

シドレ、4分音符・2分音符・全音符です。

この限られた音でメロディーを作ります。

 

さらに両手でメロディーを受け渡す形です。

右手だけでメロディーを弾くのではありません。

 

この教本では、

上巻はこの形でピアノを弾きます。

奏法はノンレガートのみです。

 

腕の重さを使って音を鳴らす基本を

上巻で徹底させます。

 

下巻はレガート、スタッカート、アクセント、テヌートの

奏法を身に付けます。

 

記号の意味だけ覚えて弾く本と異なり、

奏法を徹底して身に付けられるよう曲が作られています。

 

楽器は習い始めがとても大事です。

体験レッスンを受けただけでも

間違えた奏法を覚えてしまうほど、子どもたちは

吸収が速いです。

 

楽器演奏は机の上の勉強と異なり、

体を使って音楽表現をするものです。

 

音の読み方を覚えただけでは弾けないのです。

 

表現のためには、

良い音で無理のない奏法が必要です。

音楽が好きな気持ちを失わないためにも、

最初から正しい奏法を身に付け

自分の世界を表現してほしいと思います。

 

 


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