Haru S.の部屋

都内のピアノ教室です。ピアノレッスンのことを綴った真面目なことしか書いていない、でも少し役立つかもしれないブログ。

ピアノはどんな楽器?

2024年03月17日 | レッスン

 

 

 

 

ピアノは鍵盤を触るだけで、音は出ます。

どんな弾き方をしても音は出ます。

 

実はこれがピアノの問題点です。

 

触っただけで出る音はピアノ本来の音とは言えません。

伸びのない乾いた音は音楽にはならないのです。

 

ヴァイオリンを習う人はボーイングの練習が必須です。

それがなければ安定した美しい音は鳴らせないからです。

ボーイングで正しく腕を使えるようにしていきます。

 

管楽器を習う人はロングトーンの練習をします。

やはり安定した良い音で演奏できるようにするためです。

 

 

ピアノはどうでしょう。

実はヴァイオリンや管楽器、

声楽の人たちがしていることを飛ばして

すぐに曲を弾いてしまっています。

 

これでは美しい音で音楽を奏でることは困難です。

無理のある弾き方では表現が乏しくなるだけではなく、

長くピアノを続けることも難しくなります。

 

自分の音がつまらないと感じたら

弾く楽しみが、そのうち薄らいで行くかもしれません。

 

 

ピアノも美しい音で演奏するためのメソッドが

実は存在します。

 

日本ではその方法が知られることなく

長年ピアノレッスンが行われて来ました。

 

ピアノは大きな楽器です。

その大きな楽器を鳴らすためには

指だけの奏法では無理があります。

 

ピアノを弾くためには、

体、腕、手首の使い方があります。

それは初めてピアノを習う時から

覚えていくことが出来るのです。

 

あとから直す困難さを考えると、

初めから正しい奏法で習った方が良いはずです。

 


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