練馬区 すぎぶち ぴあの教室

都内のピアノ教室です。ピアノレッスンのことを綴った真面目なことしか書いていない、でも少し役立つかもしれないブログ。

3点セット

2024年05月30日 | 不思議な音の国

 

 

ピアノを弾く時には指・手首・腕が使えていないと

良い音は鳴りません。

 

指は3つの関節で(親指は2つ)腕の重さを支え、

腕は上から下ろし鍵盤に重さを載せ、レガートの滑らかさを作り、

手首は離鍵する時に音が自然に消えるように使う。

 

この3点はセットです。

 

それを最初のレッスンから行うのが

「不思議な音の国」の教本です。

 

生徒さんにはこの3点を

消しゴム鉛筆、スライム、蝶々

と言ってレッスンをしています。

 

この3つは同時に使います。

これが基本の音になります。

ここから様々な発音法を習得して行きます。

 

自分が感じたものを音にして

表現するために必要なもののひとつと考えています。

 

上の動画の生徒さんは

ピアノを始めて8回目のレッスンの様子です。

 


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聞き覚えを音名で弾いてみよう

2024年05月29日 | レッスン

 

 

音符を読み始める前に

ピアノを弾く身体の使い方を覚えてしまいましょう。

 

完璧ではなくとも良いのです。癖は少しずつ直していけます。

しかし、体の使い方を習わず音符だけ読むレッスンを受けてしまうと

あとから修正することはたいへんな困難を伴います。

 

なので、私は音符を読み始める前に

3カ月くらいの時間をかけ、

指先、腕、手首を3点セットで使えるように

聞き覚えで曲を弾くことからレッスンを始めています。

 

その時に弾いてもらっている曲のひとつに

「こいぬたちのワルツ」という曲があります。

 

レッスンを始めて1カ月以内に弾ける曲です。

この時には音名は一切言いません。

あの3点セットに集中することが目的です。

 

「不思議な音の国 上巻」では音符を読むページに入る前に

線の音、間の音、ステップ、スキップをやります。

この時に鍵盤の名前がよくわかっていないと

音符を読む仕組みが理解できても弾くとなると上手く行きません。

 

そこで、最後の総仕上げとして

音の跳躍が大きい「こいぬたちのワルツ」を

音名を歌いながら弾きます。

 

上の動画の1’54”辺りからその曲を弾いています。

3点セットに気を付けながら綺麗な音で

音名を歌いながら弾きましょう。

 

 


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鍵盤を覚える④

2024年05月28日 | レッスン

 

 

 

鍵盤のどこが何の音かを覚える方法として

童謡を音名で歌いながら弾いてみましょう。

 

曲の最初から最後まで弾こうと思わず、

わかりやすい所から練習を始めると良いと思います。

 

 

「かえるのうた」は往復の音型が出てきます。

ノンレガートで3点セットを身に付けている時期ですので、

レガートで無理に弾かないようにします。

 

両手を使い、このように分けて弾くのはいかがでしょう。

指は全て3の指です。

 

かえるの うたが  ドレミファ(右手) ミレド(左手)

きこえて くるよ ミファソラ(右手) ソファミ(左手)

くわっくわっくわっくわっ ドドドド(左手)

けろけろけろけろ くわっくわっくわっくわっ ドレミファ(右手) ミレド(左手)

 

鍵盤の端に指を引っかけて弾かないように気を付けて下さい。

腕の重みを鍵盤にしっかりと載せるために

鍵盤の真ん中あたりを弾きましょう。

 

 


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鍵盤を覚える③

2024年05月27日 | レッスン

 

 

 

どの鍵盤が何の音かは早く覚えてしまいましょう。

音感も育ちます。

 

音感が育たないと耳で音の判別が出来ず、

常に鍵盤を目で見てどこを弾いているか確認してしまいます。

 

これは音数が多いピアノという楽器を演奏するには

たいへんな労力を伴い、やがて困難になり

ピアノを弾くことが大仕事と化します。

 

そんな事態を回避するためにも

習い始めにご自宅で親御さんが

ほんの少しのお手伝いをしてあげて下さい。

 

鍵盤を指さして「この音、なあに?」でも十分です。

もっと音楽と共に覚えたい時は童謡がわかりやすいです。

 

これまで、小さなお子さんがよく知っている

「ひげじいさん」「チューリップ」を紹介してきました。

 

最初から曲の全てを弾く必要はありません。

音が隣へ順番に動いている所を

音名を歌いながら弾きます。

 

 

弾く時は3点セットを忘れずに!

3点セットは

指先、腕、手首です。

3つの骨で腕の重さを支え、深く弾き、音が自然に消えるように

という意味です。

 

子どもたちには

消しゴム鉛筆、スライム、蝶々

とレッスンで伝えています。

 

今日ご紹介するのは「ぶんぶんぶん」

 

ぶんぶんぶん が ソファミ

途中の鍵盤から始まり、下行形です。

最初はこの部分だけで良いと思います。

 

もしもっと弾きたそうでしたら

往復の音型+跳躍(スキップ)になりますが

はちがとぶ レミファレド

を加えても良いかもしれません。

 

レミファを右手、レドを左手で弾くと慌てず弾けると思います。

 

ただし、ノンレガートで練習をしている時期ですので

この音型をレガートで弾かないこと。

レガートは音をつなげればよいのではなく、

つなげ方があり、片手で弾くと手首の回転がこの場合は必要になります。

なので、必ずノンレガートでゆっくりなテンポで行ってください。

 

習い始めが一番大事な時期です。

絶対に無理矢理弾かず

綺麗な音で弾こうとしている時に、お家の方はたくさん褒めて下さい。

 

 


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鍵盤を覚える②

2024年05月26日 | レッスン

 

 

 

小さいお家の下には3つの部屋があります。

ドレミ

 

この3音は比較的覚えやすいと思います。

 

童謡「チューリップ」はこの音を使います。

さいた、さいた が ドレミ、ドレミ です。

 

途中は少し難しいので無理に弾く必要はありません。

無理に弾いて手に良くない癖が付くよりは

歌だけにしておいた方が良いです。

 

曲の最後

きれいだな は ミミレレド です。

下行形です。

ここは是非弾きましょう。

 

音の順番は上行形・下行形とも覚える必要があります。

音楽は様々な音型で動くからです。

 

すぐ弾ける!と思うかもしれません。

大事なことは、ただ弾くのではなく

美しい音で弾くことです。

 

腕の重さを指の3つの骨で支え、

スライムに指を埋めるように深く弾き、

離鍵は蝶々の手首。

 

この3点セットをいつも忘れずに!

 

 

 


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