５月８日（日） 西日のヤグルマギク

　”西日のヤグルマギク”

　四月から引き受けた自治会の仕事が入り始めました。
昨日旅行から帰ってさっそく各班長さんに配りもの。
　今日は自治会対抗交流ソフトボウル大会。
　そのあと交流会。
　五月晴れの空のもと、ビールを沢山飲みました。

　帰ったらもう家の中には西日。
　昨日配りものをした時に頂いたヤグルマギクを置いてみた。
　　

　

信州へ（２） 小野の御柱

　５月３日。３泊４日の旅のまだ初日です。

　長野県諏訪の御柱祭は、昨年行われました。
秋には小宮の御柱も各地で行われました。
　カミサンの実家、辰野町小野地区の御柱祭りは
　一年遅れた５月に行われているのです。

小野の御柱 ２

　お祭りの形はほとんど同じですが、
　曳かれる道の風景が違います。
　車がようやくすれ違えるような道幅の道。
　地元の人以外は通らない道を曳かれて行くのです。

小野の御柱 ３

　これは御柱の後姿。
御柱の進行方向を制御するのに大切なのが、
後方の綱係りなのです。

見物人は人の家の庭先や敷地を歩くのは全くおとがめなしです。

小野の御柱 ４

　　”記念写真”

　御柱は少し進むとすぐに休憩になる。
「１０分休みます」と言ったのに、
もうそろそろと思った頃、「出発は１５分です」
とあと１５分延長。
　そんなことは誰も問題にしない。
今のうちに記念写真を撮ろうと御柱の先頭に人が集まる。
「お婆ちゃんまたげる？」若い衆に気遣われながら
めったに入ることのない綱の中に入って記念写真。

　こうしてみると血筋とは良く似るものよ。
それぞれの体に７年に一度のお祭りの年輪が刻まれていく。

小野の御柱 ５

　　”子供木遣り”

　子供の可愛さは全国一律だ。

小野の御柱 ６

小野の御柱 ７

小野の御柱 ８

　　”長持かつぎ”

　信州以外ではこの長持があまり知られていない、
　と分かったのは最近です。

　桧の長い柱に長持を吊るし、両方で担ぐと柱がしなり長持が揺れます。
　長持に四角い穴が開けてあって、
　柱からハの字に取り付けられた二枚の板が穴の壁をこすり、
　長持が揺れる度に、ギコ、ギコと豚が大声で鳴くようなそれは大きな音が出るのです。

　私が小学生の頃、中学生たちが、自分たちで長持を作って大人の真似をして
　ギコギコ鳴らして遊んでいたのを思い出します。

小野の御柱 ９

　長持は、地域の一軒一軒を回り庭先で踊りを披露したりして、
　ご祝儀をもらいます。

　これは八木節を踊っているところ。
　♪スッチョイ スッチョイ スッチョイな
　♪スッチョイバケツが13銭 安いともったら底抜け

　調子が良くて替え歌も沢山ある。
　小学生が歌うと親に怒られたりした。

小野の御柱 10

　祭りの日の地区の道。
　まだ春が浅いことが分かります。

小野の御柱 11

　　（カミサン作マーク）

　ここからはカミサンの撮った写真です。
　セレクトは一方的に私がしました。

小野の御柱 12

　並ばせて撮ってる。
　やるな。

小野の御柱 13

　今回、カミサンの目線が落ち着いているのを感じる。

小野の御柱 14

　カミサンの実家の裏庭から。
小学校の桜の向こうの道を右から左に
御柱が引っ張られている。

　どこのお宅も畑の中まで車が、
　お客に来た人たちの車だ。
　非日常的風景です。