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蕎麦パスタ  ピッツォッケリ (ロンバルディア州ソンドリオ)

2014年07月22日 | 日記

ロンバルディア州ソンドリオ県の県都、ソンドリオ。
人口2万人の小さな町です。雨が降っていたので他に行く予定を変更して行って見ました。
行く途中で「どんな町かな」とネットでチェックしてみたら、ほとんど日本語のサイトがない。あっても「見るものはほとんどありません」などと書いてあるorz
でも行ってみると、小さな町で、教会周辺は路地しかないんだけど、その入り組んだ路地の石畳のデザインが秀逸で、公共建築の前にはちょっとした飾りが作ってあったり、モダンな噴水があったりと、工夫して飾っていて、歩くとかなりおもしろい町です。


県庁は重々しい立派な建物。市役所は16世紀の軽やかな外装の建築です。教会は表は新古典様式、中はバロックで、けっこう大きい。この地方の銀行の本社がいくつかあります。
この辺の名物が、ピッツォッケリ(pizzoccheri)というパスタで、どこに行けばあるのかわからないので、町の真ん中の広場に面したホテルで作ってもらいました。蕎麦粉と小麦粉でつくったタリアテッレです。なぜそんなパスタかというと、長野で蕎麦を食べているのと同じ理由で、小麦が獲れなかったためです。それにじゃかいもと細切りキャベツが入ってバターとチーズで合えています。
お味のほうは、蕎麦が強すぎて、ちょっと素人にはお勧めできません。冷えたら食えないな(たいていのパスタは冷えたら食えませんが)。もう一度食べたいとは思えませんでした。


「テルマエ・ロマエ」 イタリアのテルメ

2014年07月18日 | 日記


ボルミオにも、紀元1世紀、帝政ローマ時代からのテルメがあります。まあプールなんですけどね。
平たい顔族代表として、行ってきました。かなり平たいので立派に代表が務まったと思います。平たい顔族なんか私しかいません。「世界のこんなところに日本人」ですよ。
この町で一番立派な施設です。8つのプールに3つのサウナ。でもこれって、スーパー銭湯とほとんど同じなんですけど。打たせ湯ばっかりだし。
まあ雪を頂いたイタリアアルプスの峰々を見ながら、ふやけるほどプールにつかるというのもなかなか乙なものでげす。
20エウロという料金が適当なのかどうかはよくわかりませんが、5つ星ホテルでもこれだけのプールはないので、よしとするか。

 

 


ボルミオ

2014年07月16日 | 日記

ミラノから電車で2時間半、バスに乗り換えて1時間ちょっとのスイスとの国境に近いボルミオという町に来まして、おとといから山ごもりです。
2,000~3,000メートルの山に囲まれた小さな町です。

 


村はかなり古く、14世紀くらいからの建物がたくさんあります。15世紀末には神聖ローマ皇帝マクシミリアンが来たとか。ミラノの北端のカソリックの牙城として、プロテスタント勢力への対抗を期待されていたらしい。


町の真ん中には川が流れていて、度々洪水になったとか、そうした厳しい生活のためにまちなかに結いが発達して、各々の結いが紋章をつくって、近年まで助け合い生活をしていたんだそうです。
標高1,200メートル、みんな長袖です。てゆーか、セーター着てる人がいるんですけど・・・

 


アレーナ・ディ・ヴェローナのトゥーランドット 7月12日

2014年07月14日 | 日記

外は雨。近くのリストランテでたっぷり開演時間後までゆっくりして重役出勤。
天気予報通り雨が上がったので、午後10時18分開演。
なぜこんなことをするかというと、公演キャンセルしたら、数千人分のチケット払い戻しになるので大損害が出るということで、チケットには「小雨決行」と書いてあります。11時半までは開演待ちするという説も。1音でもオケが鳴らしたら、払い戻しはしないそうです。
この日のパフォーマーのMVPは指揮者のダニエル・オーレンで、第2幕からは遠慮なしに、オケが付いてきて欲しいところは「ジャジャジャーン」とか「ギャー」とか「ゲー」とかがなりたてながら振ってました。わたしは前から4列目だったので、結構指揮振りを笑いながら見ていました。


リューのマリア・アグレスタはすばらしかった。アレーナが静まりかえっていました。
この舞台は、ゼッフィレッリのスカラ座・MET共同制作の豪華絢爛な名舞台を、横長のアレーナの舞台にあわせて拡大して人数を3倍くらい載せたものです。衣装は和田エミ。
細かい演出まで、ほとんど一緒です。ただ大きく違うのが、METだと女性の着物の長い袖を振って優美な群舞になっているのですが、ここは屋外であることを勘案してか、布を持ってやってるんですよね。これが妙に目立つなあと・・・


まあ、鉄板演目なので大受けしていましたが、きのうのバティストーニがいかに見事だったかということを再確認できた演奏でした。
第1幕、第2幕を続けて演奏して、翌日0時40分終演。偶然というのは恐ろしいものでw、出口で加藤浩子さんと遭遇。 ブラ広場のカフェで飲んだので帰りは2時過ぎに・・・

加藤さんのレポート

野外オペラで雨に降られると~ヴェローナ音楽祭「トゥーランドット」


祭りだワッショイ@アレーナ・ディ・ヴェローナ

2014年07月13日 | 日記


日本でも活躍する若き俊英バティストーニ指揮の「仮面舞踏会」。初めて聞いたのですが、すばらしいです。大振りな指揮でオケをぐいぐい引っ張って、メリハリのある音楽を聴かせてくれます。
最後のリッカルドが死ぬところは思わず感動。加藤さんが押す理由がよくわかりました。「ビバ・マエストロ」の声がかかってましたね。


アメリアのホイ・へーも初めて聞いた。みんな指揮に釣られていい感じで盛り上がってました。
演出は新演出で、徹頭徹尾「仮面」を強調した演出。3つの回転舞台を使ってボストン総督リッカルドの部屋、レナートの家は転換なし。


合唱団多数。リッカルドに敵対する陰謀者が100人くらいいるんだもんなあ、あれじゃ逃げ切れないよなー。


2幕の「ここは恐ろしい場所」は、ぽっかりと満月がかかってすごくいい雰囲気になっていました。ホイ・へーが、リッカルドとレナートがアメリアを逃がす相談をしている後ろで、舞台でつまづいて転んでいた。
とにかくバティストーニのヴェルディを堪能させていただきました。
偶然というのは恐ろしいものでw、幕間に客席で加藤浩子さんと遭遇。

加藤さんのレポートはこちら

完璧な1日~ヴェローナ音楽祭、バッティストーニ指揮、メーリ主演「仮面舞踏会」