One Little Museum

日々の制作や思いついたことなど…

せつない想い

2007年05月30日 | Museum
この絵はわかる人にはわかるでしょうが、ある写真をモチーフにしています。
儚げだけれど芯が強そうな、そんな美しさを持った女性だと感じたので絵にしてみたかったのです。

(Jpeg/300dpi/A4)

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鏡の中の青いドレス

2007年05月29日 | Museum
鏡を使った構成の絵画っていくつかありますよね。
代表的なところではベラスケスの「ラス・メニーナス」などがそうでしょうか。

鏡って上手く使えばとても効果的な小道具ですよね。
虚と実が交差するところに、何かシャーマニズムの雰囲気もありますしね。

(Jpeg/300dpi/A4)

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クリスタル#1

2007年05月28日 | Museum
絵を売り出そうと思っているせいもあって、CG作品を気合いを入れて描いてます。
この絵もそうです。

なんだか今までとは違う感じですが、これは下絵の鉛筆画を「十分完成品!」といえるほど描き込んでから加工したせいでしょう。
結構良い感じですよね。
顔がなんだかルネサンス絵画みたいになっています。

背景はいかにもCGですね。

(Jpeg/300dpi/A4)

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Don't be afraid

2007年05月28日 | Museum
何かを描くというより、情景の一部分を切り取る…というような絵にしてみたくて描きました。
こういうシリーズもいいかもしれません。

他の絵と並べると、ちょっと違和感がありますか?

(Jpeg/300dpi/A4)

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Dancing in the moonlight

2007年05月27日 | Museum
だいぶCGイラストっぽくなってきましたね。
この描き方にも慣れてきて、結構、面白いです。

背景の補色を考えた色の取り合わせなど、コンピューターならではの試行錯誤ができるので、思い切った色遣いができますし、これは実際に絵の具で描く時にもフィードバックされると思います。

(Jpeg/300dpi/A4)

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ダンサー

2007年05月26日 | Museum
CG女性画シリーズ第二弾!
技法は前の絵と同じ、鉛筆画をパソコンで加工したものですが、よりCGらしい背景になったと思います。
ダンサーの情念を表現しようとしてあれこれやっているうちにこうなりました。

出力はキャノンのスーパーフォトペーパー(シルキー)にすると、とても良い感じです。
ただ縁が出るのがちょっと不満です。

P.S. 背景を全面的にやり直しました。あれこれごちゃごちゃしているより、この方がかえって絵が引き立つ気がします。(5/27)

(Jpeg/300dpi/A4)

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言いだせなくて

2007年05月25日 | Museum
見ておわかりだと思いますが、ひとつ前の絵とそっくり…。
というのも、その絵を元にデジタル処理して色をつけたCG画だからです。

やはりモノトーンでは寂しかったということもありますが、今後、CGで作った作品を商品として売り出すつもりなので、その第一弾として加工してみたという面もあります。

描いた絵を売るとしても、なぜCG画か…というと、それが版画のように複製可能だからです。
つまりオリジナルが手元に残るんですよね。

将来、個展を開けるほどになればまだしも、今の段階でオリジナルを手放したくないという気持ちがあって、これまでチャンスはありましたが、その部分で絵を売り出すことには躊躇がありました。
でもCGでも販売してくれるところを見つけたので、その線で販売用の作品を作ることにしたわけです。

基本は手描きの鉛筆画(これが適度なアナログ感を与えてくれて、最初からパソコンで作った絵と違ったテイストがあるようです)。
それをパソコンに取り込んで色や効果を加えて仕上げていくわけですが、これが案外面白い!
この路線をもっと推し進めてみたら何か新しい世界が見えそうです。

(Jpeg/300dpi/A4)

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女 ~赤い背景~

2007年05月24日 | Museum
今日、画材店に行った時に薦められたということもあり、今度、展覧会に絵を出すことに決めました。
そこで「さてどんな絵を描こう…」と考えていた時、なかなかアイデアがまとまらなかったので、とりあえず「基本はデッサン!」とばかりウォーミングアップがわりにクロッキー用スケッチブックに描き始めたのがこの絵です。
大きな絵を構成する時に要素のひとつにでもなればという軽い気持ちで描き始めたので、ほんの落描き程度だったのですが、描いているうちに入れ込んできて、最後に赤いパステルでアクセントをつけてしまいました。

(クロッキー用スケッチブック/B5)

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誘惑

2007年05月24日 | Museum
赤をベースに緑を点在させたような強い色彩の絵にしたくて、思い切って水彩ならではのにじみとぼかしを作ってみました。
本当はもう少し鮮やかにしたかったのですが、手順が悪かったのか、くすんでしまいましたね。

ジャンセンの絵を見て確信したんですが、やはり自分は色彩によってムーラダーラ・チャクラからマニプーラ・チャクラあたりがムズムズするような絵が描きたいので、まだまだこの路線の探求は続けなければ…と思っています。

ところでこの絵は悪魔(ルシファー)が女(イブ)を誘惑しているイメージが元になっているんですが、ごらんの通り、聖書の物語とは状況がちょっと違っています。
これは私個人の体験に基づくフィルターが入ったためですが、そういうものを紙やキャンパスに定着させてこそ芸術作品としての「絵画」なのでしょうね。
後はどれほど伝わるか。
それによって価値が決まってくるのでしょう。

誘惑しているのは果たして悪魔なのか、それとも女なのか?
なぜ二人の間には深い谷があるのか?
女は歩み出そうとしているのか、それとも去りゆこうとしているのか?

この画像ではわかりにくいですが、悪魔はよく見ると切ない顔をしているんです。

(ラングトン/F6)

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膝を抱く少女

2007年05月23日 | Museum
よく鉛筆で描いた絵をそのまま活かせる描き方が無いかな…と考えます。
下描きのつもりで描いた鉛筆画が結局、自分なりに一番しっくり来ることがが多いためです。

でも単なる水彩画では鉛筆画の感じとは違いますし(いい悪いではなく)、かといって鉛筆画のままでも色彩に乏しくて満足できません。

ところが今日、ジャン・ジャンセンのペン画を活かしたシンプルかつ美しい色彩の絵を見ていて、ひょっとして「これがヒントかも…」と思いました。
そこで早速カラフルなにじみを活かした画面を作って描いてみたのがこれです。

なかなか面白い感じだと思います。

しかしそれにしてもジャンセンの色彩感覚には脱帽です。
これまであまりよく知りませんでしたが、目標とする画家を見つけた感じがしました。

(マルマンスケッチブック/S160)

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放浪の魔術師 ~Wandering Wizard #1~

2007年05月22日 | Museum
これは一種の願望ですね。
放浪の旅。
魔術師という怪しげな人種。
背景は一部写真を参考にしましたが、おおむね自分のイメージがモチーフです。
これからも「放浪の魔術師」シリーズを描いていこうと思っているので、とりあえず「Wandering Wizard #1」です。

水彩にしては、くすんだような厚ぼったい感じがあると思いますが、描き方がいつもと違います。
最初にグリザイユ画法のようにインジゴブルーとウォームセピアを使って影をつけ、トーンを整理しました。
その上に着色していきましたが、緑の部分には、やや場違いな補色(ピンク系)も混ぜつつ多めの色彩を散らしていきました。
色彩がバラバラになってきたため、統一感を出すため、ダークレッドを加えたイエローオーカーを薄く全体にグレーズしました。
最後に仕上げで、かなり濃いめのパーマネントホワイト(ガッシュ)で部分的に輪郭とトーンを強調しました。

たぶん厚めの塗りとグレーズとガッシュのホワイトのせいで、透明水彩らしからぬ厚ぼったさになったのだと思いますが、個人的にはなかなか面白いなと感じています。
緻密さはありませんが、なんかバルビゾン派の風景画のような、あるいは18世紀~19世紀頃のイギリスの風景画のようなトーンがあるのでは…と思ったりします。

(ラングトン/F6)

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5月の朝 ~ポール・シャバのモチーフによる~

2007年05月18日 | Museum
これは見てわかる方もおいでかも知れませんが、ポール・シャバの「9月の朝」という絵を元に描いたもので、まあ一種の模写です。

逆光の裸婦が魅力的だったので描いてみたのですが、どうでしょうか?

風景画をメインに描くつもりで買ったラングトンですが、やはり裸婦を描いてしまいました…。

(ラングトン/F6)

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こぼれそうな想い ~Stay with me~

2007年05月17日 | Museum
しばらくぶりの更新になりましたが、実際、この絵を仕上げるのに3日ほどかかってしまいました。
アクリルです。

これも実物や写真を見たままに描いた絵ではなく、自分の中のイマジネーションを元に描きました。

彼女を信じていると言いながら、でも一抹の不安が隠せない…そんな想いがモチーフですね。
自分の手の中に収まらず、飛び出して行きそうな赤いミニドレスの女。
でもどうしようもなく惚れてしまっている想いが黄色いオーラ。
こちらに微笑んでくれているけれど、体は向こうに向いている…なぜ?

いろんな部分に何らかの意味を持たせて描くことを象徴主義というのでしょうか?

ところでこの画像も携帯のデジカメなのでオリジナルに比べ、色もあせてがさつな感じだし、形も若干歪んでもいます。残念ですね。

(ホルベインスケッチブック/F6)

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A kiss in the memory

2007年05月13日 | Museum
テーマは「記憶の中のワンシーン。追憶のキス…」というところでしょうか。
イメージですけどね…。

ともかく、象徴主義ではありませんが、こういう風な絵を描いてみたくて、まずは習作を描いてみました。

画材は水彩絵具、アクリル絵具、アクリルラッカーなどあれこれ使っています。ミックスト・メディアということになるんでしょうか。
特にラッカースプレーはフワッとした金の要素を入れたくて使ってみました。
描く際に、頭の隅にグスタフ・クリムトのイメージがあったせいでしょう。

(マルマンスケッチブック/S160)

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自画像

2007年05月12日 | Museum
数ヶ月ぶりに自画像を描いてみました。
木炭で描き、最後にパステルで全体的に色をつけました。

本来は誰かをモデルに描きたかったのですが、特に誰も身近にいなかったので「たまにはいいか…」と自分を鏡で見ながら描きました。

レンブラントではありませんが、定期的に自画像を描いていると、その時々の思想や技量や画法などの変遷が良くわかって面白いです。

今回は「シンプルでサラッと、でも勢いよく」がキーワードかな。
そう言えば、ここのところマネやベラスケスみたいな筆致に憧れていますね。

(ホルベインスケッチブック/F6)

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