ここのところ忙しくもあり、精神的にもゆっくり絵を描く時間がとれないのですが、そんな中でやむにやまれぬ衝動で描きました。
前に女性の絵じゃなきゃ…というようなことを書きましたが、考えてみると男性をテーマとした絵でも昔から好きで描いていたジャンルがありました。
よく教科書の隅に落描きしていた、憧れのロックミュージシャンの絵です。主にギタリストですけどね。
私自身、ずっとハードロック系のバンドをやってきてロックギタリストは第二の本性のようになっているのですが、なぜかこれまであまり絵には描いていませんでした。でもようやくそういうテーマの絵を描くことにしました。
本当に個人の趣味で描いている女性画はこちらの気持ちに余裕がないと綺麗には描けない気がするのですが、ロックミュージシャンなら焦りでも何でもエネルギーにして描ける気がしたのかもしれません。(雑になってはいけませんけど)
とはいえ、この絵も、何度も筆を放り出しそうになりながら描き上げました。
最初は淡彩風に軽く仕上げようと思ったのですが、やっぱり満足できず、でも思ったように絵が深まらず、色も薄っぺらな気がして、もうやめようかと思ったり、半ばやけくそで絵の具をぶつけたり水をかけたりもしましたが、「つまらないと思ったら破って捨ててしまうのではなく、そのつまらない部分を何とかして面白くする」という千住博(絵の師匠がいない私にとって心の師匠のような存在です)さんの言葉を思い出しながら、どうにかここまで辿り着きました。
結局、水彩画のつもりがアクリルや色絵筆やパステルも動員しました。
そんなにいい出来だとは思っていないのですが、最初の一歩です。ここから上を目指します。(あらためて見ても下手だなあ…削除しようかな…いや、これも修行修行)
ちなみにモデルにしたのはレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ。
ロックというイメージを体現するのに最適だろうと思ったのでツェッペリンのサードアルバムを聴きながら描きました。
でも私の最愛のギターヒーローは、何と言ってもリッチー・ブラックモアなんですけどね!
それはそうと、レスポールはラインがあまりにもセクシーで難しく、その反面、魅力的なギターです。ストラトならごまかしもききますが、レスポールはそうはいかない。
ちょっと女性のボディラインと共通する気がします。
(マーメイド水彩紙/F6)
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(追記)
絵を修正しました。
すみません、上にごちゃごちゃ書いてますがそれは作品の出来への言い訳です。
自分でも見苦しいと思ったので、絵、そのものをデジタルで修正しました。
いじったのは主に色です。
強くて不快なコントラストが逆に気持ち良くロックしてませんか?ちょっとすっきりしました。
(CG/300dpi)
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