One Little Museum

日々の制作や思いついたことなど…

動かないで!

2008年08月30日 | Museum
久しぶりに水彩画です。
部分的に色鉛筆を加えています。

モデルは娘と愛犬のランディ。

初めてイラストボードに描いてみましたが、水張りしないでいいのは楽ですね。
でもちょっと高いかな。

(イラストボード/B3)

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Watching(ポストカード・ヴァージョン)

2008年08月29日 | Museum
以前描いた鉛筆画なんですが、この度、ちょっとした事情でポストカード化することになって、やや構図を変えたり色を加えたりしました。
するとなかなか面白くなったので、アップロードしてみます。

ここのところミュージシャンをモチーフにし始めたら、女性を描く機会が減ってきて、「あらら…」と思っています。

まあこれも流れです。

(CG/はがき大)

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The Masters of Rock Vol.3

2008年08月29日 | Museum
「神」です。

前回のイングヴェイが、それなりに力を入れた割には出来がいまひとつで(手を入れるつもりですけど)、リベンジリベンジ。

また違う描き方でいこうと、今回は鉛筆画を元にしました。

さあどうでしょう?
モデルはHR/HMフリークには涙が出そうな、あのマイケル・シェンカーです!!

モノトーンのみで仕上げるのも良かったのですが、少しエモーションが欲しくて、赤を加えました。

(CG/300dpi)

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The Masters of Rock Vol.2

2008年08月27日 | Museum
こないだジミー・ペイジを描いて以来、どうしてもロックミュージシャンの絵を続けて描かなきゃ…と思っていました。
ある意味、あの絵は試行錯誤の中で偶然出来上がったような絵だったので、今度は意図的に描かなきゃあれがステップにはならない気がしたのです。

そこで2日ほど前から描き始めたのがこの絵。
ようやくできました。

この絵の手描きの元絵はアクリル絵具だけで描きました(F6)。透明水彩のように下地の色を活かすというより、絵の具を水に溶いたりそのまま使ったりしながら、どんどん塗り重ねていくやり方です。何だか、意図せずアメリカのファンタジー系のリアルイラストに近いタッチになりました。アルバムジャケットによくあるような感じでしょうか。

それをさらにデジタルで少しいじって、こうなりました。

ところでモチーフはハードロックギターの王者(とわが国では呼ぶ)イングヴェイ・マルムスティーンです。(本来、リッチーを描くところをイングヴェイを描いたというこのひねり具合。我ながら素直じゃないなあ)

サイケな要素もあるツェッペリンは赤や緑が飛び交いますが、王道ネオクラシカルのイングヴェイは何と言っても黒が基調。絵としてはやや地味だったかな?

(やや修正 8/29)

(CG/300dpi)

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The Masters of Rock Vol.1

2008年08月24日 | Museum
ここのところ忙しくもあり、精神的にもゆっくり絵を描く時間がとれないのですが、そんな中でやむにやまれぬ衝動で描きました。

前に女性の絵じゃなきゃ…というようなことを書きましたが、考えてみると男性をテーマとした絵でも昔から好きで描いていたジャンルがありました。
よく教科書の隅に落描きしていた、憧れのロックミュージシャンの絵です。主にギタリストですけどね。

私自身、ずっとハードロック系のバンドをやってきてロックギタリストは第二の本性のようになっているのですが、なぜかこれまであまり絵には描いていませんでした。でもようやくそういうテーマの絵を描くことにしました。
本当に個人の趣味で描いている女性画はこちらの気持ちに余裕がないと綺麗には描けない気がするのですが、ロックミュージシャンなら焦りでも何でもエネルギーにして描ける気がしたのかもしれません。(雑になってはいけませんけど)

とはいえ、この絵も、何度も筆を放り出しそうになりながら描き上げました。

最初は淡彩風に軽く仕上げようと思ったのですが、やっぱり満足できず、でも思ったように絵が深まらず、色も薄っぺらな気がして、もうやめようかと思ったり、半ばやけくそで絵の具をぶつけたり水をかけたりもしましたが、「つまらないと思ったら破って捨ててしまうのではなく、そのつまらない部分を何とかして面白くする」という千住博(絵の師匠がいない私にとって心の師匠のような存在です)さんの言葉を思い出しながら、どうにかここまで辿り着きました。
結局、水彩画のつもりがアクリルや色絵筆やパステルも動員しました。

そんなにいい出来だとは思っていないのですが、最初の一歩です。ここから上を目指します。(あらためて見ても下手だなあ…削除しようかな…いや、これも修行修行)

ちなみにモデルにしたのはレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ。
ロックというイメージを体現するのに最適だろうと思ったのでツェッペリンのサードアルバムを聴きながら描きました。
でも私の最愛のギターヒーローは、何と言ってもリッチー・ブラックモアなんですけどね!

それはそうと、レスポールはラインがあまりにもセクシーで難しく、その反面、魅力的なギターです。ストラトならごまかしもききますが、レスポールはそうはいかない。
ちょっと女性のボディラインと共通する気がします。

(マーメイド水彩紙/F6)
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(追記)

絵を修正しました。
すみません、上にごちゃごちゃ書いてますがそれは作品の出来への言い訳です。
自分でも見苦しいと思ったので、絵、そのものをデジタルで修正しました。
いじったのは主に色です。
強くて不快なコントラストが逆に気持ち良くロックしてませんか?ちょっとすっきりしました。

(CG/300dpi)

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決断

2008年08月20日 | Museum
いつもとはややテーマが違います。
これも鉛筆画を加工したものです。
ある仕事で必要に迫られて描いたのですが、どうもその仕事自体は無くなりそうです…。

ま、それはともかく、たまには女性以外も描きましょう。(あまり楽しくなかったけど、まあ仕事だから)

(Jpeg/350dpi/A4)

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君の横顔(colored version)

2008年08月18日 | Museum
鉛筆画はシンプルなところがいい…などと言っていながら、パソコンに取り込んで加工してみました。
実はこれ、他のサイト用にCG画を作る必要に迫られた時に試した方法のひとつで、結構気に入っているやり方なのです。

絵そのものはほとんどいじらないのですが、いくつもレイヤーを重ねながら色をあれこれ足していって全体の雰囲気を盛り上げていきます。
どうしてもデジタルの色なので過剰気味になりがちですが、なかなか面白いものに仕上がります。

でもこれも、元の鉛筆画をしっかり描き込んでいないと単なるデジタル塗り絵になってしまいますので、そこは手描きをおろそかにはできません。

(Jpeg/300dpi/B5大)

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君の横顔

2008年08月18日 | Museum
ここ2~3日、いろいろやることがあってお盆休みといってもなかなか絵が描けなかったので、トレーニングのつもりで鉛筆画を描いてみました。

使ったのはHB・2B・4Bの3本ですが、まあそれだけで十分かもしれません。
鉛筆画っていろんな余計なものがくっついてこないシンプルな感じが好きです。

私にとって、特にアクリルなどで絵を描く時は、どちらかというと「絵を作る」っていう意識があって、行為そのものが描くという範疇を越える気もするのですが、鉛筆はその点、子供の頃の落描きの延長ですね。
構えないでいいので、ホッとします。

(マルマンスケッチブック/S140)

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水浴

2008年08月13日 | Museum
今日、オフィスで時間つぶしに描きました。
主に青の水彩色鉛筆で描いています。
ちょっとだけペンテルの白の水彩絵具を入れていますけどね。

絵としては、落描きの延長みたいなものですけど、なかなか新しい絵をアップできないので、とりあえず載せておきます。

(マルマンスケッチブック/S160)

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まなざし

2008年08月11日 | Museum
これはアキーラで描いてみました。
とにかく心機一転という感じもあって、「美しい女性を描こう」ということだけがテーマだったんですが、さすがに想像で描く気にもなれず、何か参考になるような写真が無いかな…と探してみました。
そこで気持ちに引っかかってきたのがペネロペ・クルスの写真でした。

ペネロペはアングルによってはそうでもないのですが、ハマッた時の美しさはハンパじゃありませんよね。

ところでアキーラですが、なかなか描きやすい画材です。
アクリルに近いですが、発色はもっといいかも。
この絵は水彩的に描きましたが、重ねても色が綺麗です。またアクリルはいったん乾燥するともう削り落とすぐらいしかできませんが、アキーラは部分的に溶かすこともできますので修正などもやりやすいです。(パレットなどの後始末も楽です)

また伸びがいいので、水彩絵具として使えば、少しの量で広い範囲をカバーできます。経済的でもありますね。

メディウムがもっと充実していればいいのでしょうが、その辺はアクリルと併用すればいいかなと思っています。

(マーメイドスケッチブック/F6)

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捨てる神あれば…

2008年08月10日 | Monolog
最近、非常に精神的にショックなことがあって「絵を描く気にもなれない…」という状態があったのと、昨日本番を無事終了しましたが、長崎の原爆犠牲者慰霊平和記念式典の進行の仕事をしていて多忙だったということもあり、なかなか絵を描けていませんでした。(10号大の絵を半分ほど描き上げていたのですが、中断状態です)

しかしそんな中にあっても悪いことばかりじゃなく、神様に感謝したいようなこともありました。

おととい帰宅したら埼玉のクサカベさんから荷物が届いていました。
といってもクサカベさんという名前に覚えはありません。
何だろうと思って開けてみると、何と、クサカベさんとはあの絵の具メーカーのクサカベで、中身は新製品のアキーラという絵の具のセットでした。

そういえば少し前にある懸賞に応募したことがあったのを思い出しました。
これはその当選の賞品だったのです。

アキーラとはアクリルが進化したような絵の具で、発色が良く乾燥が緩やか、かつ完全乾燥後はとても堅牢になるということで興味はあったのですが、何せド貧乏画家であり、300円程度の水彩絵具のチューブ一本買うのに悩むような状態ですから、とても試せなどしませんでした。

本当にこれは神様からのプレゼントだと思いました。

実は半年ぐらい前にもルフランの水彩絵具とスケッチブックのセットが当たったこともあり、そのスケッチブックはA4サイズのブロック綴じということもあって、とても重宝したものでした。

あ、思い出した。
その前にも、描けばそのまま絵本ができあがるような、製本された形式のスケッチブック(マルマン)が当たったこともありました。

我ながらよく当たっているなあ…。

買えばどれも数千円はするようなものばかりですので、これは本当に神様が応援してくれているのだと信じて頑張ります。

これからしばらくはアキーラを試してみたいと思います。これも何かの縁なので、使い勝手が良かったら、今後、メインの画材にします。
ちなみに写真のアキーラの背後の絵は、昨日から描き始めた絵の下絵です。
まずはこれを仕上げます。

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好きな画家 その2~ディエゴ・ベラスケス

2008年08月04日 | Monolog
まだ本物を目にしたことはないけれど、いつかは必ず見たいと思っている絵画はいくつもあり、その中でも筆頭に近い存在が、ディエゴ・ベラスケスの「ラス・メニーナス」。
言わずと知れた世界三大名画のひとつですね。

ベラスケスは大好きな画家です。
いかにもバロックというドラマチックな写実性も、ため息が出るほど見事ですが、やはり最大の魅力は、あの魔法のようなタッチでしょう。
小さな画集ではよくわからなかったのですが、実物大で印刷した美術本で見た時に、はっきりとわかりました。

目の前30cmばかりで見ると、それは具象画というより抽象画に近いものです。大きな画面に飛び散った絵の具のシミ。輪郭線もなく、素早い筆の動きが生のまま残されています。
ところが本を壁際に置いて徐々に遠ざかっていくと、ある距離に達したとたん、単なる絵の具のシミが一瞬にしてリアルな質感を持ち、ひとつの像となり、この上ない具象画として胸に飛び込んで来ます。
ハッとするほど魔術的で鮮やかな感動。
それはニ百年後に現れる印象派の筆触分割をはるかに超えたものです。たとえば偏執的な計算をして色をキャンバスに配置していったスーラも、結局は表面的な色彩の世界で右往左往していたに過ぎませんが、ベラスケスの深さは、その卓越したタッチを、絵を描き上げるための単なる手段としか考えていなかったところにあります。
言い換えれば、ベラスケスの独特なタッチは対象を深く描写し作品の芸術性を高めるために有効なものですが、それ以上に自己を主張することはないのです。

その証拠に一瞬にして網膜上に結ばれた像からは、それが人物ならその背景に、その性格・趣向、さらには人生までもが浮かび上がってきますが、同時にタッチの異様さは画面からきれいさっぱり消え去っています。

絵画とは、たとえば写真とは全く違うもの。
絵の具や筆やキャンバスなどという物質と画家の卓越した技術と精神性が融合した創作芸術です。
写真は写真家が目の前にある光の情報を切り取ったり味付けしたりしながら作品を創り上げるものですが、絵画は画家が視覚イメージをもとにゼロから創り上げるもの。
現実を素材にして彫りこんでいく彫像と、幻想を素材に創り上げる塑像ぐらいの違いがあります。
ベラスケスの作品を見ると、そんなことを思ってしまいます。
だからベラスケスは「画家の中の画家」と呼ばれるのでしょう。

光の扱いが得意な画家、フォルムを捉えるのが上手い画家、色彩感覚の優れた画家、構成力が群を抜いた画家、細密描写に長けた画家など、それぞれの分野を見れば名人的画家は数多くいますが、それらすべてを兼ね備えた上に高い精神性を感じさせ、なおかつ誰も真似できない独特のタッチを持つ画家といえば、まず第一にベラスケス。
そのぶっ飛び方は尋常ではなく、まさに天才としか言いようがありません。(初期の作品は伝統的なタッチで描かれていますが、それでも作品の迫真性は飛びぬけています…)

スペイン美術を特徴とする長崎県美術館は、プラド美術館と特別な提携関係にあり、日本ではここでしか買えないというプラド美術館のミュージアムグッズなども売っているのですが、その縁でぜひとも「ラス・メニーナス」の特別展示をやってくれないかな…と夢想したりしますが、サッカーのワールドカップで日本代表がスペイン代表に勝って優勝する方が簡単かも。

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モデルの横顔

2008年08月03日 | Museum
いつも持ち歩いている携帯用の小さなスケッチブックが残り一枚になっていたので、何か軽く描いてみようと思って描いた絵です。
サイズが小さいので全身じゃなくてバストショットぐらいの画角にしようと思いました。

画材はカラーインクです。バーントシェンナとチタニウムホワイトのアクリル絵具を加えています。
カラーインクで描くと、どうも、おとなしいイラストって感じになってしまいます。「色で描く」っていうより「色を塗る」っていう意識になってしまうせいでしょう。

F0のスケッチブックは使ってしまいまいしたし、次はもう少し大きめの絵を描きます。
メインの画材は、アクリルか透明水彩絵具かは決めてませんが、この絵より奥行きのある仕上がりにしたいと思います。

(マーメイドスケッチブック/F0)

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Passion in Gold

2008年08月02日 | Museum
水彩画です。
少し前に20号サイズのアクリル画を立て続けに描いたので、大きな紙が無くなったのと、ややアクリル絵具が乏しくなってきたこともあり、ここのところ透明水彩絵具で小振りなサイズの絵を中心に描いています。
まあこの絵はF6なので中ぐらいのサイズでしょうか。

たかが紙とはいえ、良い紙だと全紙大の一枚で安いスケッチブック一冊ぐらいの値段になるので、そうおいそれと補充できないのです。

ところで、この絵は紫を基調にしてみようと描き始めました。
それとアクセントカラーで入れているのが、ガッシュのパールゴールド(ホルベイン)です。パープルの地に映えるのではないかと思って入れてみました。
画像ではわかりにくいのですが、光に透かすと金箔のようにキラキラ輝いて、なかなか面白いです。

(マーメイド水彩紙/F6)

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