One Little Museum

日々の制作や思いついたことなど…

Venus

2008年03月31日 | Museum
色彩におぼれないように…じゃないですが、私の好きな色彩画家達もデッサンが抜群に上手かったことを考えると、色でごまかす絵は描きたくないので、日常的にデッサン・トレーニングは欠かさないようにしたいと思います。

…というほど大げさでもなく、実は好きで描いているだけなんです。

これはパステルで描いてますが、こういうスケッチ風のデッサンを描くのは楽しいです。

この絵は後々、薄い衣を着た女性の絵を描こうと思って、その構想を練るためにスケッチし始めたもので、ダイソーで買った子供用のらくがき帳に描いてます。

ただ描いた後、着色したい衝動がふつふつと沸いてくるのは困ったものです。

(らくがき帳/A4)

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Answer Me

2008年03月30日 | Museum
ここ3~4日で描き上げました。

ネタをばらすと、元は高岡早紀の写真なのですが、そのまま描いても芸が無いし、また似顔絵を描く気もなかったので、ポーズ以外は色も含めて好き勝手に変えて描いています。
カドミウムイエロー、カドミウムレッド、プルシャンプルーといった原色系にビリジャンを主に使っています。
ポーズも静的で大人しい絵になりそうだったので、強い赤でアクセントを入れてみました。

ところで、部分的に、しばらく前に東急ハンズに行った時に見つけたスパッター用の網を使って、エアブラシ風に絵の具を散らしてみました。
隠し味程度ですのでよくわからないかもしれません。

歯ブラシなどを手で弾くよりきめ細かい散布ができて、思ったより使えそうです。今後、あれこれと試してみたいと思います。

(マーメイド水彩紙/F6)

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緑の中で

2008年03月27日 | Museum
久しぶりに絵をアップしました。
こないだF6のスケッチブックを買ってきたので、それに描きました。

F6サイズはまあ中型といっていいかもしれませんが、小さな紙に描くよりものびのびできて楽しいです。

ところでこないだからプルシャン・ブルーとビリジャンの組み合わせが何となく気に入っていて、この絵でも多用してしまいました。
まだまだ追求の予知があると思うので、どんどん使っていきたいと思います。

(マーメイド水彩紙/F6)

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緑の時

2008年03月23日 | Museum
これもまあホセ・ローヨの模写ではあるのですが、何だか、全然別物の絵ですね。
良いか悪いかはともかく…。

でも模写を通して色遣いを学んでいるような気はします。
これまで自分が使っていた色とやや違う系統の色だったりするので、そこは勉強になります。(とはいえ、オリジナルの色を再現しているわけでもなし!)

(マルマンスケッチブック/S160)

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風の中で

2008年03月22日 | Museum
現代スペインを代表する人気画家にホセ・ローヨという人がいます。
光と色彩にあふれた美しい女性画を描き続けている人で、下手をすると俗になりがちなジャンルを、卓越した描写力と構成力で感動的な芸術作品に仕上げる腕前はまさに現代美人画の巨匠という感じです。

もちろん私もホセ・ローヨが大好きで、以前からその画風に憧れていたのですが、真似ようとしても、いかんせん尻込みするばかりで…。
でも今回思いきって模写してみました。
とはいえ、全然、出来はオリジナルの足元にも及びません。
(油彩画を水彩で模写するというのも無理がありますけど…)

描いてさらに巨匠の凄さを実感。
あの軽やかさ、はじける色、まぶしい光、モデルの表情、しぐさ。
どうしてあんなに描けるのだろう?

でも一歩踏み出したからには少しでも巨匠に近づくべく研究・努力あるのみ!

(マルマンケッチブック/A4)

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窓辺の裸婦

2008年03月20日 | Museum
コンテチョークで描いてます。
軽いスケッチですが、描いておきたいシチュエーションだな…と思って描きました。

そのうち水彩かアクリルで描き直すかも知れません。

(クロッキー用ケッチブック/B4)

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紅い手袋の女

2008年03月20日 | Museum
特にモデルを想定しないで女性を描いたり、あるいはモデルの顔立ちが今ひとつ気に入らずに自分なりに変えてしまうことはよくあるんですが、そういう絵を人に見せたら「沢尻エリカを描いたの?」と言われることが結構あります。

確かに沢尻エリカの顔立ちはとても好きです。

そこでいっそのこと沢尻エリカを描いてみよう…とネットで見かけた写真を元に描いたのですが、逆に本人に似せようと思ったらイメージは遠ざかるもの。
不思議ですね。(単にデッサン力の不足と言えなくもない)

サッと描いた鉛筆デッサンにおおむね「イエローオーカー」「プルシャン・ブルー」「カドミウム・レッド」の三色で色をつけてみました。

P.S.ちょっと気になるところがあったので、やや手を入れました…。

(マーメイドスケッチブック/F0)

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振り向いた彼女

2008年03月19日 | Museum
最近は忙しくて、きちんとした絵をなかなか描けないのですが、それでも毎日、落描きする感じで、クロッキー風のデッサンはしてます。

例えばこの絵などがそれですが、ここのところ軽いスケッチを多く描いているせいか、我ながら、どうも着彩よりドローイングに興味がシフトしている感じはしますね。

(クロッキー用ケッチブック/B4)

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Baby Jane

2008年03月13日 | Museum
昼間、ふと色鉛筆で落描きした女性の横顔が我ながら良くて、家に戻ってからそれをトレースして水彩紙に写し、パステルである程度描き込んだ後、透明水彩絵具で着色して仕上げました。

イエローからブラウン系の暖色で全体を整えた分、アクセントとして寒色のプルシャン・ブルーを枠や字やシャドウに使いました。
普段はブルー系はウルトラマリンやコバルト・ブルー、セルリアン・ブルーなどを使うんですが、今回はロマンチックな濃いブルーのプルシャン・ブルーで通しました。

「Baby Jane」はロッド・スチュワートの曲の名前。
何か絵にタイトルをつけようと思った時に思い浮かんだものです。

(マーメイドスケッチブック/F0)

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青いワンピース

2008年03月12日 | Museum
自分なりに面白い描き方を探っていて、こんなになったという絵ですが、下描きは黒のコンテチョーク、透明水彩絵具で色をつけ、色鉛筆とパステルでさらにアクセントをつけたというもの。
小さいスケッチブックに描いた習作です。

コンテチョークは細かい描き込みで表すより、トーンや筆致で対象を描写しようという気になる画材で、それが上手く活かせないかと常々思っています。

この絵の場合、色が案外はっきり出ていて、色彩的にも、こんな描き方も可能性があるな…と思わせる感じがあります。

(マルマンスケッチブック/S160)

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ブラウス

2008年03月11日 | Museum
これもコンテチョークです。
ブラウスを描こうと思って描いてみたものです。

昨日まで二泊三日で東京に行っていて、なかなか絵をアップできませんでした。
この絵は昨夜帰ってきてから衝動的に描きました。

(クロッキー用ケッチブック/B4)

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暗い部屋で

2008年03月07日 | Museum
最近、ペンシルタイプのパステルが気に入ってよく使っているのですが、いつも使っている机の上には、すぐ手が届くところにコンテチョークも置いてあります。

パステルの軽さとは違い、粘り気のあるコンテチョークの味もなかなか捨てがたいので、今回は黒・赤茶・白のコンテチョークで描いてみました。

後で絵の具を使って本格的に仕上げるべく、エスキースのつもりで描いたスケッチです。

印象派の明るい色彩には惹かれるものの、もともとレンブラントやベラスケス、カラバッジョが好きだということもあり、時にバロック風の明暗のコントラストが強い絵が描きたくなります。

これも意識したわけではありませんが、描いている内に背景を暗くしたくなって、こんな絵になりました。

(デジカメで撮ったのですが、アップした画像は、ちょっと白っぽくなってます。本来はもう少し暗くて赤茶が強く、表面ががさついた感じです)

(クロッキー用ケッチブック/B4)

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光を浴びて座る女

2008年03月05日 | Museum
正直、そんなにいい絵ではないですが…まあ、せっかく描いたのでアップします。

もともとウェブで見かけたジェニファー・ロペスの写真に気を惹かれて、それを見つつ描いたのですが、似顔絵的にはあまり似てませんね。
ポーズと光の具合を描きたかったので、まあ似てなくてもいいでしょう。

基本的に鉛筆で描いてます。

それでやめても良かったのですが、色鉛筆で色をつけ、さらにホワイトのアクリル絵の具でハイライトを加えました。

鉛筆で描き込んだ上に色鉛筆で着色すると、どうしてもくすんだ感じになるので好きではないのですが、色をつけたい誘惑にはなかなか勝てません。

(マルマンスケッチブック/S160)

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ウォッチング・ユー

2008年03月04日 | Museum
パステルや色鉛筆を使いたいところを、グッとこらえて、鉛筆だけで描いてみました。
やはりデッサンの基本は鉛筆かな…と思ったので。

かつてアングルとドラクロアが有名な「形態(線)VS色面(色)」の争いをして以来、形と色は対立するもののように思われている傾向があります。
しかも20世紀以降、どちらかというと色彩の方が芸術的に優位にあるようです。
でも、実は表裏一体ですよね。

例えば色の開放・独立を訴えたフォーヴの代表的存在マティスの色はたしかに強烈。
でも裸婦は裸婦とわかる「形」で描いています。
マティスはデッサンの達人ですからね。

そして現代美術によくある、色彩だけを理論的に突き詰めていった絵のつまらないこと…。

色彩豊かな絵は大好きですが、本質を捉えた優れたデッサンもまた非常に気持ちいいものです。
そのどちらも備えた絵なら、さらに気持ちいいはず。

そんな絵を描きたいと思っています。

ルノワール曰く「デッサンは練習で上手くなる。でも色彩感覚は持って生まれたもの」。ということは、逆に言えば、練習次第でデッサンはいくらでも上手くなるということ。

さあ練習練習!

(マルマンスケッチブック/S160)

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Standing alone

2008年03月03日 | Museum
と、いうことで、透明水彩絵具で色をつけてみました。

モノトーンも悪くないですけど、やっぱり色彩が豊かになった方が、絵も広がる気がしますね。

ところで、これまで、ここまでパステルで描き込んだ後に着彩することってあまりなかったのですが、思ったより上手くいきました。
フィキサチーフでパステルを軽く抑えた後でも、水彩絵具がちゃんと乗ることがわかったのが収穫でした。

グリザイユなどもこれまで試しましたが出来がイマイチだったので、最初に下描きにトーンをつけて描くのは避けてきたのですが、これならいけそうです!

(マーメイドスケッチブック/F0)

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