One Little Museum

日々の制作や思いついたことなど…

水浴

2007年03月31日 | Museum
久しぶりに、パステル&色鉛筆で描きました。
ルイス・ロヨの作品のひとつがモチーフですが、モデルのポーズ以外、ほとんど共通点はありません。

後ろに迫るは、黒雲か?断崖か?暗黒の森か?

ポーズはロセッティっぽくもあるかな?
とすればラファエル前派の影響もややありますね。

(PMパッド紙/A4)

エメラルドの肖像

2007年03月28日 | Museum
これはちょっとした空き時間にコピー用紙の端に描いた落描きを何だか気に入って、コピーして、さらにパステルと色鉛筆で色を塗ったものです。
小さなもので、遊び半分ですから、他の手間をかけた画と並べるのもどうかとは思いますが、画の善し悪しは手間の多さに比例するわけじゃありませんしね。

ところで、鉛筆画をコピーしたものって、黒い粒子がいい味を出して、面白いですね。新しい技法になるかも。

(コピー用紙/トリミング)

ローズ

2007年03月26日 | Museum
ひさしぶりに水彩画をアップロードします。
前の2枚の鉛筆画はこの絵を描いている合間に描いたものです。

いつもより塗りの部分が多い絵だったので、乾かすのにだいぶ時間がかかってしまいました。

(ストラスモア/F4)

花の女

2007年03月26日 | Museum
これも水彩画を描く合間に描きました。
ペラペラのメモパッドに鉛筆で描いたものに、パステルでちょっとだけ色をつけました。

最近、こういう軽い鉛筆画が気に入っていて、もう少し追求すれば、人に見せられるレベルになるかも…と我ながら期待しています。

(メモバッド/B5)

WHO ARE YOU?

2007年03月24日 | Museum
これは水彩画を描く合間に小さなスケッチブックに描いたものです。マンガっぽいイラストですね。
もともとはルイス・ロヨのイラストを見てて、同じような画が描きたくて描いたものですが、ずいぶんと違うものになりました。

鉛筆で描いたものにパステルと色鉛筆で着色しています。

(マルマンスケッチブック/S140)

LEAVE THE PAST

2007年03月20日 | Museum
チャコールペンシルによる殴り描きのような絵ですが、腹に据えかねることがあって、その気持ちをこめて描きました。
自画像のようで自画像じゃない。

(ホルベインスケッチブック/F6)

Tired

2007年03月18日 | Museum
別に手を抜いた訳じゃありませんが…。

前にあげたコピー用紙の裏に描いたイラストです。
家に持って帰って小さなフォトフレームに入れようとして切り取ってみたら、ちょっと色が寂しい気がしたので、パステルで雰囲気的な色をつけました。

トリミングと合わせて、ちょっと感じが変わったのではないかな…と思います。

さて、次はまともに新作の絵をアップロードします。

(コピー用紙)

誰?

2007年03月14日 | Museum
最近の忙しさは異常で、まともに絵を描く時間なんかないのですが、それでも執念で落書き程度のものは描いてます。
今回の絵もそうです。
編集ソフトのレンダリング時間待ちの間に、手近にあったコピー用紙の裏に鉛筆でササッと描きました。

モデルはいますが、まあほぼ想像です。男か女かも微妙なところ。

コミック系のイラストっぽいですが、案外、この辺が自分の資質なのかも…。

(コピー用紙)

路地の子供たち

2007年03月08日 | Museum
最近、とんでもなく忙しくてなかなか絵を描く時間が取れないのですが、それでもここ数日で少しずつ、ちょこちょこと描いたのがこれです。
元は確かスペインの街角の風景だと思うのですが、戸外の光と影が上手く表現できていればいいのですが…。

(コットマン水彩紙/F4)

死神

2007年03月04日 | Museum
「死神」とはタロットカードの13番目のカードのこと。
ということでこの絵も、タロットのデザインのイメージスケッチとして描きました。

最初はこんなにローキーの絵にするつもりはありませんでした。
ところが、ドクターマーチンのドローイングインク<ウォームアンバー>をGペンにつけて下描きをしていた時、インクのボトルを倒してしまいました。
勢いよく紙の上にインクがドバッと広がり、それをあわててティッシュでぬぐったところ、紙全体がアンバーに染められてしまったため、仕方なく、その地色をいかして絵を仕上げることにしました。
それでこんな感じなったというわけです。
まあ怪我の功名というか、それなりに面白いのではないでしょうか。

ところでタロットの絵というのは象徴がたくさん描き込まれるのが常で、モチーフだけじゃなく、厳密には色遣いにも意味があるのですが、そこまでこだわるとつまらない絵になりそうなので、自分なりの解釈で描いていこうと思っています。

「死神」は決して不吉なカードではないのですが、その意味するところのものは強くて容赦ありません。死と生は表裏一体。
失われれれば何かを得る。
後ろの太陽は夕陽ではなく、そういう意味では朝陽なのです。

(マルマンスケッチブック/S140)

ベルギー王立美術館展を見に行きました

2007年03月02日 | Monolog
昨日、以前から行こうと思っていたベルギー王立美術館展を見に行きました。

出展されている画家は、超有名どころのルーベンスやヴァン・ダイク、ヨルダーンスにブリューゲル(父)など。(ルーベンスを模写したドラクロワもありました)
まさにフランドル絵画の栄光を物語るような、かなりの豪華版だったのですが、実際に見て感銘を受けたのは、彼ら古典の巨匠たちの作品よりも、むしろ近代の画家たちの作品でした。
具体的にいうとポール・デルヴォー、ルネ・マグリッド、そしてジェームズ・アンソールなど。
正直にいうと彼らのことは実際にその作品を見るまでよく知らなかったのですが、一目で気に入ってしまいました。(後で知りましたが、彼らもその世界では有名な画家たちだったのですね…)

怪しく作品世界に引き込んでしまう魔力を持つシュールレアリズム。キリコ以外にもこんな感覚を持つ作品を描く画家たちがいたのだということに感激しました。
思いつきを殴り描きで描いたたようないい加減な絵ではなく、記憶の彼方に誘い込まれるような深い世界。限りなくノスタルジックなデルヴォーの「夜汽車」、精緻でクールなマグリッドの「光の帝国」。
感激のあまりグッズを買おうかと思いましたが、ショップで売られているポストカードやポスター、複製画には本物の色やタッチが(当然ながら)再現されておらず、あの怪しげな吸引力に欠けていたので買うのはやめました。

それとアンソールはシュールレアリズムではありませんが、落描きの感覚にも近い自由でグロテスクな絵が印象的でした。でも自画像が一番良かったですけどね…。

不遜ながら、彼らの絵を見ていると、ルーベンスなどの巨匠たちの絵は、あまりにも古典的で固定観念にしばられた絵のような気がしました。狭い範囲のテーマやモチーフで勝負しているような窮屈さを感じたのです。

その他、古典的な明暗の写実的な絵ではありますが、ヤーコプ・スミッツも気に入りました。

さらにはラファエル前派とのつながりで少しは知っていたクノップフの作品もありましたが、こちらも良かったです。ただもっと女性を描いた絵が見たかったですね。

それとルイ・ガレの「芸術と自由」。
強烈ではありませんが、何気なく飾っておきたいような気持ちのいい絵でした。

まだ今月中は開催しているベルギー王立美術館展。
思ったよりもいい絵が多かったので、また見に行こうと思います。

エモーション

2007年03月01日 | Museum
アクリルで描いてます。
絵の具の透明度は透明水彩絵の具の方が上でしょうが、アクリルの方が色にパワーがある気がします。(あくまでも油彩風に描いた場合ですが…)

この絵はバロック風の明暗と体の動きが表現できないかなと思い描いたものです。
その意味ではまずまずかな…と思っています。
絵らしい絵ではないでしょうか。

写真は携帯のデジカメですので青っぽい光の反射が入ったりして、色の再現がイマイチで残念なのですが、本物はもっと黒も沈んで、色も鮮やかです。

(アルビレオ水彩紙/F8)