One Little Museum

日々の制作や思いついたことなど…

イシュタール

2008年06月29日 | Museum
ここのところずっと、訳あってコミック系のイラスト(あまり得意でないかも…)をトレーニングも兼ねて描いていたのですが、いい加減に自分なりの絵を描きたくなってきて、発作的に描いたのがこの絵です。

アクリルがメインですが、30%ぐらい初期の段階で透明水彩絵の具が入っています。

絵の具が強くなって色彩が前に出てくると、我ながら嬉しくなってしまいます。

どうもイラスト系の絵を描いているときは椅子に座って四苦八苦しながらコツコツと描いていることが多いのですが、こういう絵だと、立ち上がって支持体ごと揺すって絵の具を流したり、ペインティングナイフを叩きつけたり、絵の具を弾き飛ばしたり、筆を振り回したりと、ある意味アクションペインティングもどきの描き方にもなってくるので、描いていて楽しいですね。

やっぱり絵は描いてて楽しくないとね。

(マルマン水彩紙/A4)

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アーティミジア2

2008年06月18日 | Museum
実は前の絵を描いてからも、何だか納得ができずに同じテーマで絵を何枚も書いてみたのですが、構図や色やタッチなど、どうも稚拙で、ついには水彩に戻りました。
先日、画材店に行った時に、そこにあった水彩画を見て、絵の深さに感動したせいでもあります。(色がフラットにきれいに出るからと言って、安易にパステルに走るのは良くない…)

描いていて、絵具と筆の感触が楽しく、自分はやっぱり水彩画家だなと思いました。

(マルマン水彩紙/A4)

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アーティミジア

2008年06月15日 | Museum
基本的にパステルと色鉛筆で描いています。

訳あって、ここしばらくいわゆるファインアートではなく、アニメ・マンガ系のイラストの世界にはまっています。

あれこれ研究してみると、独特のルールがあって面白いです。
構図なども考えてみたら浮世絵に近く、西洋画に浮世絵がインパクトを与えたように、私も目から鱗の感動がありました。
日本のマンガ文化は、間違いなく、浮世絵などの伝統の流れを汲んでいますね。あのダイナミックな画の構成は西洋のアカデミズムからは絶対出てこないものでしょう。

それはともかく、それまで私は実景なり写真なり、目の前の世界を絵に再構成することをやっていたわけですが、今回、まったく架空の世界を自分で構成していくトレーニングをしています。
それは最も不得意(リアリティの無さに自己嫌悪に陥るため)なことであって、逆にとても勉強になっています。
もうしばらくイラスト系を続けますが(好きな分野ではあるので苦痛ではないですけど…)、半面、大きな画面の水彩画やアクリル画を描きたくてうずうずし始めました。

(PMパッド紙/A4)

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THE LOVERS

2008年06月08日 | Museum
タロットシリーズ4枚目は「THE LOVERS」。
とりあえずは、まず4枚描こうと思っていたので、ひとまず休止です。
でもいずれは78枚すべて描こうと思っています。

ところで絵を描くという行為はとても観察力のいる作業で、そのためか、こうやってカードの絵柄を描いていると、以前は気づかなかった細かい象徴や色遣いに気づきますね。
タロットそのものの理解のためにも、絵を描くことは有効みたいです。

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DEATH

2008年06月07日 | Museum
タロットカードの中で、一般的には最も有名なカードがこの「DEATH」ではないでしょうか。
でも誤解されがちですが、決して不吉なカードではなく、死と再生を表す重要な意味を持ちます。

オリジナルのウェイト版よりも朝日を強調してみましたが、いかがでしょうか。

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THE FOOL

2008年06月07日 | Museum
タロット第二弾、「THE FOOL」です。

「THE FOOL」は内容的には最も深く魅力的なカード。そのデッキの象徴ともなるカードです。
ちなみに私が今回描いている絵は、最もポピュラーなデッキであるウェイト版を元にしていますが、細かい部分は自分なりに変えています。

パメラ・コールマン・スミスの描いたウェイト版の絵はちょっと固いですからね。

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THE EMPRESS

2008年06月06日 | Museum
最近、何だかいろいろあって身辺が慌ただしい上、絵の方はもうスランプの極致で描いても描いても全然ダメ。何度画面をジェッソで塗りつぶしたことか…。

アクリルもペン画も色鉛筆もCGも上手くいかない。

で…というわけでもありませんが、まったく違うジャンルの絵を描くことにしました。
タロットカードです。

実は私はかつてタロット占い師をしていたこともあり、タロットカードのコレクションだけでも何十種類と持っています。
でも常々、いつかは自分のオリジナルのタロットカードを作りたいと思ってきました。
今から3年以上前、一度、ウェブ用にパソコンで作ったこともあります。
でも絵そのものが未熟で全く満足がいかない出来でした。

もともと絵には自信が無くて「自分で描くのは無理かな…」と思ったものでしが。
でもここ2年ほど、絵の世界にはまりこんで、描くという行為にも慣れたこともあり、「そろそろ取りかかってもいいかな」と思い立ったのです。

そこでまずデザインしてみたのが「THE EMPRESS」のカードです。
魅力的な女性が描かれていることもあり、大アルカナ22枚の中でも、最も好きなカードです。

いかがでしょう。これもなかなか良い感じでしょう?

ずっとスランプで悩んでいましたが、パステル&色鉛筆の技法でイラストを描いてみたら、新たな境地が開けてきました。
また絵を描くのが楽しくなってきました。
今、タロットの第二弾、「THE FOOL」に取りかかっています。

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青い影

2008年06月01日 | Museum
アクリル画です。
下地から始まって、2~3日はかかっていますが、途中で、もう失敗作だと思ってしばらく放っておきました。

今日、ちょっと思いついてウルトラマリン・ブルーを足していき、少しは見られるようになったと思います。

それにしても、色がこもってしまって開放感が無い気がして自慢できる絵ではありませんけどね。
試行錯誤の末に辿り着いたものです。
まあ、次作に期待です。

(下塗りした画用紙/B4)

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