Mintの香り

☆北国の季節を感じて下さい☆

会話

2007年03月07日 | 家族


前回「意識が戻りました」と書きました。

間違いではないのですが

目を開けることも声を出すことも殆どなく寝てばかりの母を見て

不安が募るばかりでした。

でも今日は母と会話をしてきました。


Mint 「分かる?」
 「分かるよ」
Mint 「ここどこなのか分かる?」
 「どこ?」
Mint 「病院だよ」
 「誰の部屋?」
Mint 「部屋じゃなくて病院だよ」
 「あらぁ。そうなの?」
Mint 「お母さん倒れて救急車で運ばれたんだよ」
 「それは大変だったね」


お見舞いに来てくれた叔母が

「みんな心配してるよ。元気にならないと」と言う言葉に対して

母は涙を流しながら「ありがとう」と何度も言ってました。

感情もちゃんとあるようです。


点滴を入れに来た看護士さんが母の名前を呼ぶと

母は訳の分からないことを口走ったので

私が「母は今どこかに行ってるみたいです」と言ったら

「どこにも行ってないよ」と母に言われ思わず笑ってしまいました。


でもやはりまだ記憶が混乱してるようで急に

 「チョコどうした?」
Mint 「ん?チョコ食べたいの?」
 「違う。頼まれてたチョコ」
Mint 「ん?チョコ買ったの?」
 「まだ買ってない」

私の心の中・・・バレンタインチョコのこと?今更誰に?父?ん?なんじゃ?

結局それ以上会話は続かず意味不明のままですが

かなりチョコのことが気になっていたようです。

娘の私のことよりも。。。



会話をしてる時も殆どが目を閉じたままであまり目を開けることはなく

言葉も半分くらいしか分からず

想像で会話してる部分もあるのですが

これだけの会話が出来るようになり大きな不安から解放されました。

今日は嬉し涙でした。


ここに母のことを書くことを悩みました。

このようなことを書いて良いのか良くないのかの判断は分かりませんが

みなさんからの言葉で勇気づけられたことは確かです。

苦しさから解放してあげたいと思っていたことを恥ずかしく思います。



母はまだ自分がくも膜下で手術したことを知りません。

勿論後遺症のことも。

まだまだこれから時間がかかると思いますが

いつか母と散歩が出来たらイイナと思います。

この先も母のことで飛びっきり嬉しいことがあったら

書き込むかもしれませんがお許し下さい。



叔母が母に

「死んでなんかいられないよ」と言ったら

母が「親らしいことまだしてないからね」と泣いてました。


意識が戻り切っていない母に

こんな言葉を言わせてしまう私は親不孝だと思いました。。。

許して下さい。

頑張りますから



みなさんに心より感謝しています。







Comments (6)
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