「ももたろう」水谷章三・作 スズキコージ・絵

図書館で偶然見つけた本です。手に取った途端、その世界に引き込まれました。
やはり、スズキコージさんの絵でした！
作者は水谷章三さん。あとがきに
「私の桃太郎のイメージは、岡山県に伝わる民話から生まれました。…くっちゃぁ寝の桃太郎。」
作者のいうとおり、今までの桃太郎とイメージと違うんです。
人間味があるというのかな。
スズキコージさんとの絵と、そのキャラクターがなんとも言えずとぴったりはまり、素敵な作品となったんだなぁ。と思います。
私は、
「みんなで山をこえて　川こえて　いったんだと」
という箇所の桃太郎を始め、さるたちのみんなの表情が好きです。
ようには、残念ながら興味がわかないらしく、読み始めても寄ってきませんでした。
にいには、
「これは桃太郎じゃないよー」
と言いながらもその世界に引きこまれていました。
「めでたし　めでたし」
で、ほっとした表情が良かったよ。
にっけん教育出版社