バンザイ

本(絵本も)を中心に、息子たちとのくらしをつれづれなるままに。ウレシカッタコト、ハッケンを。

『クローズド・ノート』雫井脩介著

2006-09-27 14:28:00 | 読書
本をたっくさん読んでいるchiekoaさんの記事を読んでいたら、
この本が気になりました。

早速、図書館で予約だぁ!

『クローズド・ノート』雫井脩介著

クローズド・ノート
雫井 脩介著角川書店 (2006.1)通常24時間以内に発送します。


好みの本の傾向は、地域によって異なるのでしょうか?
新刊への敏感度も違うのでしょうか?

私は、地元のM図書館と隣区のO図書館をよく利用します。
家でも予約できることから、O図書館が好きで、だいたいは
こちらから借りてくるのですが。絵本も豊富だし。

で、この『クローズド・ノート』も
O図書館で予約していました。18人待ち。

たまたまM図書館に返す本があったので行ったら、
偶然にも『クローズド・ノート』がありました!!
びっくり。
もちろん、即借りました。
そして、もちろんO図書館の予約はキャンセルに。

どうして???
と、いった感じでした。
まぁ、私にとっては、早く読めるにこしたこと無いので、
うまく利用しよう!と、思うのでした。

さて、本題へ。

主人公は、大学生の香恵。

香恵の部屋の前の住人が忘れていったノートなど。

その前の住人は、伊吹のノート。
伊吹は、小学校の先生をしていて、
仕事、こどもたちの様子、そして彼。
などなど、
悩みながらも、前向きに頑張る様子が描かれいる。

香恵のあこがれ続ける彼とは・・・・。

「万年筆」、「日記」、「マンドリン」
なんともいえない、優しく、暖かく一生懸命な様子の
大学生の香恵、伊吹を微笑ましく思い、
ガンバレー!と思ってしまう。

伊吹の日記、伊吹の児童の母親とのやりとりの手紙などの文章が、
著者の長姉(不慮の事故でお亡くなりになっている)は、
小学校の先生をされていたようで、
そのときの連絡帳やお手紙の遺品を参考に
しているとのことです。

読んでいるときは、このことを知らなかったので、
なんて、教師として、親、子の立場としての
文章が、とってもリアルで、生き生きしているなぁ。
と、思いました。

本当にすてきな文章でした。
ふと、自分の小学時の大好きな先生の姿が重なりました。

雫井さんの作品は、初めてでした。
それまでは、ミステリーが多かったようです。
これを機に、前作なども読んでみたいです。

うーんん。読みたい本がいっぱいあって困っています。

さて、この本は、
携帯サイトで連載されていたようです。
ものすごいアクセス数みたいです。

携帯で本を読むなんて、全く私には、考えられないのですが、
時代の流れなんですねー。
すっかり時代に遅れ始めていますが、
私は、表紙が付いて、自分で一ページ一ページをめくりたい。と、
思ってしまいます。
そして、装丁も味わいたいなぁ。

携帯サイトについての詳しくは、
ウェブカドカワへ

やっぱり面白いよ。国旗

2006-09-26 09:52:53 | 育児
いよいよ雨が降りそうな怪しげな天気ですね。

さて、以前にも記事にしましたが、
今にいには、国旗に興味があります。
(国旗についての以前の記事 コチラ→(09/04))

それ以後、まだ興味は続き、
時間があるときは、絵本を眺めたり、書き写したりしています。

昨日、書き写したものがコチラ↓



数字は、カレンダーらしいです。
その周りにかなりマイナーな国旗が並んでいます。

絵本を写しているうちに、
国名の漢字も書き写したようです。

いつも参考にしている絵本は、コチラ
『こっきのえほん』
こっきのえほん
戸田 やすし企画・編集戸田デザイン研究室 (1987.7)通常24時間以内に発送します。


主な国のは、1ページにひとつ。(あいうえお順)
とてもわかりやすく、国旗が描かれています。
国旗の下に、国名、首都、位置はこの辺!
が書いてあります。

にいには、これとこれが似ている。
などと、見比べては、楽しんでいます。

「上が赤で真ん中が白で、下が赤 の国はどこでしょう」

と、クイズを出してきますが、
全く私にはわからず????
(答えは、オーストリアです)

いつまで興味を持って、いつまで覚えたのを覚え続けていられるのでしょうか?

とても気になります。

そうそう、

昨晩、お風呂でパパは、にいにに、
「国名でしりとりをやろう!」
と、誘われたそうです。

そして、
「じゃぁ、にいにからね」と、始まり・・・・。

いきなり
「にっぽんん!!」
と、うれしそうに答えたそうです。。。。

もちろん、しばしの沈黙の後、笑いが。
結局、夫の出る幕は無かったのでした。

そして、最後に「ん」が付く国は、多いらしい。
という、結果だったそうです。

『No.6』♯1~4 あさのあつこ著

2006-09-25 16:03:58 | 読書
またまた初めての作家さん。

今、読書ブーム真っ最中です。
寝る間も惜しみながら。

やはり、前から気になっていたあさのあつこさん。
『バッテリー』を読みたかったが、
いっつも行く図書館でなかなか1巻目を入手できず。

この『No.6』なら一気に4巻楽しめるので、
4冊同時に借りてきました。

No.6 #1
あさの あつこ〔著〕講談社 (2003.10)通常24時間以内に発送します。


オンライン書店ビーケーワン:No.6 #2オンライン書店ビーケーワン:No.6 #3オンライン書店ビーケーワン:No.6 #4

*********************

舞台は、2013年。
未来都市、理想都市、No.6。

すべて、住人(市民登録番号)から、施設、環境、
ありとあらゆるものが管理され、
何も不自由のない都市。
聖都市。

二歳児検診で最高ランクと位置付けられた者は、
英才教育を受け、特別コースへと進めば、だれもが
うらやむ。

主人公・紫苑は12歳。
その英才教育を受け、特別コースへ入学する目前。

台風が到来したある日、窓を開けたことで彼の運命は変動。
「ネズミ」と名乗る少年と出会い・・・・

********************

近未来サバイバル小説だ。

YA本なので、ルビも振ってあるし、
4巻とはいえ、あっという間に読める。

何よりも、大きな組織に立ち向かい、
ふたりの少年の「生きる」ということを
ものすごくわかりやすく描かれている。

あさのあつこさんのこどもたちへの思いが
随所に出ている気がする。

自分の想い、自分の欲望、自分の思考、自分の感覚、自分の希望、自分の信じるもの、信じたいと望むもの・・・・・それが何なのか、ネズミに出会ってから考え続けた。摑めぬものもまだ数多あるけど、思い悩み、考え続けることが紫苑の魂を蘇生させ、そこに生きた血を巡らせる。
生きているということは、そういうものなのだ。


#4、37ページより引用


あさのさんの本は初めてだけど、
こういうところが支持されているわけなんだなぁ。
と、思わずにはいられない。

今回私は#4までしか読んでいない。
今月、新刊#5が出ているようだが、
まだ、私の借りた図書館では、入っていない。残念(>_<)

いよいよ、#5で矯正施設に乗り込むようだ!
続きが気になるので、早く入れて!

運動会といえば・・・・

2006-09-24 23:39:14 | 開き読み記録
いよいよ運動会シーズンですね。
この土日でも、運動会の学校、幼稚園、
多いようですね。

やっぱり、運動会といえば、私は、この本。
そうだ!そうだ!と、
慌てて、借りてきました。

そして、今晩の読み聞かせに!

『よーいどん!』中川 ひろたか文 / 村上 康成絵

よーいどん!
よーいどん!
posted with 簡単リンクくん at 2006. 9.24
中川 ひろたか文 / 村上 康成絵
童心社 (1998.8)
通常2-3日以内に発送します。


昨年も読んであげたような気がするのですが、
すっかり忘れているのか、それとも私の記憶違いなのか、
まぁ、とっても良い反応をしてくれました。

やっぱり、あのつかみには、こどもも大人もやられますよね(*^^)v

3度も読まされました。

そして、暇さえあれば、
にいには、この『おばけかぞくのいちにち』を
開いているこのごろ。


おばけかぞくのいちにち
西平 あかねさく
福音館書店 (2006.7)
通常24時間以内に発送します。


『よーいどん!』を読んであげる前に、
私の準備が整っていなかったので、
待つ間、
にいにがヨウに読んであげていました。

お気に入りのフレーズのところで、
いつもクスクス笑っています。

『チルドレン』伊坂幸太郎著

2006-09-22 10:18:32 | 読書
『ラッシュライフ』に続いて、
伊坂幸太郎氏の作品を読みました。

2004年直木賞候補作品
『チルドレン』伊坂幸太郎著

オンライン書店ビーケーワン:チルドレン


装幀 鈴木成一デザイン室
装画 宗誠二郎

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☆登場人物:主人公は、陣内
それに、目の見えない青年永瀬に盲導犬のベス、恋人の優子、主人公の友達の鴨居

この主人公・陣内が実に面白いキャラクター。
時折、わからない!思考回路が不明です、はーと、ため息を
付きたくなるような性格。
でも、凄く格好いいし、やる事なす事大胆で。

5編からなる連作短編を長編にまとめ上げたような構成の本。

************************

そういえば、こんなキャラクターの持ち主。
違う作家さんでも、いたなぁ。と、勝手に連想。

ドクター伊良部?

さて、前回読んだ『ラッシュライフ』もそうだが、
伊坂氏の視点が気になる。

帯に
 こういう奇跡もあるんじゃないか?
 (中略)
 ばかばかしくて恰好よい、ファニーな「五つの奇跡」の物語。


そう。伊坂氏は、他の人が見落としたものをちゃんと、彼は拾ってこれる。

だからこういう発想が生まれるんではないかと思った。

あと、私は、この装丁が好きです。
色といい、イラストといい、
とっても、中身とも合っていて、ホッとできる
そんな暖かい良い感じです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<余談>

ちなみに
先日読んだ『ラッシュライフ』とこの『チルドレン』なら、
私は、『ラッシュライフ』が好き。

『チルドレン』は、のんびりな感じ。これはこれで良いが、
ドキドキ感、先を知りたい!という衝動にかられるのは、
『ラッシュライフ』だなぁ。と、思うのでした。

他の伊坂作品は、図書館で予約がいっぱいなのに、
これだけは、1日待って、借りられた!
と、少し穴場的な本かも。

まだまだ汗かいています。

2006-09-21 09:54:12 | 開き読み記録
来月は、息子たちの通う運動会があります。

年長のにいには、出番がたくさんで、
毎日、練習、練習で大変です。

一番の見せ場は、一輪車です。
とはいえ、未だに乗れない。
しかも、補助つき。
どうするのでしょう。。。。

でも、本人は、まだあきらめていないようで(ホッ)
友達と一緒に、練習を頑張っています(*^^)v

ヨウは、オープニングの体操から、
既に放棄しているらしく、
いつもボーっとみんなを眺めているらしい。
かなりマイペース。。。。

どうなるのでしょうか?

さて、昨晩の読んだ本は、

『おばけかぞくのいちにち』西平あかね作

おばけかぞくのいちにち
西平 あかねさく福音館書店 (2006.7)通常24時間以内に発送します。


2作目、3作目も福音館の「こどものとも年中版」で
出ています。
これは、1作目。今夏、単行本になりました。

***************************

2006/1/21の私の記事で、2作目について書いています。
コチラ

『ラッシュライフ』伊坂幸太郎

2006-09-20 10:40:01 | 読書
以前から、いろいろな方の書評のブログを拝見していて
伊坂幸太郎氏の作品に興味をわいていました。

先日、書店をウロウロしていて
やっぱり、今すぐ読みたい!
と、思って、思い切って買いました!
(図書館じゃ、予約でいっぱい(>_<))

これは、デビュー後2作品目です。

『ラッシュライフ』伊坂幸太郎著
オンライン書店ビーケーワン:ラッシュライフ

「ラッシュライフ」とは、豊潤な人生

豊潤な人生・・・・。


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☆富豪の画商・戸田と売れない画家・志奈子
☆独自のこだわりをもった泥棒・黒澤
☆リストラされ、野良犬と街をさまよい嘆く豊田
☆互いの配偶者を殺そうと計画するサッカー選手・青山とカウンセラー・京子
☆新興宗教(?)の教祖(?)の解体に立ち会わされる河原崎

の5つが散りばめられて、同時に話が進んでいく。

実は、これが時間差でつながっていく。

まったく、関係のないようなこの5つが
いろいろな箇所で、伏線があり、どのようにつながっていくのか

そして、結末は。

**********************

私は二日かけて読んだが、
久々に二日目は、もう先が気になって
全部読まないと、寝られない!
すっかり遅くまで読んでいた。

こんなに面白く、一気に読み終えたのは、久々だ。
読後、あまりの衝撃に興奮した。
それぞれのキャラクター、設定、そして構成
どれをとっても計算しつくされた
その表現力に、すっかり魅了された。

伊坂さんって、すごいです!
他の作品も読まなくちゃ。本当に。







カブちゃん追悼

2006-09-19 14:35:08 | 育児
我が家のカブトムシのカブちゃんが
とうとう先週の土曜日・09/16に亡くなりました(T_T)

初めて飼った生物でした。
ひと夏の命のカブトムシ。
こういう日が来るとわかりつつ、
つらいですね。

息子たちも悲しそうでした。
前々から、弱ってきていましたが、
前日は、ひっくり返ってしまうことが多くて、
いよいよ。
と、いう前兆がありました。

苦しそうで、見ていて辛かったです。

息子たちには、
「もうおじいちゃんだからさぁ。
一生懸命お世話したから、カブちゃんも
喜んでいるはずだよ。」

と、話しました。

にいには、曾祖母のお通夜とお葬式に参列したことを
覚えていたようで、

棒で空き缶をたたいて、
拝もう!
と、私に言いました。

ヨウは、
「カブちゃん、死んじゃったの~。」
と、何度も言っていました。

翌日曜日にパパとにいにが公園に埋めに行きました。

マンション住まいで、
なかなか生きものを飼う事が出来ないですが、

「命」を感じる機会を与えてくれた
カブちゃんに感謝です。

カブちゃん、天国でお仲間と楽しく遊んでいることでしょう。

来年、また我が家にいらしてね。

*************
うちのカブちゃん、過去の記事

09/07
08/04
08/01

『まほろ駅多田便利軒』三浦しをん

2006-09-14 15:52:14 | 読書
ご存知、前々月に
第135回直木賞(平成18年度上半期)の発表がありました。

三浦しをんさんの『まほろ駅前多田便利軒』
森絵都さんの『風に舞いあがるビニールシート』

お二方とも、まだ読んだことが無いのですが、
以前からとても気になっていた方々なので、
この機会にどうしても、読みたくなりました。

通常、単行本は買わないのですが、
もう買いたい!衝動にかられ、本屋さんへ。

どうしてもりんごの表紙が気になる。
でも、やっぱり単行本だし。
なんて、悩んで、一度帰宅。

改めて、やっぱり欲しい!
と、再度本屋さんに行って、手に入れてきたのが、

『まほろ駅前多田便利軒』三浦しをん著
オンライン書店ビーケーワン:まほろ駅前多田便利軒

便利屋さんのお話だと題名からもわかるとおり。

最初に「りんごの表紙」が気になってしまった私。

勝手に私の中で、のんびりモードの
穏やかな設定をイメージしていたので、
最初の方は、違和感がありました。

多田もそしていつのまにか居候していた
同級生の行天。

ふたりのキャラクター、様々な依頼

と、読み進めていくたびに面白さを増していった。

そして所々に散りばめられた、彼らの秘密

途中、これはこれで面白いけど、
果たして、こんなお仕事依頼って・・・。

と、思ってみたり。

最後まで読み終え、ホッと、暖かくなる。

楽しく、味のあるお話でした。

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