バンザイ

本(絵本も)を中心に、息子たちとのくらしをつれづれなるままに。ウレシカッタコト、ハッケンを。

ヨウセレクション3・『ぐりとぐらのえんそく』

2007-05-31 20:54:18 | ヨウセレクション
今週もあとわずかだというのに、なかなか更新できず。
昨晩から、またもや二男の体調が怪しく、
今日は、幼稚園休み。

そのくせ、日中は元気で微熱。
夜になると、ちゃんと高熱。
まったく。

そんなな毎日です。

さて、恒例、今週月曜日に、二男のヨウは幼稚園の絵本を
借りてきました。

幼稚園から借りてきた本も今回で3冊目。

『ぐりとぐらのえんそく』

ぐりとぐらのえんそく

福音館書店

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先日、『ぐりとぐらとくるりくら』を楽しんだ後だったので、
(そのときの記事はコチラへ
ぐりとぐらにまたあいたくなったのでしょうか?
ニコニコで、この絵本を手提げから出してくれました。

早速、借りてきた当日からお昼寝前に読みました。

毎度のことながら、
やっぱりぐりとぐらといえば、美味しそうなお料理たち。

すっかりヨウもお弁当に魅せられていました。

くまくんの毛糸がほどけちゃって・・・・。

って話しな訳ですが、
ヨウには、セーターがあのようにほどけてしまう。

というのがわかっているのか?
お話はどの程度わかったのか?
と、疑問がたくさん残るのですが、

読み終わると、もう一回!
と、催促するのだから、そんなのは関係なく、
やっぱり魅力いっぱいな絵本なのです。

大人の私もなごみますもの。
あと、返却まで、何回読めるかな?

『風林火山』井上靖著

2007-05-28 09:46:49 | 読書
今年は、大河ドラマを観ています。
とはいえ、どうしても途中挫折しそうになるのですが。

ちなみに、昨年は、全く観ていません。
近年観たものと言えば、『義経』くらい。

今年は、最後まで観ることができるかなぁ。

どうしても、もうこの先が気になり、
やっぱり原作だ!
映像より、本だ!という私。

『風林火山』井上靖

風林火山

新潮社

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大河で勘助役の内野聖陽さんのように
原作の勘助は、カッコ良くないよ。
(軍師としてはもちろん力量はあるのでしょうが)

中年のおやじっていうイメージ。

原作を読むと、どうしても私の中のイメージと映像が
一致しないところが多いけど、

由布姫は、ステキだ。

そして、由布姫役の柴本幸が気になっています。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より「柴本幸」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%B4%E6%9C%AC%E5%B9%B8

NHK大河ドラマ「風林火山」
http://www3.nhk.or.jp/taiga/

『11ぴきのねことへんなねこ』馬場のぼる

2007-05-28 09:31:01 | 開き読み記録
またまた1週間が始まりました!

先週末は、二男がダウン、先週始めは、長男がダウン
と、
まさに五月病が一気に我が家を襲いましたが、
今週は、良いスタートを切れたと思っています。

今頃、長男は、
「米作り体験活動」という名で田植えをしているはずです。

もちろんこちらに越してきて、初めての体験!
(東京に居る頃、保育園で発砲スチロールの田植えは体験済み)

さて、
今、我が家で毎晩読んでいる絵本がこれ!

『11ぴきのねことへんなねこ』馬場のぼる

11ぴきのねことへんなねこ

こぐま社

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馬場氏の「11ぴきのねこ」シリーズ。

実は、私は、自分が子ども頃
『11ぴきのねことあほうどり』がものすごく好きでした。
11ぴきのねことあほうどり

こぐま社

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このときは、シリーズであったことも知らなかったのすが、
(それともまだ2作ぐらいしかなかったのかは、定かではない)
今は、たくさん出ているんですね。

息子と楽しむのは、たぶんこれが初めてだと思うのですが。

とにかく、次男のヨウがはまっています。

例のごとく、いっつも11匹のねこたちは、いやしさのあまり、
いろいろと企むのですが(言葉が良くないな・・・)
結局は、ありつけない・・・。
というのが、お決まりなのですが、
ほのぼのと、笑えるのがこの本の好きなところです。

今回のターゲット(?)
へんなねこの登場に、たくさんの魚とそらとむふね(宇宙船)に乗ることを
計画する11ぴきのねこたち。

へんなねこの行動、へんなねこのぶちの色の変化などなど、
そして・・・。

どれも魅力的。

クライマックス、
11ぴきのねことへんなねこが
一列に並んで、
「ほしのせかいのおほしさまはなび」を
やっている姿。
良いです!!

へんなねこの長靴姿も。。。


星に帰るのは、
「そらに、こぐまざがかがやいたら、ぼく、さよならね」
と、変なねこは答える。

私は、「こぐま社」から出ているから?
なんて、思いながら、

たいしょうの口調も含め、
ねこたちのやり取りを
息子たちと繰り返し楽しんでいます。

ヨウセレクション2・『どうぶつのおかあさん』小森 厚 (作) 薮内 正幸 (絵)

2007-05-23 09:46:44 | ヨウセレクション
ヨウの通っている幼稚園は週1回絵本の貸し出しがある。
返却は、一週間後。

その「絵本貸し出し」で先週は、『さんぽのしるし』を借りてきたヨウ。

今週は、

『どうぶつのおかあさん』小森 厚 (作) 薮内 正幸 (絵)

どうぶつのおかあさん

福音館書店

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この本があるのは知っていましたが、
今まで手にしたことがありませんでした。

私が選んでくる本と子どもが選んでくる本って
違いますね(笑)

もう好みがちゃんとあるんだなぁ。
と、この2週でよくわかりました。

ヨウが新しい絵本の楽しさを教えてくれています。

さて、この絵本、
とってもリアルに動物が描かれています。
毛並みもわかりますよ♪

そして親子愛。

親が子をどうやって運ぶかが描かれているのですが、
当然、どうぶつによって違う。

それをひとつひとつ絵にしてくれているから、
わかりやすい。

くわえたり、だっこしたり、おんぶしたり、鼻でつついたり。

どれも愛を感じます
みんな幸せそうな表情なんです。

ひざの上に乗せて読んでいましたが、
ギュッと最後したくなりますよ。

そうそう、うちのヨウは、
なまけものの親子にウットリしていました。
とっても魅力的だった様です

『ぐりとぐらとくるりくら』なかがわりえこ作・やまわきゆりこ絵

2007-05-18 10:31:22 | 開き読み記録
もう今更私が紹介するまでもない
みんなが大好きな「ぐりとぐら」のシリーズ

『ぐりとぐらとくるりくら』なかがわりえこ作・やまわきゆりこ絵

ぐりとぐらとくるりくら

福音館書店

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うちでは、
『ぐりとぐら』
『ぐりとぐらのおきゃくさま』
『ぐりとぐらとすみれちゃん』
『ぐりとぐらの1ねんかん』
『なぞなぞえほん』
の5冊しか読んだことないのですが、

今回、また一つ増えました。

今春から二男のヨウが幼稚園に通いました。
幼稚園って、月刊絵本を購入するところが多いですよね。

長男は、ずっと区立保育園だったのでなかった。
だから幼稚園入園で、この月刊絵本が楽しみだった私。

ヨウの園では、その月刊絵本の他に
希望者は、様々な会社の月刊絵本を選択できます。

ここ1年くらい福音館の月刊絵本の定期購読をお休みしていたので、
うちは、また復活することにしました。

ヨウの年齢にあわせて、「こどものとも年少版」にしようかと
思いましたが、

幼稚園経由の定期購読のみなのでしょうか?
「ものがたりえほん新30 こどものともセレクション」
という、初めてみてすっかり虜(笑)
これにしました!

すでにハードカバーになっている既刊の本で
ペーバーバック版になってのものすご~くお得なセレクションです。

その4月号が
『ぐりとぐらとくるりくら』でした。

本題までは、長かったですね。失礼しました。

そんなわけで、
ヨウとお昼寝前にたのしんでいます。
(もう5月号も届いているし、まもなく6月号も来るかも・・・)

あー、やっぱり癒されますね。
やまわきさんの絵。


****************************

やっぱりおいしそうな料理をするぐりとぐら。
その料理・朝食のサンドイッチとサラダをもって
お出かけし、
木の下でであったくるりくら。
一緒に朝食をたのしむ3匹。
なんともそれがおいしそうなこと。

たんぽぽがたくさん咲いていて、春を感じる。

そうそうくるりくらは、手がものすごーく長いうさぎさん。

そのうさぎさんに肩に乗せてもらったり、
そして木登りをしたり・・・
そして・・・・・・・・。

すごいよ!!でも、ここはみてのお楽しみ♪

最後うさぎさんの家に行くのです。

そしたら、なんとくるりくらのお母さんが

 「くるりくら、おまえのては どうして そんなに ながいの!」


ですって!
「えっ?!」ですよね。

実は、おまじないたいそうをしたんですって。

10じのおやつを食べている間
くるりくらのお母さんが毛糸で3本、なわとびを編んでくれます。

そして、その縄跳びで跳ねて、ぐりとぐらは帰って行きます。

**************************


なんとも不思議な、でも、愛くるしい。

そんなお話です。

ぐりとぐらは、いつものとおり、
いっつも歌を歌いながら、歩んでいきます。

今回ももちろん!

聞き読みするとき、皆さんは、どんな風に読んでいるのでしょう。

私は、リズム感は皆無に等しいのですが、
勝手にその場の雰囲気で節を付けています。

我が子以外に聞かれたら、恥ずかしいかも。

でも、そんな風に楽しむと面白いですよ。
今度は、どんな風に読む?
不思議と私の日によっての絵本態度がわかるかも(苦笑)


福音館のホームページ・「みんなのにんきものぐりとぐら」
http://www.fukuinkan.co.jp/ninkimono/gurigura/index.html

<訂正>
「ものがたりえほん新30 こどものともセレクション」
と、記しましたが、
正しくは、
「ものがたりえほん新36 こどものともセレクション」
でした。
大変失礼しました。
幼稚園に在園している3年間購読すると36冊になるのです。


『螺鈿迷宮』と『ジェネラル・ルージュの凱旋』海堂尊

2007-05-17 10:28:21 | 読書
なかなか自分用のメモと思っても
読むほうが楽しくってついつい後回しなメモ。

すっかり読んでから時間が経ってしまい。。。

ゴールデンウィーク中、夜更かしをして
2冊続けて読んだ。

『チーム・バチスタの栄光』を読んで以来、
海堂氏の本が気になる。

前作は、あんまり私好みではなく、その後のは
どうしようかなぁ。

と、思ったけど、やっぱり気になり。

『螺鈿迷宮』

螺鈿迷宮

角川書店

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『ジェネラル・ルージュの凱旋』
ジェネラル・ルージュの凱旋

宝島社

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『螺鈿迷宮』は出版元が違うんです。

それまでの本で出てきた桜宮病院が舞台。

最後の結末などなど、気になるところもありますが、
現役ドクターならではの視点で、
たくさんの医療のメッセージ、問題点が込められているんだな。
と、思う。

あまりにも縁遠い医療の世界を、いつもほほーーー!!
と、考えさせられる。

『ジェネラル・ルージュの凱旋』は
これまでの4作の中で私は一番好きだ。

正義。

これが医療の中でやっぱり大事だな。
と、つくづく思う。

医療、医師不足
などなど、たくさんの問題があると言われている中、

一番のメッセージを爽快に伝えていると思う。

ものすごいスピードで新刊が出ているので、
追う方も大変なので(懐)、
もう少しスピードダウンしてもいいかも(笑)

このシリーズが続く限り、読んじゃいます!

姫宮キャラ、好きですよ♪(「螺鈿」に登場!)


未読の方は、内容もリンクするところがありますから

刊行順で
「チーム・バチスタ」→「ナイチンゲール」→「螺鈿」→「ジェネラル」で
読むことをオススメします!

『リンゴちゃんのおはな』角野栄子

2007-05-16 09:40:17 | 童話
このところ、息子たちはそれぞれの遊びが忙しいらしく、

「図書館に行こう!」

と、誘っても、なかなか良い返事をしてくれない。

「お母さん、借りてきてね♪」

と、いう始末。

それはそれでゆっくり私も図書館で本を選べるので良いが、
やっぱり子どもたちが自分の手で本を眺め、
お気に入りの一冊を見つけて欲しいと願う・・・。

今度こそ、一緒に行きたいなぁ。

そんなわけで、長男・にいに(小1)に選んできた童話。

聞き読みだけでなく、自分で読書を楽しんでもらいたいなぁ。
とも願い、童話も借りてきました。

『リンゴちゃんのおはな』角野栄子
リンゴちゃんのおはな

ポプラ社

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『魔女の宅急便』でおなじみの角野栄子さんの作品。
実は、『魔女の宅急便』しか知らない私。

以前から、他の作品にも気になっていました。
絵がうちのにいに好みだわ。
とも思い、こちらを!

結局私は、中身を読まずに返却となってしまいました。

でも、にいに曰く、
「すっごくおもしろかったよーー!
 リンゴちゃんがね♪」

と、いう具合にストーリを教えてくれました。

どうも
本の後ろをよく見てみると、
シリーズがあるらしく、

にいにの要望で、
「最初から読むから!」
というわけで、なぜか私が図書館に通い(怒)、

3冊の童話を一気に楽しむことができました。
返しに行くと、
読んでいない「リンゴちゃん」シリーズが本棚にありました。

同じ頃、同じ地域で楽しんでいる子がいるかと思うと
なんだか嬉しいですね。


『リンゴちゃん』
リンゴちゃん

ポプラ社

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↑は、リンゴちゃんとマイちゃんの出会いが書かれているらしいです。(にいに談)


『リンゴちゃんとのろいさん』
リンゴちゃんとのろいさん

ポプラ社

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『リンゴちゃん』→『リンゴちゃんのおはな』→『リンゴちゃんとのろいさん』が
刊行順のようです。

「リンゴちゃん」シリーズ発行の
ポプラ社のホームページ
http://www.poplar.co.jp/index.html


5月9日に『魔女の宅急便~その5』を発売なさった
角野栄子さんの「魔女の宅急便ホームページ」
http://kiki-jiji.com/hoge/index.shtml

5巻もあったなんて、知りませんでした!
先日、新聞にも大きく広告が載っていましたね。

『さんぽのしるし』五味太郎

2007-05-15 13:32:42 | ヨウセレクション
二男のヨウは4月から幼稚園に通い始めたが、
めんどくさいのか、幼稚園であったことは、
何でも

「ないしょのないしょ!」

と、お話してくれない。

でも、昨日は通園バスを降りるなり、

「今日ねーー!だんごむし捕まえたんだよ~♪
 みんなで探したんだ。
 捕まえるとねー、こうやってまん丸になるの~^^」

と、道の真ん中で身体を丸めてくれた。

嬉しかった様子がよくわかり、
しかも初めて、幼稚園のことをたくさん話してくれて
嬉しかったけど、もしかして、お土産はないよね・・・・。

って、おっかなびっくり。
幼稚園バックから、園服などよーーく点検したが

異常なし。

ホッ。そっと持ってかえってくる日が恐い。

さて、かわりにもってきてくれたお土産が絵本でした。

今週から息子のクラスは月曜日に園の絵本を貸してくれるのです。

息子が選んできたのは、

『さんぽのしるし』五味太郎

さんぽのしるし

福音館書店

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鞄から出すとき、ヨウは、

「これねー、すってんしちゃってねー、
面白いんだよ」

と、教えてくれた。

********************

うさぎが散歩に出ます。
歩いていくと、つぎつぎと標識にであいます。

標識が「しるし」というわけ。

それを解読して進んで良くといいのですが・・・

うさぎくんはどうもうまくいかず・・・。

いろんなしるしにであって
うさぎさんは最後どんなしるしとあえたかな。

********************

うちの子供たちは、道路標識が大好きです。

字が読めない子どもには、
「しるし」=「マーク」って
ものすごく興味を示しますよね。

だから、ヨウもすっかりこの絵本が気に入ったらしい。

どんなに標識を読み間違っても、
前へ前へ!

もっと慎重に♪と思ってしまうんだけど、
懲りずに進む
そんなうさぎさんの表情がなんとも愛くるしい。


ページを進めるとびに、
「これは○○のマークかな???」

と、ウサギさんと一緒にヨウも考えている。

調子の良い文章も、先へ先へと進みたくなり、
楽しく読めます。

返却までの1週間、何回読めるかな?

そういえば、
長男のにいには、3・4歳ごろ夢中になっていた本のひとつに
こんなのがありました。

『世界のマーク―由来や意味が分かる343点』
世界のマーク―由来や意味が分かる343点

主婦の友社

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字がもちろん読めないから、ひたすらマークを眺めて
満足そうでした。

久々に本棚から出してみよう。
ヨウは、どうな反応するかな?


DVD『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』

2007-05-14 09:26:53 | 育児
先日、長男と借りてきました!

DVD『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』

ハリー・ポッターと炎のゴブレット 通常版

ワーナー・ホーム・ビデオ

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うちの小1の長男は、読書は、まだ童話ぐらい。
早く「ハリー・ポッター」の本を楽しんで、
親子でそれぞれの感想を話し合ったりしたいなぁ。
まだまだ先ですね。

でもそんな長男も映画は気になるらしい。
今までは、アニメや動物が主人公の映画ばかりだったのに。

この週末に親子でDVDを楽しみました。

なんでも、長男は、今年こそ、映画館でハリーポッターを
観たいんだとか。

それには、まず前作までを観なくちゃね。
と、いう訳。

途中で飽きるかなぁ。と思ったけど、
恐がりながらも、ちゃんと最後まで観ていました。

やっぱり面白いらしい。

ちゃんとストーリーがわかっているのかは定かではありません。

どうしても私は、本の世界の方が好きです。
でも、これをきっかけに本も読んでみたいなぁ。
と、思ってくれると良いです。

映画を観ていて、だいぶ私も忘れている箇所が多かった。
再読したい。

さて、
この夏、
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』 2007年7月・21ロードショー
http://harrypotter.warnerbros.co.jp/site/

息子と初めて劇場で、ハリー・ポッターを観る予定です。
夏の計画が一つ決まりました。
さて、二男・ヨウはどうしよう・・・。絶対飽きる。。。。。

『この本が、世界に存在することに』角田光代著

2007-05-09 10:04:13 | Weblog
角田光代さんの本を読みました。

『この本が、世界に存在することに』角田光代著
この本が、世界に存在することに

メディアファクトリー

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角田さんの本を読むのはこれで3冊目。
それまでの2冊ですっかり私は角田さんのファンに。

対岸の彼女』と『しあわせのねだん

角田さんの書く文章には、共感が多いせいかなぁ。

さて、この『この本が、世界に存在することに』は
9編+あとがきエッセイ付からなるこの本。

表紙の青が、私好みのステキな色で
本を手に取ったときから、これよ!!と言った感じです。

どれも本とのおつきあいの内容の短編集。

いろいろな形で本が登場する。

その中で私がもっともそうそう!と唸ってしまったのは、
(以下、引用)

**********************

「不幸の種」より
年を経るごとに意味が変わる。かなしいことをひとつ経験すれば意味は変わるし、新しい恋をすればまた意味が変わるし、未来への不安を抱けばまた意味は変わっていく。(中略)一年前にはわからなかったことが理解できると、私ははたと思い知る。自分が今もゆっくり成長を続けていると、知ることができるのだ。

**********************

同じ本なのに、本当にそうなんですよね。
中学生のときに読んだ『友情』武者小路実篤と、社会人になって再読した『友情』
これには、本当に驚いた。
そういう本は、山とある。

そうそう、このとき再読したいなぁと、ふと思ったのが、
中1のとき、それはそれは時間を忘れて読みふけった
『はてしない物語』
はてしない物語

岩波書店

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ものすごく感激したのを覚えている。
が、今は内容もおぼろげだ。

そして、もう一箇所

**********************

「ミツサワ書店」より
頭のなかは、読んだほんの言葉であふれかえっていた。しかしそのどれも、だれかが書いた言葉であって、ぼく自身の言葉というのは、あいかわらず、阿呆な一言しかなかった。

**********************

こうして文章を書いていて、まさにそうだ。
いっつも自分の読書記録や息子たちとの絵本を楽しんだときの
ことを書こうにも、
相変わらず、自分から出てくる語彙・文章は、楽しかった。すごかった。
しか表現できないのだから、悲しい。


この短編集には、古本屋さんが結構出てくる。
そう古本屋さんって宝探しみたいで楽しいですよね。
あの独特の匂い。

あさっているうちに、鼻がムズムズしている感じ。
埃もあるかもしれないけど、

本に呼ばれているのではないかとキャッチしようとする私の鼻。

この辺にあるかなぁ~。神田の古書街に行きたい。

そういえば、角田さんの著書に
『古本道場』
古本道場

ポプラ社

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があったな。と思い出す。
こちらも近々読みたいと、読後思った。