秋だりんごの季節だー!!!
私、日本のりんご、大好き。
母実家が山形なので、産地直送をバリバリ食べてます。
去年はジュースにして飲んでいた息子も、今年はスライスしたのをぱくぱく。


どこに視線をやればいいのか、困り果てているMY母。 私にアイコンタクトを送ってくるでもなく、目を泳がせて挙動不審である。
うつむき加減で沈黙している従妹ちゃん。 よぉーく見ると、彼女が薄く笑っているのがわかる。 ハナ子はこのコを味方だと思っているようだけど、私の考えによればそれは勘違いだ。 だって従妹ちゃんの母親である、ハナ子の弟嫁さん、ハナ子に嫌われ苛められ続けてきたのだそうな。 母親を苛めた伯母に対して、表面で笑っていても、内心では嫌っているというのが普通ではないか。
パパは相変わらず植物化しててどうにもならない。 そのことに対して苛立ちを覚える余裕は、このときの私には無かった。
夫とハナ子のケンカは不毛にも続いていた。 食事前と何変わらない内容で。 私はそこに介入する術も無きゃ気も無かった。 ただ、飛んでくる唾と咀嚼物から身を守ること、夫が実家でやりかけている引越し荷物の始末、ホテルに戻ってからの夫の精神的なケアばかり、考えていた・・・。
どーしようもない無限ループみたいなケンカの流れが変わったのは、どれくらい時間が経った頃だか思い出せないけれど、夫がこう言ったとき。

一瞬、ハナ子は黙った。
そして次の瞬間、叫んだ。

それは、言うまでも無く私には身に憶えの無いことだった。
確かに私にとってハナ子実家は、親近感も無く、衛生的にも厳しいところなのだが、そうした習慣の違い文化の違いを理由に、「嫌う」ってところまではなかなかいかない。 もちろん、その不衛生な環境が夫の実家だったらかなり辛いと思うが、義母の実家なんてそんなに関わりが強いわけじゃないし。
とにかく私は、ハナ子実家の悪口なんて言った憶えはございません。


ちなみに、このような叫びが繰り出される合間にも、ハナ子は食らい続けているのである。 このときは、既にデザートの果物にとりかかっていた・・・。


義弟の彼女ちゃんは、日本語がわかる。 私も、顔を合わせたときは日本語で話せる相手が居て助かっていたのだ。 でも、日本語でコソコソ悪口なんて言ってないぞ? そもそも私は悪口を言うほどの感情を、ハナ子実家に対して持ち合わせていないし、仮に悪口を言いたいとしても、彼女ちゃんに言ったら義弟に伝わるのは見えているので、ぜーったい言わないから。
しかしハナ子脳内では、私が彼女ちゃん相手にハナ子実家の悪口を言ったことになっているらしく、このときまでにも、度々実家の悪口を言ったんだエイヨォー!・・・と、怒鳴られてきたのだった。
度々叫ばれてきただけに、実のところこの話、裏は取れているのだよ。 ハナ子くん。

はーっ・・・と、彼はため息を吐いた。

しかもそのウラは、ハナ子も居るときに、皆で取ったものなのだった。 やはり意味がわからない、ハナ子。
夫はパパの方を振り向いた。 お忘れかもしれないので繰り返すが、部屋の入り口に近い席から、ハナ子・私・夫と座っていて、円卓の奥の方にパパとMY母が居る。 夫はハナ子と向き合ってケンカしているので、パパは夫の後方にいる格好になるわけだ。

パパは小さな声で、しかしはっきりとこう答えた。

そう。
私、「中国の農村初めてでしょ?」的な会話の際に、有名なマーケットがある義鳥を面白そうだと言っただけであって、ハナ子実家の話はしなかったのだ。 義鳥の話だって、街としてどうかって話であって、パパ実家のこともそのときはよくわからなかったから特にコメントしていないし。
しかし。
パパの発言を聞いたハナ子は。

叫ぶと同時に。
ハナ子の手に握り締められていた、デザートのスイカが・・・
宙を飛び・・・
私の目の前を通過し・・・
ビシィィッ!!!
と・・・
パパの顔面に当たった・・・
当たってテーブルの上に落ちたスイカの皮は、白いところだけになるまでキッチリ食されていたという。
スイカの皮だし。
怪我するわけじゃないけど。
曲がりなりにも夫の顔面にスイカの皮。 息子と嫁と嫁母と姪の前で。
なんつーの?
ショックだった・・・。
「ハナ子とスイカに御用心!そのさんじゅうよん」に続く。


りんごスライスを息子にあげたら、ある日不満そうにうなる。
視線を追ったら、夫が丸齧りしていたりんごが!
無農薬のりんごだし、よく洗ったのを皮付きのまま大きめに切ってやったら、すっごく嬉しそうにかじりつきました。
なるほど、大人のすることを真似したいんだねえ。
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お気の向くままコメントくださいませ。
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おもしろくて(っていったら語弊がありますよね。でも変な言い方ですが、本当にそう思いました)最初から一気に読ませていただきました。
強烈キャラ、ハナ子さんのキャラが立ち過ぎで、怖いものみたさで楽しませてもらいました…。にしても、ダックさんの冷静さ、とーってもすばらしいです。私ならミニハナ子さんに変身してるかも…。
私も実は国際カップルなのですが、パートナーの実家は外国なのでそれほどあわなくていいのですが、やっぱり世代が違うと価値観も違うのでたまにイラってすることがありますが、普通の人なのでそれはそれで助かってます。まだまだ続きがありそうですよね。更新楽しみにしてます。(本物のハナ子さん、壁に隠れながら見てみたい…)
ついに攻撃にでたかハナ子さん。
夫に物を投げるって信じられないですね。
山形のりんご。
無農薬なんですよね。。
うちはもち安い中国産りんご。
いつも皮をむいてあげてますが、
旦那はまるかじり。
次男ももちろん、ほしがります。
長男は普通にまるかじりですが、
姑がいないときにさりげなく、皮を向いてます。だって農薬まみれですよぉ。
毎回笑わせてもらってます。(ゴメンw)
相変わらずひでぇなぁ。。。
戦争世代じゃないの?ハナ子さん。
食べ物を投げれる世代じゃないだろうに。。。
ここまで突き抜けると憎しみより別の感情しかないよね。
言葉も全部分からないしw
うちもヨメシュー起こるのかなぁ。。。
今のところ義母にはすごく気を使ってもらってます。
そして私も出来る限りいい嫁でいようと思ってます。
でも鬼嫁っぷりはバレてるっぽいwww
そしてこの前、うちにもりんご&梨が義父より届いたよー!
二人で食べきれないよー!w
少々生食でいただいたらジャムにして、アップルパイでも焼こうかな。
もう何が何だかの脳内変換
いあ、それにしてもハナ子とパパって
なんで夫婦してるんだろうねぇ。。。
はじめまして。
おもしろいって言っていただけると嬉しいです。
まだまだ続きがあるというか、離婚しない限り、終わるもんでもないので笑うしかないです。 距離を置いている間は一応、小休止って感じですが、一応親なのでまるっきり絶縁ってわけにもいかないし・・・絶縁までしちゃうと、夫が後悔するのかなーっと思って。
国際結婚、そもそもカルチャーが違う度合いが高くて、大変ですよね。 でも面白いこともある。 この好奇心が自分の首を絞めていると思うこともしばしばです☆
シュンロンさん
攻撃はハナ子の得意分野なんですよ。
なかなか、よほどのことでもなければ夫にモノは投げられないですよね。 今のところ投げたことは無いんですが・・・
うちだって、日本以外では中国産か、どっか産のりんごですよ。 私は日本以外では生りんごはあんまり食べませんが。 日本のが一番美味しいんですもの!
で、外国産りんごは、夫にも丸齧り禁止です。
農薬ついているからやらないでね、って。 子供にはもちろん丸齧り絶対禁止!
トメさん、駄目ですね・・・。
長男君には、うさぎちゃんに剥いてあげるのはどうでしょうか。
改めて、何度でも、おめでとうございます。
ハナ子さんはギリ戦後生まれです。 でも、ブンカク世代なので、食料は大事にしますよ~
今回投げたスイカも、ちゃーんと食べ終わった白いところだけです! 食ってから投げた! 偉い!
ヨメシューは、何事も無く仲良くしている家もあるみたいですけどね。
子供が出来たとき、そして介護の問題(同居問題など含めて)に直面したときがターニングポイントですかね・・・。
ところでアップルパイって・・・ジャムって・・・どうしたんですか。 かわいい新妻ですか。 そんなひとだったんですか・・・
皆それ聞いたら泣きますよ~
スイカぶつける人、スイカぶつけられて何も言わない人。
なんで夫婦なのか・・・。
意味わかんない・・・。