北京ダック「日本鬼嫁・中国オニシュウトメ」日記。

再開しました。 私は今、夏に居ます。

ダック鬼嫁日記87「ハナ子とスイカに御用心!そのにじゅうよん」

2008-07-26 | ㊥ハナ子とスイカに御用心!
 
暑いけど冷房入れると寒い・・・
冷え性には拷問みたいな季節です。
子供がおなかに居て、どんなに冷房効かせても暑かった去年が懐かしい~。
いや、妊娠ってキツイから戻りたくはないですが。
                   


なんでそうなる???・・・と、夫が言いかけた瞬間。
何を思ったのか、義弟は座った。 どすん。

え。
ケンカは?
ケンカはどうしたんですかー?

拍子抜けしたと言えばいいのか・・・夫と義弟の激しい言い争いと、それに続くハナ子のパフォーマンス、あまりと言えばあまりな家族劇場を唐突に中断させた義弟の態度には、どういうリアクションを取ればいいのか見当もつかなかった。

見渡せば、従妹ちゃんは目を逸らすようにして黙っている。 MY母はあまりの展開に驚きを隠しきれない様子。 

義弟はどすんと座っていて、それを見たハナ子も着席しようとしていた。

パパは・・・騒ぎの間中、観葉植物よろしく気配を殺していたんだけど、突然口を開いた。

「気を取り直して乾杯しましょう。」 

はい???
何ソレ。

一体どういう・・・

私の価値観では理解不能なパパのリアクション。
いや・・・事なかれ主義が必ずしも悪いものではないことくらい承知しているけれども、ここでそれはどうなんだ。 一家のお父さんとして、ここはいっちょ、何か言うべきではないだろうか。 既にコトが起きてしまっている現場を無視して「何も起こらなかった、そうですよね皆さん」って態度に出るのは無理がないだろうか? そういう現実無視の黒いものも白的態度って何かを想起させる。 

夫はどういう態度に出るかなあと見守っていたらば。

彼もまた、あっさりと着席した。
私はそのことに軽く失望した。
周囲が無かったことにしましょうって方に向かっている中、自分だけ騒ぐのは難しいし、騒ぐこと事態はマナーの悪い迷惑なことでもあるから、なお言いたいことを言いづらい、と思う。
でも、夫が夫実家の人々に倣うことは、彼もまた事なかれで建前主義な家族の一員なんだなあという風に見えて、私は不満だったのだ。

ちょうどそのとき、前菜が運ばれてきた。
前菜を前に、ものすごく気まずくて不自然な乾杯が交わされてしまい・・・

私何やってんだろー・・・と、思いっきり複雑な気持ちになってしまった。

なんていうか・・・結婚して、嫁姑問題の当事者になってしまったこと、現実に今後の人生で考えなきゃならないことが山積みであること。 親を頼れないのはいいとして、親の老後寄りかかられてもキツイ。 ストレスを最小に押さえて全てに向き合ってこの結婚を継続するには、要するにお金が最も有効な手段になるだろうから、よく考えてしっかり生きていかなきゃならないこと。 ボケボケだらだら遊んでいるヒマなんて無いし、計画的に何か学ぶとか資格を取るとか、もっとガンバラなきゃ感の絶え間ない人生って、私のように温い育ちの人間には日々息があがってるみたいなきっつい感じなんだけど・・・。

そういう諸々のことの根底にあるのが、本音も言えない事なかれ義実家であり、表面的な平和?のためにはハナ子の暴走も無かったことにする無茶だということが辛い。 夫がそっちに与しているならそれがなによりキツイ。

あーやだやだやだやだやだ。

・・・と、思ったところで。
私の夫は、再び静かに口を開いた。

;「ケンカをすることを目的として来たわけじゃないし、むしろ最終的には実家のみんなと仲直りをしたいと思っているんだけど。 少し冷静に話をしようか。」

夫の沈黙と迎合が不満だったのだから、この発言にはYES!!!ってとこだけど、実際には、なんだか妙な緊張感に包まれて、私の願い通りの夫の切り込みを手放しで喜ぶでもなかった。

夫の次の発言を、一同は沈黙したまま待っていた。

;「母ちゃんが、俺達に何か不満なことや言いたいことがあるんなら、それを聞く気はあるんだよ。 でも、嘘はダメだ。

そう。
全ては無茶な嘘から話がおかしくなったのだ。

ヘンな嘘なんてつかないで、何か不満なら正直に言えば、こういうこじれかたはしていなかったのに。

嘘、という言葉に反応したのは、義弟だった。








「ハナ子とスイカに御用心!そのにじゅうご」に続く。





ちょこっと短いですが今回はこれで~。
気候のためか、子供が夜中にぴよぴよ起きるんです・・・。
それでも我が子は可愛いけどね。


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ダック鬼嫁日記86「ハナ子とスイカに御用心!そのにじゅうさん」

2008-07-11 | ㊥ハナ子とスイカに御用心!
 
すいませーん間が開きました。
箱根の温泉入りに行って、帰宅後もバタバタしてました。
温泉でも更新する勢いで行ったのに、まったりしちゃってダメですねー。
                   


橋は壊された。
どっかん。

「オマエどういうつもりなんだよ・・・」
と、我が夫は言った。
この時点では、強い口調ではあったけれど、怒鳴ってもいなかったし、着席したままだった。

私に言わせれば、この時点で勢い良く怒鳴ってくれた方が、まだしも怖くないと思う。 夫は素直な性格で、少なくとも家庭内では、嫌なことや腹立たしい気持ちを隠そうとはしないのが通常だから。 敢えて抑えた表現をするというのは余程怒り心頭。 我々はたいがいケンカの多い夫婦なんだけど、それでも私に対してそんな態度に出たことはただの一度も無い。 いつだって素直にぽんぽんと怒り、時に言いすぎて、後から謝るようなひとだ。

だいたい中国人は日本人に比べて、一般的に感情を露にしやすい人々だという印象がある。 飽くまでも私の個人的な見解ではあるけれども、よく言えば素直で正直、悪く言えば直情的でブレーキが利かないタイプが多い。 人に言われたことや、あるいはメディアの言い分に対して、真っ向から受け止め、怒る。 日本人だと、怒る前にワンクッションあって、そこで分析するなり感情を誤魔化すなりして、激しい表現に至らないことが多いと思うのだけれど。

夫は、社会人としては相当温厚で周囲に適応するタイプ。 たぶん、若い頃から外国人の間で働いてきたせいだろう。 しかし家庭では、人並み以上に素直で真に受けやすく、妻としては面倒くさいなあと思うこと半分、素直さは強さだと感心すること半分ってところ。

そんな彼の感情を押し殺した口調ってねー・・・
どう考えても嵐の前の静けさというか、爆弾に到達する前、導火線を火が走っている状態だから。

どういうつもりか、と言われた義弟は、吠えた。
エイヨォ、とは言わなかったが、つまり吠えるような勢いで叫んだ。 さすがハナ子に可愛がられて育っただけのことはある。
「その女の態度がサァ・・・」的なことを言ったのはわかったが、後半聞き取れなかった。 
それに対して夫は、がたん、と椅子を動かして立ち上がった。

そして猛攻撃。

怒鳴るでもなかったんだけど、何しろ彼の肺活量は素晴らしく多い。
朗々と、膨大な量の言葉を理路整然とぶつけていく。

これまで私達の間に起きた出来事と、双方で意見が食い違っている点、ハナ子の主張には明らかな矛盾があるにも関わらず、義弟がそのことを無視して嫁(=私)ばかり悪く言っており、根拠無くそのようなことを言われるのが不愉快であるという話。

あーあ・・・。
、嫌になるほど理屈っぽくて、ツマである私が言うのも変だけど、妙~に頭の回転速いのよ。
そういう人間相手にケンカするときは、全く別の視点から見たことに話を持って行くとか、フェイントかけるとか感情に訴えるとか、とにかく奇襲系で行かないと勝ち目は無い。 理屈に長けているけれども、気遣いに欠けていたり、鈍いところもあるひとなので、ケンカの全容を冷静に見れば、必ずや穴のふたつやみっつ、開いている。 そこを不意打ちで滅多打ちにでもしない限り、まず、ケンカって言うケンカになれない。 

考え無しの義弟が、そんなに上手にケンカできるはずもなく。
義弟の発言は、
「オマエの嫁が母ちゃんを虐待したんだよ!!!」
「なんだこのやろう!!!」

この二つだけになってしまい・・・。
ただそれだけをひたすら叫び続けて、会話には全くなっていないというのは、本当に意味の無いことだと私は思うんだけれど、夫が何をどう言おうとも義弟の態度と発言は変わらなかった。 こういう態度、嫌になるほどハナ子そっくり・・・。

膠着状態から脱したのは、それを見ていたハナ子が、義弟を押さえつけるようにして止めに入ったとき。

「母ちゃんのことなんてもういいから! ケンカしないで! 座っておくれよォ!」

えぇー・・・っ。
ハナ子、演技派

そこで可哀相な母親ぶるかね?
義弟はそれを信じているのだろうか? 心から?

そのあたりは定かではないが、とにかく義弟は戦意を喪失したかのように、静かになった。 そして彼は、部屋から出て行こうとした。

するとハナ子、義弟に体当たり・・・じゃない、一応すがりついて、とでも言っておくか、とにかく義弟に身体ごとぶつかっていって押さえつけた。
;「行かないでよ。 母ちゃんをひとりにしないで、この場に一緒に居ておくれよー!!!

って。
何でそうなるか???

疑問に思ったのは、勿論私だけではなかった。







「ハナ子とスイカに御用心!そのにじゅうよん」に続く。





格安の宿だったんですけど、お部屋に露天風呂ついてて子連れには最高でした。
うちの子温泉大好きで、かなり熱くても平気みたい。
日本人遺伝子ですかね?


意外と落ちてなくて大感謝です→人気ブログランキング
 


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ダック鬼嫁日記85「ハナ子とスイカに御用心!そのにじゅうに」

2008-07-05 | ㊥ハナ子とスイカに御用心!
 
どもども。 暑い日でした。
蒸すと子供が夜泣きするする!
エアコン入れちゃったよ。

                   


さて、だ。

好きか嫌いかで言うと、私は好きだ。
でも、すごく強いほうではないし、結婚してから飲む機会が減ったので、頻繁に飲んでいた若い頃よりも弱くなっている。
場を楽しむために、とか、食事を美味しく、とか、色々なお酒を味わってみる、という意味で好きという程度で、アル中要素は今のところ皆無。
夫もまあ、私同様の酒レベルだと思う。

運ばれてきたビールを最初に手に取ったのはパパだった。
パパはMY母に注いでくれた。 MY母は実は本当にほぼ全く飲めないので、かたちばかりそれを受けて、パパに注ぎ返していた。
夫はそれを見て、MY母のためにスプライトを別注し、ついでに私のも頼んでくれた。
私は夫に注いであげて。
ハナ子陣営の3人の間でも同様な酒の勧め合いみたいなことが行われていた。

スプライトは迅速に届けられて、私の前にもグラスが来て、乾杯をした。

一応かたちばかりの乾杯。
なんとなく和やかなフリ。
このまま和やかな流れで行くか?と思われた頃合。

ハナ子は、立ち上がった。

なんで立ったのか?と思う間もなく、つかつかつか、と私に歩み寄ったハナ子!ぎゃー!やられる!!!・・・じゃなくて唐突に、私にビールを勧めたのだった。

「あの、私、飲まない・・・」
と、私は言ってしまった。

後で考えたら、とりあえずグラスにもらっときゃよかったんだけど・・・
あまりにも唐突過ぎた上に、私はこの頃酒を断っていたから、つい・・・

なんで断酒中だったかって?

そりゃあ、もちろん「そろそろ妊娠しよっかな~」と思っていたからに決まっている。 もともと、飲まないといられないってほどの愛好家ではないから、「妊娠してもいいかなあ」と考え始めた時点で、もうそれほど飲みたくもない気持ちに、自然となっていた。 好きな種類のお酒だったらちょっと飲みたいときもあったのだけれど、私はそこまでビール好きじゃないからして、ハナ子が注いでくれようとしたのがビールだったのもあり、普通に断ってしまった。

悪意はなかったのだ。
注ごうとしたのがハナ子じゃなくても断ったと思う。
断らないで受けるのがマナーだったかとも思うし、一応かたちだけでも好意をむげにしたことは悪いと思っている。

ハナ子は、「なんで飲まないんだい? おまえは飲めるだろう?」とか何とか、言った。 私は、妊娠しようと思っていることには触れたくなかったので、「今日はちょっと体調が悪いので・・・」などと言おうとしたし、夫も同じことを伝えようとしてくれていた。

そこに、要らないクチを挟むのは言わずと知れたアホ義弟。

義弟;「かあちゃん! そんな感じ悪い女、ほっとけよ!!!
そらーデカイ声で言った。

あのね。
確かに私、ハナ子とは言え目上のひとの酒を断って、それは悪かったと思うよ?
でもここんち、別に「飲めなくても絶対に飲まなければならぬ!」とかの厳しいルールは無いみたいだし、酒などは普通に自然にしてて構わない感じなの。
その上、ハナ子はまだ続けて勧めてくれてて、私には飲まない理由を説明するか、もしくは「やっぱりいただきます」って言う余地が残っていたの。

そこにそんな口出しをして。

ただでさえ、色々あったところに、義弟が挨拶さえしなかったことでは怒っていた。

その上でっかい声で私のことを「感じ悪い女」って。

が怒らないと思ったかい?

が怒って、この面子でケンカになって、一番困るのどこのどなた様だか知ってる???


コノヒト。


「エイヨォ・・・」






「ハナ子とスイカに御用心!そのにじゅうさん」に続く。





そんで今夜も夜食受注。
健康食だってさ。


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ダック鬼嫁日記84「ハナ子とスイカに御用心!そのにじゅういち」

2008-07-04 | ㊥ハナ子とスイカに御用心!
 
さぁて7月4日。
独立記念日。
だからどうということでもないです・・・。

                   


微妙な感じでたどり着いた「学食だけどレストラン」は、確かに言葉の通り、まんまな空間だった。 つまり、だだっ広さと照明の感じ、そこに集う人間の種類は「学食」。 しかし、一応掃除など行き届いていて、建物自体も新しい。 服務員も制服っぽいものを身に付けている。 このへんが「レストラン」。
中国の大学ではこういうのが普通なのかしら。
日本の大学もカフェテリアとかあるけど。
・・・そういえばオーストラリアの大学も、小奇麗な店もあったかも。
普通なのかな。 世界的に。

普通かどうかはさておき、我々は、大戦前夜の世界さながらの緊張感のまま、「学食のレストラン」の個室に案内された。
後のことを考えると、個室なのはまだしも救いだった・・・ような気もするし、実のところ最早どうでもよかった気もいたす。 わからん。

このレストランは、一応学食なのでお値段は抑え目。 でも、農学部が作っている無農薬野菜だか有機野菜だかを使っており、味も抜群!量たっぷり!と評判なのだそうだ。 予約を取るのも難しいのだが、この日は偶然運良く取れた、とパパは語った。 運が良かったかどうかはともかく、運命なのは間違いないと私は思う。

パパは先頭を切って個室に入室し、座席を確認するなど、にこやかかつ積極的に振舞った。 言うまでもなく丸テーブルね。

そして、パパはMY母を促して奥の席に座らせ、その隣に陣取った。 一応MY母を主賓として扱ってくれていたということで、ここまでに不自然なことは無い。 

通常はここで、ハナ子がMY母の隣に行くか、或いはハナ子とパパが並ぶものではないかと私は思う。

私が思う正しい座り方・・・
 MY母 
OR
  MY母
となる。

しかし実際には、なぜかハナ子はMY母とパパの近くに行かず、MY母の隣りに従妹ちゃん、その隣りに義弟を配置した。

義弟 従妹ちゃん MY母 ・・・という具合に。

そこで、夫は、反対側つまり、パパの左側にハナ子を座らせようと道を空けた。 だがしかし、ハナ子はそれを拒否。 をパパの隣りに配置し、次に私を配置し、最後にハナ子は義弟と私の間に座った。

 義弟・従妹ちゃん・MY母・パパ・MY夫・私・・・ハナ子。

で、ハナ子と義弟は丸テーブルだから隣り合っている。
私とハナ子は、隣りといえば隣りだが、間にもう一人分くらい空いている。 

なぜこんな席順になる・・・?

意図がまるで読めない。
仲直りするための席り方とも思えないし。
ハナ子陣営の者、義弟と従妹ちゃんのそばに座りたかったのかもしれないが、だったらMY母の隣りにハナ子でもいいような気がするし。
意図なんて、無いかもしれない・・・?
それにしては不自然・・・?

腑に落ちないまま、笑顔のパパが飲み物食べ物を注文し、盛り上がらないこと確実な、空虚なる宴は始まった。

なにしろ、会話という会話が、パパとMY母、義弟と従妹ちゃん、私と夫、とペアの間で行われ、異なる組に話しかけることはほぼ無く・・・それがまた非友好的な冷戦の雰囲気ばりばりであり、実に妙な具合だった。 英会話学校の「ペアを組んで練習しましょう」みたいだなあと外れたことを思いながら、私は夫と小声で話しながら、みんなの様子を観察した。

7人のうち、特に居心地悪そうで、挙動不審なのはもちろん、ひとりあぶれたハナ子。 彼女は、隣にいる義弟&従妹ちゃんという、ハナ子陣営の者たちに話しかけるでもなく、宙を睨んでいた。 ハナ子の向かい側は、パパとMY母のあたりだったので、私はMY母がハナ子を気にしている、なんとなく怖がっているのがわかった。

そして義弟。 普段と異なるという意味では、彼の方が年中無休でおかしいハナ子よりもオカシイと言えた。 何せ、物凄い勢いで従妹ちゃんにしょーもないことを話しかけ、息つく間もない様子。 義弟が彼女ちゃんと物凄く仲良しだった頃、彼女ちゃんに対してさえ、こんなに熱心に話してなかった。 不自然。

私;「あのさ、彼、この場に居たくないからあんな喋ってるのかな?」
「そりゃそうでしょ。 あいつビビリーでチキンだもの。 俺達を無視して尚ここに居るのなんて内心ドキドキでしょ。」 
私;「俺達を無視って、アンタも無視されたの?」
「そうだよ俺もにぃはおさえ言われなかったもん。 俺は言ったのに。」


そうだったのか。
なら、彼、無理して来なくてもいいのに。

いや、待て。

ということは、義弟、ハナ子命令でここに居る?

じゃあハナ子、あの席順、義弟に逃げられないように道を塞いでいるとか・・・?

さすがにそれは無いか、と思ったところで、酒の類が運ばれていた。
既にブチ壊れている宴、火に油を注ぐ悪魔の水、到来。

火に油を注ぐというのは、日本語では、ケンカとか何かの騒動とか、好ましくない騒ぎを煽るようなことをする意味だが、中国語で加える油はガンバレの意だ。

加油!!!じゃーよ!!!
何をガンバレばいいんだろー???




「ハナ子とスイカに御用心!そのにじゅうに」に続く。





コドモが寝たと思えば、夫、夜食希望。
上の子だと思わなければやってられん・・・?
上の子だとしたら、夜中に食べ物与えるのはまずいかなあ?



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李小龍故居→李小龍記念館

2008-07-03 | ㊥ざつだん
ソフィさんによると、李小龍旧宅の売却は無事取り下げられたとのことです。

先ずはめでたい。

ご協力いただいた向きには、まことにありがとうございました。

経緯はここ→
http://news.sina.com.hk/cgi-bin/nw/show.cgi/2/1/1/792978/1.html

http://www.appleactionews.com/site/art_main.cfm?&iss_id=20080702&sec_id=6996647&art_id=11303800&media_id=1&dis_type=text

中国語です。

詳しい訳とかはそのうちソフィさんがしてくださったら載せます。 私、とってもじゃないけど中国語の訳とかは出来ないので・・・意訳と称する別物になるので・・・それじゃ訳って言わないよ・・・。

ともあれほんとにめでたく、ありがとうございました。

私は香港が大好きなので嬉しいです。

なんで香港が好きなのかは自己分析中ですが・・・。

んで、引き続き李小龍記念館設立のために署名は集めるということなので、ぜひ署名をお願い申し上げます。

署名ここ↓以下ソフィさんの日記から引用。↓

http://www.881903.com にアクセスしてください。
左下にある『保護龍之故居 支持四川重建』のバナーをクリックしてポップアップしてきたウィンドウに名前とメールアドレスを記入し、左側の『同意及遞交』をクリックして送信してください。右側の『重設』は『リセット』です。皆様からいただいた署名はすべて香港特区政府に送られます。 
 

↑引用終了。 


ということで、よろしくお願いします。


ハナ子はもーちょっとかかります。
たぶん日付変わる前後な感じでよろしくです。
コドモが寝なかったら明日に延期かも?

ではでは~。


ブルース・リーの住まいを守りましょう!

2008-07-03 | ㊥ざつだん
突然ですが、☆印の下、お友達のソフィさんのところからまるっきり引用。
ソフィさんは香港おばばの著者で、李小龍の熱狂的なファンです。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


ブルース・リー・ファン 各位

こんにちは。大変ご無沙汰しております。
李小龍會のソフィです。

このたび、李小龍の旧宅(金巴倫道41号)の所有者が
四川大地震の被災者救済のためにと、これを売りに出してしまいました。

李小龍會としては、この旧宅をなんとか李小龍博物館にすべく活動してまいりましたが
ここで一般デベロッパーに売却されてしまえば、取り壊されてしまうことでしょう。
それをなんとか阻止すべく、李小龍會は香港商業ラジオ第一チャンネルのサポートを受け、
まずは署名を集めることにしました。

香港のみならず日本やその他海外のファンからもなるべく多くのネット署名を集めたいと思います。
ぜひともファンの皆様のご協力を願いたく、今回のメールを差し上げた次第です。

事態の詳細およびネット署名の方法については
先日李小龍會から正式に発信したレターの下記和訳をご参照ください。

皆様のご協力を心よりお願い申し上げます。


以下、和訳。

『李小龍の旧宅を守り、李小龍記念館にしよう』

親愛なる各位

5月12日、四川汶川大地震が発生しました。四川の街を跡形もとどめないほど傷つけ、中国の大半を揺らした突然の天災は、世界中の人々から暖かい支援を受けました。人道主義の名の下に、また『血は水よりも濃し』というコンセプトから、香港人は誰よりも早く行動を起こし、最も多彩な方法で募金活動を始めました。その中でも、5月21日には、香港の著名な慈善事業家である余彭年氏が個人で所有している九龍塘の5区画の土地を入札方式で売却することを決定したとの公表がありました。売却で得た収入のうち、1区画あたり2988万香港ドルを四川大地震の被災地に寄付するということで、5区画すべてが売却できた場合、寄付金総額は1.5億香港ドル近くになります。その資金を被災地での学校再建費用に充て、残りすべてを余彭年慈善基金に寄付し、その他の慈善用途に使用するということです。余彭年氏が今回売却する不動産の中で最も小さいけれど最も目を引く物件は金巴倫道41号(41 Cumberland Road)の羅曼酒店、つまり世界的スターである李小龍氏、われらが『龍哥』の居宅なのです!

李小龍會は余彭年氏の義憤に燃えた被災者救済措置という善行を心より賞賛し最高の敬意を表したいと思いますが、同時に、ひとつの一挙両得案を提案したいと思います。それは、香港人の李小龍氏に対する「記憶の集大成」である、ひとつの「文化遺産」を守り、またさらに四川大地震で被災した各地への募金活動が一巡した後にも基金を再度立ち上げられるという一挙両得なものです。香港特区政府が『龍哥』の居宅を余氏から購入し『李小龍記念館』とすることで、後日その記念館入場料およびその他の収入を四川被災地への継続的資金援助源とすることができるのです。

李小龍會はここで香港特区政府に公開呼びかけを行います。上記の提案を厳格にまた正面から考慮していただき、李小龍居宅を購入することで、香港の人文分野および観光業の発展を促進し、研究・教育・娯楽目的で大衆に開放し、李小龍や彼の足跡に関する所蔵・保護・研究・世代間の語り継ぎおよび展示に従事する施設を建設できるのです。

李小龍會は香港商業ラジオ第一チャンネルのサポートを得ることができました。毎朝、同チャンネルの『在晴朗的一天出發』という番組でパーソナリティたちが香港市民に呼びかけてくれます。またネット署名運動も始めました。ファンの皆様にも是非ご協力願います。

http://www.881903.com にアクセスしてください。
左下にある『保護龍之故居 支持四川重建』のバナーをクリックしてポップアップしてきたウィンドウに名前とメールアドレスを記入し、左側の『同意及遞交』をクリックして送信してください。右側の『重設』は『リセット』です。皆様からいただいた署名はすべて香港特区政府に送られます。六月第一金曜の10:30~11:00には4回からなる特別番組『小龍問路』が放送されました。商業ラジオ第一チャンネルディレクターであり本會名誉顧問である馮志豐氏をパーソナリティに迎え、『龍居』に始まり、各回さまざまなゲストをお招きして李小龍について語っていただき、香港人の「記憶の集大成」である『李小龍』に思いを馳せてもらおうというものです。

皆さんのご友人にも話をして、ネット署名へのサポートをお願いしてください!われわれは信じています。この集大成案が四川被災地の再建への持続的資金源となることを。香港の記憶の集大成でありひとつの文化遺産である『李小龍』を守り広めていけることを。この案を実現させるため、われわれに力を貸してください!

龍居を守ること、それは龍迷の責任なのです!

李小龍會會長
黄耀強
2008年6月12日





『爭取保留李小龍故居,建立李小龍紀念館』

各位親愛的好友


5月12日四川汶川發生大地震,一場突如其來的災難頃刻顛覆了這座城市,撼動了大半個中國,引發了舉世人們的關切!基於人道主義和血濃於水的情懷,香港同胞以最迅速的行動,最多元的形式,投入到賑災募款的行動中!其中本港著名慈善家余彭年先生在5月21日公開表示,決定將個人持有的5幅九龍塘地皮推出招標出售,每售出一幅地皮即捐出2988萬港元給四川災區,即5幅地皮成功出售,捐出金額近1.5億港元,作為四川災民重建校園之用,而餘下所得金額亦撥到余彭年慈善基金作其他慈善用途。余彭年先生此次推出拍賣物業中,最細但最矚目的是金巴倫道41號的地盤,現為羅曼酒店,它是已故全球著名巨星李小龍先生,我們『龍哥』的故居!

李小龍會對於余彭年先生慷慨賑災的善舉,衷心地表示讚賞並給于崇高的敬意,但同時我們亦想公開建議一個兩全齊美的方案,既能保留香港人對李小龍先生的「集體記憶」和這一份「文化遺產」,又可持續性地為四川多個災區籌募災後重建基金,那就是香港特區政府向余先生收購李小龍故居,並將之轉化為『李小龍紀念館』,從而將日後博物館的門票和其他受益,用作支援四川災後重建的資源。

故本會藉此公開呼籲香港特區政府,能嚴正考慮以上的建議,撥出公款以收購李小龍故居,建設一個能促進香港人文及旅遊發展而對大眾開放,以研究、教育與娛樂為目的,從事收藏、維護、研究、傳播並展覽有關李小龍歷史事蹟之公營紀念館。

現在,我們正努力爭取,並得到商業電台第一台的支持,在每天早上,兩位主持黃永、潘小濤都『在晴朗的一天出發』節目中,透過大氣電波向全港市民呼籲,並發起網上簽名運動,在此,我們亦向各位會員呼籲,上網到 www.881903.com,於左下角『保護龍之故居 支持四川重建』處剔入,然後填上你的姓名及電郵,所有簽名將送交香港特區政府。而在六月份每一個星期五晚上的10:30至11:00,一個一連四集的特備節目『小龍問路』,由商業一台監製兼本會名譽顧問馮志豐主持,節目從『龍居』出發,每集帶出不同人的李小龍故事,提醒大家『李小龍』這個香港人的集體記憶。
請你亦向你身邊的親友解釋、呼籲,並也一同到網上簽名支持!我們相信,這是一個雙贏的方案,為了持續籌募四川受災地區的重建資源;為了保存及弘揚『李小龍』作為香港的集體記憶和這一份文化遺產,讓我們共同努力,落實這一雙贏的方案!


保護龍居,龍迷有責!

李小龍會會長
黃耀強
謹啟
2008年6月12日
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

私はブルース・リーの息子ブランドンから入ったなんちゃってなのですが(ファンと言うのもおこがましい)、やっぱり中華圏の超有名人、スーパースターのかつての住居はとっといて欲しいよな~と思いまして、ここを読んでひとりでも署名してくれたらとっても嬉しいです。
よろしくお願いします。

ハナ子の続きは、うちの子が寝たらまたぽちぽち書きます。

ではでは~。

ダック鬼嫁日記83「ハナ子とスイカに御用心!そのにじゅう」

2008-07-03 | ㊥ハナ子とスイカに御用心!
 
我が子、今日はまっとうな時間に寝てくれてホッ。
さてさて、ぷりぷりのホタテがあるから、刺身ちょっと。 あぶったのちょっと。 レモンしぼって、晩酌・・・と思いきや、爆泣き。
なんで食べ物だってわかるんだろう。
ホタテが大好物の乳児。

                   


地雷原・・・じゃない、鉄火場・・・でもない、某大学の学食への道。
5月の杭州はいい風が吹いていて、草木も活き活きして、本来とても素敵なお散歩のはずが、言い知れぬ緊張感に満ちていた。

義弟は従妹と物凄い勢いで喋りながら遥か先を歩いていってしまった。 私は義弟があまりにもおしゃべりなのにびっくりした。 パパ方の従弟妹とは、一緒に食事をしてもほぼ一言も喋らないのに、ハナ子サイドの親族とはこんなに親しげだったとは。 もパパ方の従弟妹に対するほうがずっと親しげではあるけれど、一見してこんなに差はつかない。 顔を合わせればかなりフレンドリーに接しているのだけれど。
アホ義弟くんは、コドモなのだ。
でも私とひとつしか違わないので、この時点で二十代後半だけどね・・・。

一方、ハナ子&パパは、MY母を緩衝材だと思ったらしく、パパ通訳でしきりにMY母に話しかけている。 杭州どうですかとか、最近ハナ子が漢方薬教室に通っててどうこうとか、ごく普通の無いことを。 娘の結婚式ブチ壊したなんてこたー、忘れてるね いいんだけどね、別に。 でも、結婚式でゴタゴタして、一度キャンセルした挙句に仕切りなおした式に夫の親出てませんでした・・・などという異常事態だったんだから、事件後初の親同士の顔合わせなわけで、もう少し何かあってもいいのに・・・というようなことを、私はぼーっと思った。

私は夫と並んで歩き、「このあたり、子供の頃と変わってない」とか、「昔はこのへんにこういうお店があって」とか、こちらもどうでもいいようなことを話していた。

けれども。 時折、ハナ子がこちらを睨むような視線を投げてきているのがビシビシとわかった。 睨むような、ってのはそういう表情なだけなのかもしれなかったが、何かすごく意識した視線だったのは間違いない。

そして、しばらく歩くうちに、中国語が少しもできないMY母とパパとの会話にあぶれたか、ハナ子が物凄い勢いでこちらに近づいて来た。 ちなみにハナ子外出ファッションは、お得意の赤いサマーセーター的なものに黒のボックススカート、オレンジのバッグ、そしてあからさまなノーブラ。 私、トップレスも珍しく無い国に数年住んでいたから、若いねえさんのノーブラはぜんぜんOKなんだけど、ハナ子はブラジャーした方がいいと思うよ。 だって重ね着ですらない露骨なノーブラなんて毒々しすぎるからさー。透けてるし・・・

うぉぉぉって勢いで(まだ叫んじゃあいないが)近づいて来たハナ子。
の隣に来て、何か言った。 周囲の音もあって、私には何か聞き取れなかった。 
素っ気無い
盛んに何か言う
返事はするけど雰囲気から超素っ気無い
、突然私ににじり寄って来て、何か言った。 野菜がなんとか、と断片的に聞き取れたけど、イマイチわからず。 全く見当のつかない単語を並べられた気がする・・・。
私;「ごめん、聞き取れない。 ○○、って何?」
;「○×△エイヨ!」
私;「その言葉知らない・・・」
;「○×△! 健康にいいエイヨ!」
私;「な、なんかわからないけど健康にいい野菜?」
話は一向にかみ合わず、私はちらりと夫を見た。 すると同様にハナ子も彼を見ている。 ちらりとどころではなく、じっとりと、だけど。
夫は敢えて少し離れて歩き、通訳する気は無さそうだった。

怒ってるんだ。

私にはわかった。
夫は、これまでの色々で、ハナ子に対する怒りが溜まっている。 何しろこの問題が起きてから、電話でこそ派手に言い合ったけれど、それは電話であるがゆえに、不利と見るやハナ子は逃げ放題。 ハナ子の刺客はメンドクサイ電話を矢のように浴びせてくる。 イライラは募る、しかし実際に顔を合わせた旧正月は親戚のことも考え、敢えてこっちから何か言い出したこともなく。
今回だって、結局「こっちからコトを起こす必要は無い」って、自分から問題を持ち出すのはやめているみたいだけど・・・腹の中は、温厚な彼にしては相当にキているはずで。

こんなに怒っている彼と、ハナ子と、アホ義弟。

一触即発。 

徒歩20分ほどの道のりが異様に長く感じられた。
普段行く学食とは違い、その特別な留学生用のレストランというのは少し家から離れていたから、案内されるままに歩いたのだけど。

昭和初期の日本があれよあれよと言う間に開戦までの道を歩んでしまったように。
我々もまた、流れるような展開で事件の勃発から開戦に向かう感じがひしひしとしたが、わかっていても止まれないものらしかった。 ちなみにこの学食までの道のりは例えて言うなら不況と混乱と軍部の独走を止められなくなってきたあたりである。 

だからこれから起きてしまうことは、このファミリーにとって歴史の必然。

橋が爆破されるまで、あと僅か・・・。



「ハナ子とスイカに御用心!そのにじゅういち」に続く。





でも、「ママ、ブログ書くから寝て」って言い聞かせたら寝てくれました。
ちゃんとものがわかる年齢になったら読ませるつもり。



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㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥㊥

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ダック鬼嫁日記82「ハナ子とスイカに御用心!そのじゅうきゅう」

2008-07-02 | ㊥ハナ子とスイカに御用心!
 
なんか涼しいやら蒸すやらようわからん天気。
でも一応、今日は晴れでした東京!
明日から雨らしいよ。
                   


今の状況で関係者一同顔を揃えてお食事。
私は構わないけど、でもアリエナイんじゃないかしら?
MY母を見れば「だ、大丈夫なの?」ってアイコンタクトを送ってくるし。
夫は夫で、「とりあえずこっちから問題を起こす気は無いから、向こうからケンカ売ってきたら買うけど?」って・・・。 なんか投げてるし。 

知~らない、知~らない・・・ってみんなの心の声が聞こえるようだわぁ、ってな状況になったところに、アホ義弟が帰ってきた。

「ただいまぁ」
って義弟が帰ってきたとき、リビングには私とMY母とパパ&ハナ子。 夫はひとり奥の作業部屋に居た。
私、一応義弟に「にーはお。」って言ったんだけど、思いっきり無視されちゃったよ、どうしよう、大人なのに・・・。 気分が悪いと言うよりも、むしろ驚いたわよ。 アリエナイ・・・。
しかしそんな義弟は愛想良くMY母には挨拶をしてくれた。 わざとらしいまでにニコヤカに。 もしかして私と差をつけてるんですか???って思うほどに。

そんな義弟を見ても、ハナ子はおろか、パパも何も言わなかった。

義弟の脳内では、この一連の出来事はどう処理されているんだろう。
ハナ子が嘘吐いたってことも全然わからなくて、ただ一方的に私が悪いということになっているのかなあ。
それってありえるんだろうか。
今までのことを冷静に考えると、義弟目線でもハナ子の嘘に気づかないというのは考えにくいと思うのだけれど。
赤の他人である私に対してはともかくも、自分の兄であるにはどう思っているんだろうか。
私は、義弟にそういう態度を取られても、傷つきはしない。 傷つくほど仲良くしていたことが無いから。 でも、かなしい気持ちにはなった。 色んな意味で。

義弟はすごくわざとらしく(少なくとも私にはそう感じられた)私を無視してひとしきりMY母、パパ&ハナ子と話し、それから奥の部屋に着替えに行った・・・。

着替え終わった義弟がみんなのいる部屋に戻ってきたので、私はなんだか暗い気持ちのまま、夫のそばに行った。
;「もうちょっとで一段落するから。 あのさ、あいつと何か喋った?」
私;「いや・・・」
にーはおって言ったけどね、にーはおって返事は無かったんだよ、でもMY母には愛想良くしてくれたよ・・・そんなことを伝えたと思う。
;「・・・まあ、しょうがないね。」
私;「まあ。 それが彼なんだから、しょうがない、ねえ・・・」
そういう態度に出ても、嗜める親も無く、兄もオマエどういう態度だ!って怒る気にもならないらしいのでそれは致し方ないと思うより他に無い。

夫と話して、気持ちが落ち着いたので私はまたみんなのところに戻ることにした。
ところが、微妙な空気漂うその場に、私が戻るのとほぼ同時くらいにノックの音が響いた。

この上誰が?
まさか彼女ちゃん?

・・・と、思いきやハナ子がいそいそと開けた扉の向こうに居たのは、見知らぬ若い女の子だった。

誰?
まーさーか、義弟のニュー彼女でも出てきたわけ?

怪訝な表情の私に、パパが小声で説明してくれた。
;「ママ(=ハナ子)の弟の娘ですー。」
ということはの従妹。
うーむ、思い出せない・・・。
会ったことあるんだろうけど。

従妹ちゃんは、大学生で杭州在住。
この日の「食事会」のために呼び出された、ということだった。

「食事会」がなんだか大袈裟なものになっていくような気がして、私はまた複雑な気持ちになった。
ハナ子の思惑としては、ここで和やかに食事をして、一連のゴタゴタを無かったことにしてしまおう 、ってところだろう。 でもやっぱりどっか気まずいから、自分の陣営の人間=義弟と従妹ちゃんを呼び出した、と。

そんな思惑には易々とは乗りませんよ?
・・・と思ったが、それは置いておくとしても、ハナ子プランには既に無理が生じていると思う。

だってもぅ、既にこの場が超不穏な空気に満ち満ちているから・・・。 

義弟は不必要なまでに従妹ちゃんに話しかけ始めた。 私は従妹ちゃんとは普通に挨拶した後、夫を呼びに奥に戻り、その際「ちょっと居間のソファに置いてある俺のカバン取ってきて」と言われてそのようにした。 そのソファには義弟が座っていた。 ちょっと失礼、と言って手を伸ばした私。 瞬間、ビクッ!と身をこわばらせた義弟。 アンタそんなびびりながら私を無視してるわけ??? なら普通にしてりゃいいのに、小さいなあ・・・。

そんな不穏な空気を察してどうしたらいいかわからない表情のMY母。

無理矢理「仲直りしました」って既成事実を作るべく、鬼瓦みたいな表情に決意を込めているらしきハナ子。

それらをヘラヘラ笑いながら見ているパパ

でもそこに、「お待たせ」って夫がやってきて、一行は大学内の食堂に向けて出発する運びとなってしまったのでした。

地雷原突入!!!ゴー!!! 





「ハナ子とスイカに御用心!そのにじゅう」に続く。





最近我が子が不規則に寝たり起きたりするようになっちゃって悩み中&私も睡眠不足中・・・。
一時期子供の生活リズムはすごく安定してたんですが、どこでどう崩れたものやら。 んー・・・心配です。



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