暑いけど冷房入れると寒い・・・
冷え性には拷問みたいな季節です。
子供がおなかに居て、どんなに冷房効かせても暑かった去年が懐かしい~。
いや、妊娠ってキツイから戻りたくはないですが。
なんでそうなる???・・・と、夫が言いかけた瞬間。
何を思ったのか、義弟は座った。 どすん。
え。
ケンカは?
ケンカはどうしたんですかー?
拍子抜けしたと言えばいいのか・・・夫と義弟の激しい言い争いと、それに続くハナ子のパフォーマンス、あまりと言えばあまりな家族劇場を唐突に中断させた義弟の態度には、どういうリアクションを取ればいいのか見当もつかなかった。
見渡せば、従妹ちゃんは目を逸らすようにして黙っている。 MY母はあまりの展開に驚きを隠しきれない様子。
義弟はどすんと座っていて、それを見たハナ子も着席しようとしていた。
パパは・・・騒ぎの間中、観葉植物よろしく気配を殺していたんだけど、突然口を開いた。
;「気を取り直して乾杯しましょう。」
はい???
何ソレ。
一体どういう・・・
私の価値観では理解不能なパパのリアクション。
いや・・・事なかれ主義が必ずしも悪いものではないことくらい承知しているけれども、ここでそれはどうなんだ。 一家のお父さんとして、ここはいっちょ、何か言うべきではないだろうか。 既にコトが起きてしまっている現場を無視して「何も起こらなかった、そうですよね皆さん」って態度に出るのは無理がないだろうか? そういう現実無視の黒いものも白的態度って何かを想起させる。
夫はどういう態度に出るかなあと見守っていたらば。
彼もまた、あっさりと着席した。
私はそのことに軽く失望した。
周囲が無かったことにしましょうって方に向かっている中、自分だけ騒ぐのは難しいし、騒ぐこと事態はマナーの悪い迷惑なことでもあるから、なお言いたいことを言いづらい、と思う。
でも、夫が夫実家の人々に倣うことは、彼もまた事なかれで建前主義な家族の一員なんだなあという風に見えて、私は不満だったのだ。
ちょうどそのとき、前菜が運ばれてきた。
前菜を前に、ものすごく気まずくて不自然な乾杯が交わされてしまい・・・
私何やってんだろー・・・と、思いっきり複雑な気持ちになってしまった。
なんていうか・・・結婚して、嫁姑問題の当事者になってしまったこと、現実に今後の人生で考えなきゃならないことが山積みであること。 親を頼れないのはいいとして、親の老後寄りかかられてもキツイ。 ストレスを最小に押さえて全てに向き合ってこの結婚を継続するには、要するにお金が最も有効な手段になるだろうから、よく考えてしっかり生きていかなきゃならないこと。 ボケボケだらだら遊んでいるヒマなんて無いし、計画的に何か学ぶとか資格を取るとか、もっとガンバラなきゃ感の絶え間ない人生って、私のように温い育ちの人間には日々息があがってるみたいなきっつい感じなんだけど・・・。
そういう諸々のことの根底にあるのが、本音も言えない事なかれ義実家であり、表面的な平和?のためにはハナ子の暴走も無かったことにする無茶だということが辛い。 夫がそっちに与しているならそれがなによりキツイ。
あーやだやだやだやだやだ。
・・・と、思ったところで。
私の夫は、再び静かに口を開いた。
;「ケンカをすることを目的として来たわけじゃないし、むしろ最終的には実家のみんなと仲直りをしたいと思っているんだけど。 少し冷静に話をしようか。」
夫の沈黙と迎合が不満だったのだから、この発言にはYES!!!ってとこだけど、実際には、なんだか妙な緊張感に包まれて、私の願い通りの夫の切り込みを手放しで喜ぶでもなかった。
夫の次の発言を、一同は沈黙したまま待っていた。
;「母ちゃんが、俺達に何か不満なことや言いたいことがあるんなら、それを聞く気はあるんだよ。 でも、嘘はダメだ。」
そう。
全ては無茶な嘘から話がおかしくなったのだ。
ヘンな嘘なんてつかないで、何か不満なら正直に言えば、こういうこじれかたはしていなかったのに。
嘘、という言葉に反応したのは、義弟だった。
「ハナ子とスイカに御用心!そのにじゅうご」に続く。
ちょこっと短いですが今回はこれで~。
気候のためか、子供が夜中にぴよぴよ起きるんです・・・。
それでも我が子は可愛いけどね。
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