No more nuclear war !
2010年8月6日 午前8:15
今年の平和記念式典はいつもと違う顔ぶれが…
そう、これまで参加したことがあるロシア、中国、などの他にイギリス、フランスなどの核保有国、さらには事実上の加害者であるアメリカの駐日大使のルース氏の出席で微妙な趣きが…
核保有国が、参列したことが歴史上とても意義のあることなのだが、被爆者としてはとても複雑な気持ちだったことだろうと推測する。
『核兵器なき世界』の実現を提唱し、ノーベル平和賞を受賞したその延長線上にあるアメリカの姿勢を示したものとしては、一歩前進と言えるものだろう。
一方、献花もスピーチもなしに、参列したあと1時間を式典で過ごしたあと、そそくさと新幹線に乗って帰っていったことに対する不満も多い。
そこは、やっぱりアメリカという国の行った無差別殺人に対する「謝罪」の意を示してはならないという大前提があってのことだろう。
現在でも60%ものアメリカ人は広島と長崎に原爆を投下したことは正しい選択だったと信じているらしいから。
ルース氏の出席もオバマ大統領の決断だったというから、一歩前進という見方もできる。
2010年8月6日 午前8:15
テレビの前で、サイレンがなり、「黙祷」の号令がかかった。私はテレビの前で手を合わせ亡くなった人たちの無念と、苦しみを想像しながら手を合わせていた。
テレビのキャプチャー with iPhone3G
私は岡山県生まれ、過ごした年数は広島県人
岡山件生まれの私には、最初広島・長崎の原爆についての知識は学校教育の中ではほとんど教わった記憶がない。
今ではどうなんだろうか?
福山では小中学校の登校日は8月5日・6日のどちらかに設けられている。平和学習の一貫として、学校で取り組むのも狙いだろう。小学校6年生では社会見学として広島の平和公園、原爆資料館を訪問し、原爆の語り部から当時の話を聞く機会を与えられている。
冒頭部分を広島弁でスピーチを始めた秋庭広島市長
「こがあないびせえこたあ、ほかの誰にもあっちゃいけん」…
広島の小学校の生徒による平和アピール
この人、国連事務総長の潘基文が参列してことも意義深いことだった
テレビも時計も午前8時15分をさした瞬間
参列者による献花
ナイーブな問題だけに、非核三原則、核抑止力を是認するおバカぶり
今では、復興し中国地方の中核都市として発展してきた
広島平和公園を訪ねる外国人も増えてきているが、興味本位か…
「安らかに眠ってください。過ちは繰返しませんから」
Close Up
投下直後、地上580mで炸裂した原爆は、火球となり瞬間的に摂氏100万度に達し急速に膨張、10秒後に消滅した。爆心地付近の地上では約摂氏6000度の照射があったと推定される。詳しくは…こちら被爆の実相