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ペコペコ絵日記

なにはともあれ嵐

「トリポッド」ジョン・クリストファー

2005年10月11日 | 
この本、表紙を見ただけで買ってしまいました。西島大介さんのイラストがめっちゃカワイイんですもん。中身は子供向けのSF小説です。地球が三本脚機械(トリポッド)を操る宇宙人に侵略されてしまい、子供達が力を合わせて立ち向かうというお話。そう、「トム・クルーズの「宇宙戦争」DVD予約受付中!」ってポスターを見てこの本の事を思い出したんです。「宇宙戦争」見ましたか?CG映画が大好きな人ならオススメですよ~。パニック物が好きな人ならまあまあオススメかな。感動モノが見たい人は見ないほうがいいです。…じゃなくて「トリポッド」ですよね。この本、シリーズ4部作になってるんですが子供向けなんで字も少ないし時々挿絵もあるし読みやすいです。し~か~し、中身は全然甘ったるくないです。というよりシビアです。こういう本を子供の時に読んでおきたかったな~なんて思います。SFが苦手な人にも児童文学から遠ざかっている人にもオススメで~す。

「トリポッド」

「ダ・ヴィンチ・コード」上・下 ダン・ブラウン

2005年10月09日 | 
言わずもがなの超・話題作。あまりのお値段に(1冊1890円)に手も足もでなかったのですが、運よく貸してもらえました。ダ・ヴィンチの絵画に隠された謎や歴史上の著名人達が関わった秘密結社、そしてキリスト教の根幹を揺るがす衝撃の真実…その他すごい量のウンチクでいっぱいのお得な本です。読んだら何回か「ほほう…」と呟くこと間違いなし。しかも本に書かれている内容は事実ですと最初に書いてあるので驚きもひとしおです。でもミステリー小説としてはどうでしょう。謎解き重視のせいか人物描写が浅くて個性が描かれてないので、たくさんの登場人物が途中でよくごっちゃになりました。…ってゆうのは私だけ~?(byだいたひかる)

「へんないきもの」早川いくを

2005年10月05日 | 
こんな生物がこの世に存在するんだと驚きの連続の本です。右側に精密なイラスト、左側にその説明文が載っているんですが、この説明文がかなり人を食っていて面白いです。下ネタもアリ。絵に描いたのはオオグチボヤ。作者も書いてますが今にも笑い出しそうです。結構前に話題になって本屋でも平積みされていました。なんで今頃思い出したかと言うと本屋で「二匹目のドジョウ」本を見つけたからなんです。タイトルが「とってもへんないきものたち」。本の形式まで似ていたので第二弾かと思ったら作者も出版社も違っていてびっくりしました。あと「へんな顔」って本も。むむ~出版って戦争ですね。

「へんないきもの」
http://www.basilico.co.jp/publishing/901784-50-1.html

「とってもへんないきものたち」
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31588772

「半落ち」横山秀夫

2005年09月28日 | 
映画化されて話題になっていたので原作を読んでみました。面白かったです。でもそれだけですね~。特に後半は「感動してくださいっ!」という雰囲気がすご過ぎてそんなに感動できませんでした。ミステリーにしては弱いラストになってるのも、作者が「感動」のほうを重視しちゃったからなのかな。映画で見たら感動したりして…というわけで今回のイラストは映画版の主役を務めた寺尾聡です。「ルビーの指輪」毎週1位になってましたよね…(遠い目)。ところであの歌の歌詞に「そうね誕生石ならルビーなの(中略)あれは8月まばゆい日の中で誓った愛の幻」ってのがあるんですがルビーは7月の誕生石ですよ、松本隆さん。

「ベター・ハーフ」唯川恵

2005年09月23日 | 
この前山本文緒を読んで充分納涼させてもらったというのにまたしてもこんな本を買ってしまいました。バブルの申し子のような二人の結婚と結婚生活が書かれているのですが、これを読んだら結婚したくなくなります、ハイ。タイトルだけを見て結婚を控えたお友達に薦めたりされませぬように。…いや、結婚してから「こんなはずじゃなかったわ!」と思うよりはこんな怖い事があるかもと心構えしておいたほうがいいのかな。意外とオススメ? ところで著者近影ってちょっと笑っちゃいますよね。うまい具合にライトが当たってて「ヨソイキ」って感じで。しわも飛んじゃってるんだろうな~なんて意地悪なことを考えちゃいます。

「ほとばしる副作用」辛酸なめ子

2005年09月23日 | 
時折テレビでも見かける辛酸なめ子。ついにその著書を手に取ってしまいました。エッセイ集なのですが、妄想・暴走のカタマリです。特に前半はアイドルへの熱い想いがいっぱい。かなり好みは分かれると思いますが私は面白かったです。で、なんで絵がクリィミーマミかと言いますと、「アイドル」という単語が出てきて最初に浮かんだのがマミちゃんだったからです。こんなけったいな本を読みながらマミちゃんを思い浮かべる私…辛酸なめ子に負けないくらい危ないですね!

「女子大生会計士の事件簿」山田真哉

2005年09月23日 | 
今何かと話題の「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」の作者が放つ、日本初(適当)の会計士小説。…と言うと小難しそうですが赤川次郎並の手軽さで読めます。全国最年少で試験に合格した現役女子大生の会計士と、年齢は上だけど弱気な会計士補の青年が主人公です。…書いているだけでもびっくりするほど男性向きの設定。しかも女子大生が超かわいくて名前が「萌美」。んなアホな。オタクを舐めてるんでしょうか。まあそれはいいとして、結構面白かったです。短編集なので、手際よく社内不正が暴かれていくのがいい感じです。数字に弱いとか強いとかは全く関係なく読めるので、社会の矛盾にぶち当たった時や人間関係に疲れた時にぜひどうぞ。私の絵では伝わりませんが表紙の絵は物凄く「萌え」な感じです。