百姓魔女のセルフケア研究会

心・身体・スピリット、自然界や人々とのつながりを大切に
ホリスティックに人間らしく生きるための自分のケアと暮らし方

しめ飾りづくり

2008-12-26 | 雑談
年末になるとスーパーなのでしめ飾りが店頭に並ぶ。
今年は、相模湖で過ごすので、飾ろうかなと思ったのですが、
これって、買うんじゃなくて作りたいなぁと思い、
ミクシーの日記に書いたら、作ったよ!という人がいて、
しかも、ワラも手に入ったので、教えてもらいながら作りました。

日本の米文化、一年の締めくくりだなと思った。

私たちは普段、お米を買って、しめ縄を買って、
お酒も買っているけれど、稲作をすることで、
すべてがつながってくるんだなということを改めて認識しました。

稲を育て、できたお米を食べる。
米からできる麹を使って味噌や醤油、お酒を作る。
酒粕は、またか酢漬けなどに使える。
先日、酒粕酵母でパンを焼いたらとても美味しかったのです。

それから、イネを収穫後に、
籾殻、ワラ、米ぬかなども副産物としてでる。
それも、籾殻は堆肥作りにつかったり、
薫炭という炭状にしたものは
土壌改良に使うことができる。
ワラは、ワラジや蓑、もろもろの生活の道具に変身する。
しめ飾りもそのひとつですね。
ぬかは、もちろんぬか床になり、ぬか漬けができる。

素晴らしきかな日本の米文化。
すべてを使い切るのです。

そして、味噌づくりなどに使う麹は、
日本にしかないものだそうです。
アジアには麹があるけれど、
日本は日本の固有種らしい。

稲霊

そして、しめ飾りは、神の居場所と世俗の境界を示すとのこと。
ワラで作るので、五穀豊穣とか、今年も豊作でありますように、
という祈りがこめられているのかと思いきや、
もっと、神道的な呪術的なものでした。

正月の行事

習慣は形骸化させずに、ちゃんと奥にあるスピリットも理解して
生活の中に取り入れたいものだなと思います。

by あんじゅ

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