時の経つのは、早いものです。何と、私たち農園仲間が、ここ上野原で野菜作りを始めて、もう8年になります。それぞれの人が、それぞれに好みの野菜、食べたい野菜を栽培していますが、失敗を重ねながらも時には知り合いにおすそ分けできるだけの収穫を上げられるようになりました。中でも江戸東京伝統野菜の「内藤とうがらし」は、毎年自家採種した固定種の種から苗づくりを続け、それを上野原の農園に定植。梅雨明け頃から、農園の入り口から見える真っ赤な唐辛子が存在感を主張しています。ところで、コンスタントに真っ赤に実らせるには、コツがあるようです。とくに種からの栽培が難しいといわれる、唐辛子栽培のちょっとした秘密兵器となっているのが、種まきポットと栽培トレーを組み合わせたポータブル温室栽培器。詳細は省きますが、私の様なアマチュアには、かなり親切な農機具といえそうです。手順としては、2月初めころポットに種まき。約一ケ月で発芽。GW前後に定植。すると、7月上旬から中旬にかけて青い唐辛子が、青唐辛子として着果(この時点で、生のまま食べても、辛くてオイシイ)。2~3週間すると、真っ赤に熟し、天を仰いだ内藤とうがらし。真っ赤な唐辛子と、緑の青唐辛子は、成熟度が違う同じ唐辛子というワケです。それと、唐辛子の弱点として、連作障害があげられますが、それでは、令和元年の畝は、農園のどのあたり?(ストロー・ハット)。
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