農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

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土寄せや ネギ一線に ピンと立ち

2018-09-19 10:11:26 | 日記
本職の農家の指導で野菜作りだけでなく、道具の使い方、そしてちょっとしたコツまで学べる農園に体験農園があります。かなり以前に学んだことですが、体験農園での体験は、私たちの農園生活にかなり役立っているとも言えます。そのひとつに、土寄せがあります。なぜ、土寄せをするのか。私が学んだ知識では、関東以北で食べられている根深ネギ、つまり長ネギの葉鞘(白い部分)に土をかぶせることで、太陽光をさえぎり白さを保つことになります。それに比べ、関西や九州方面では上から下まで緑色をした葉ネギ(緑葉)が食べられ、白い部分を食べないため、土寄せの仕事が不要となるわけです。生活習慣と食習慣は、こんなにも違うものかと、改めて驚いてしまいますね。土寄せは、ネギの生育に合わせて何回か定期的に行うことが大切といわれますので、今年もしっかりネギの土寄せに励んだ次第です。ところが先日の台風と豪雨。畝が斜面の最下部にあるネギは、雨の洗礼を受けてしまい、ネギの畝は傾いてしまいました。それでも、土寄せ後の一週間で、ピン!と立つとは驚きです。ただ、それだけでなく、「レッドブーツ女史」が発見、おススメ中の野菜と土壌の活力剤のキキメがあるかと思われます。「HB」という、サッカー、ラグビー、アメフトのポジションの名のような、この活力剤の活躍の場は、土寄せ同様、野菜作りの武器となるかもしれません。それにしても、直立不動、横一直線のネギの美しさ。収穫してしまうのが惜しくなりますね。(ストロー・ハット)。