農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

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子育てや ツバメ飛び交う 軒の下

2018-04-25 08:35:30 | 日記
昔からツバメに関しての言い伝えがあります。それは、渡り鳥のツバメが遠方からやって来て巣作りをした家には、繁栄がもたらされると言われる点です。家が農家であれば、害虫を駆除するだけでなく、米や作物の豊作をもたらせる。商家であれば、商売繁盛をもたらせる。昔から人間に寄り添って暮らしてきたツバメは、人間が益鳥のツバメに危害を加えないことを十分に理解しており、その上で人間が近くにいる場所、人の出入りの多い場所に巣作りをする傾向があるといわれます。人のいる場所には、ツバメの天敵である、蛇、カラス、猫といった天敵があまり近寄らず、卵やヒナを襲われる心配が少なくなることが理由です。人間の近くで、人間と暮らす、一石二鳥の生き方。ツバメの知恵も、大したものですね。私の記憶が正しければ、いまお借りしている農園のオーナー宅の軒下には、5年前から毎年ツバメがやって来て、巣作りをして、ヒナを育てあげているのです。農作業の合間の濡れ縁でのお茶休みの時に、私たちの頭上では、つがいのツバメが餌を求めて飛び交い、私たちはヒナの歌声に心を癒されるひと時を、過ごしていることになります。言ってみれば、「レデイバード」さん、「ピアンタ」さん、「レッドブーツ」女史、そして私、「ストロー・ハット」も、ティータイム満喫です。ところで、ゴールデンウイークを境目に、そろそろ新タマネギ、ニンニク、ネギ、空豆などの収穫期。ツバメが巣作りした家に、農作物の豊作をもたらせるというジンクスに、ぜひ、あやかりたいと思うのです(ストロー・ハット)。