農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

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豆育つ 霜に負けるな 別れ霜

2018-04-10 08:59:36 | 日記
昨年の秋、打越一寸と呼ばれるそら豆の種を、ひと畝蒔いたのが始まりでした。それ以来、農園に行くたびに、寒冷紗の隙間から、畝の中を覗いたのですが、一向に芽が出ません。豆類は他の作物に比べ寒さに弱いといわれますが、そら豆は比較的寒さに強いこと。ただ、そら豆の発芽率は、あまり良くないこと。で、一喜一憂しながら、畝の中を覗いてきました。そのお陰があって、1月20日(土)の大安には、いくつかの発芽を確認。そして本日、4月7日(土)15センチから20センチに成長したそら豆に遭遇し、天にも昇る気持ちになった次第です。しかし、問題はこれから。油断大敵、忘れた頃にやって来る「八十八夜の別れ霜」の問題です。これは、立春から数えて88日目、5月1日か2日に降りる最後の霜を指していますが、勘違いも多いようです。作物に霜が降りるのは、気温が氷点下の時と思われがちですが、それは地温、つまり地中の温度が氷点下のとき。気温は氷点下にならなくても、4℃以下になると、霜が降りる可能性があるのです。その点では、本日、気象台から発令された上野原地方への霜注意報の動向が、ちょっと気になります。さらに、温度以外にも、霜が降りる条件がいくつかあるようですが、ベッドに不織布をかけたり、敷き藁をしたり、マルチシートを敷いたりと、野菜作りにとって、遅霜は悩ましい限りですね。それと、まだまだ、やることが山積です。たとえば、そら豆が倒れないよう、誘引をしてやること。それと、アブラムシの駆除。美味しいそら豆を食べるためには、遅霜も困りますが、アブラムシも困りものです。手はかかりますが、マメに働くことが大切ですね(ストロー・ハット)