農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

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さくら咲き 見上げる空の 碧さかな

2018-04-02 11:08:36 | 日記
満開の桜には、抜けるような碧い空がとても似合うようです。寒さで開花の遅れていた農園にも春が来て、畑に続く御前山の麓を、あっという間にさくら色に染めたのです。そう、3月最終土曜日の今日、碧い空と淡いさくらの流麗なコントラストを仰ぎ見て、毎年恒例のじゃが芋の植え付けに取りかかったのですが、ちょっと疑問がありました。ほぼ来るたびに、雲のない碧い空と出会える、上野原の不思議について、晴れ女の「レッドブーツ」女史を筆頭に、どのメンバーも理由を知りたくなったのです。それは、なぜ? 気象専門家の話では、山梨の地形と気候が、影響を与えているという意見です。ひとつは、上野原を始めとする内陸部には、雲を作る湿った空気が入り込みにくい点。それと、西側にそびえている3000メートル級の南アルプスの山々が、西方から雲を運んでくる偏西風を遮る点にあるようです。まさに、「目から鱗」、勉強になりました。疑問が解けたところで、新じゃがに目を向けますと、そろそろ植え付けのデッドラインの到来です。料理好きでグルメな皆さんの意見をもとに、昨年から予約していた種いもは、楕円形の形状のメークインとキタアカリ。正反対の特長と、味わいを持つ2品目の栽培にチャレンジです。よく知られていることですが、メークインの特長は煮崩れのない、ねっとり食感。一方のキタアカリは、煮崩れはしやすいけれど、ホックホクのおいしさ。このおいしさを頭に描いたら、隣の畑のご主人の指導を受けた、「レデイバード」さんの出番です。「レッドブーツ」女史と一緒になって、「ピアンタ」さんが耕うん機で作った畝に、種芋を並べてひと休み。それにしても、ひと汗かいてから見上げる桜と空には、特別の感動を覚えてしまいますね。(ストロー・ハット)。