農園の愉しみ, 感動の種を蒔きたい。

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畑のエピソード(エッセイ)
畑の感動(写真)

風さやか 鶯の歌 畝に立つ 

2018-04-11 09:13:54 | 日記
本日は、少し汗ばむ一日でした。爽快な一日でもありました。気象庁の発表では、上野原地方の正午の気温は20℃。御前山の方向に雲が動いていくと、紺碧の空が現われ、強い日差しが農園に注いでくるのです。私たちの習慣では、気温が上がる日には冷凍庫でカチカチに冷やした保冷材を首に巻く暑さ対策をするのが常ですが、本日は、日差しの強さと紫外線の強さも気になりました。それでも、心も、体も、なぜか爽快。時々、爽やかな風が吹き、その風に乗って、鶯の囁くような歌が聞こえてくるのです。「ホーホケキョ ケッキョ ケッキョ」と歌い続ける鶯に耳を傾けると、風流で優雅な気分、贅沢な時間に浸ることができるのです。ところで、鶯たちはどこで鳴いているのでしょうか?農園の傾斜を登り切った山道の木々のあたりで美声を披露しているように思うのですが、用心深い性格のため、歌は歌えど、姿は見せずというわけで、なかなか鶯に遭遇できないのが現状です。ここのところ、上野原に来る度に鶯のコーラスを愉しみ続けていますが、感動に浸ってばかりいられませんよね。気温から見て蒔くのが早いようでもありますが、今日は待望の金町小かぶの種まきです。種が小さく軽いため風に飛びやすいので、筋蒔き用の畝をあらかじめ湿らせるのがコツ。ただ、細かい種をひと粒ひと粒、腰をかがめる作業は大変負担がかかってきます。それは承知の上ですが、細かい種蒔きの効用は、「ボケ防止だ」、「認知症の予防だ」と軽口たたいて、無事終了。この農園の愉しみは、鶯のコーラスにありますが、こんな贅沢ありますか(ストロー・ハット)。