８９歳のクラス会・出席者は．．

５月最後の日は母を訪ねました。
母は女学校のクラス会に行ってきたばかり。
兵庫県の丹波までの３泊４日のひとり旅、春の恒例行事になっています。
ホテルの予約、列車の切符の手配、
ホテルに衣類やお土産の入った荷物（たぶんバッグ）を送ること、
全部ひとりでします。
慣れたホテルで慣れた手順で新しいことでないので出来るのでしょう。

数年前までは時刻表を買って自分で乗る電車を検討したりしていましたが、
みどりの窓口に任せておけばいいとわかって最近はお任せにしているみたい。
東京から京都まで行って、京都から山陰線の天橋立行きに乗ります。
窓口の方と
「京都の乗り換えは１５分で大丈夫ですか？」
「足が遅いのでそれは無理です。もっと時間をとって下さい」
など会話しながら決めているみたい。
行きの新幹線で見た富士山は今までで最高だったそうです。

クラス会の様子を聞かせてくれましたが、とても興味深い内容でした。
母が通った女学校は１学年１００人だったとか。
そのうち今回の参加者は９人だったそうです。
欠席続きの方には案内ハガキを出さないようになったので
現在何人ぐらいが健在なのかは母もわからないみたい。

ただ母が言うには、
出席者は何故か勉強が出来で頭が良かった方ばかりで、
この中では母が１番勉強が出来なかったそうです。
１番で入学して入学式でご挨拶した方、
２番で入学した方（何故わかるのか？？）もこのクラス会に欠かさず出席されているそう。
そのふたり、入学してしばらくして順位が逆転して、
１番で入った方が２番になり、２番で入った方が１番になり、
卒業までその順位が固定して、
入学式に２番で入った方が卒業式には答辞を読んで卒業したそうです。
その答辞を読んだ方が毎回幹事をしてくれて、
クラス会はその方の力で継続しているようなものだとか。

母は、勉強が出来た人が集まっていることをかなり不思議がっています。
「きっと偶然よ」と答えながら、実は私も考えてしまいました。
戦時下の当時でも勉強に真面目に取り組んだ人は
いくつになっても積極的なところがあるのかしら～
皆さん、８９（～９０）歳とは思えないほど若々しくてお洒落だそうです。

クラス会行きは今年を最後にすると言っていた母ですが、
帰ってきた今「来年も行きたい」と張り切っています。
クラス会が１年でも長く続きますよう、母が１回でも多く出席できますよう祈ります。



実家へ行く時、電車に乗っている時間は７０分ぐらい。
行きも帰りもたいていは座れますが、それでも帰りはグリーンに乗ることが多いです。
同じ座るのでもグリーンだとリラックス出来ます。
電車に乗る前に駅の本やさんでちょこっと本を買うことが多いです。
今回は「NHK大河ドラマストーリー江後編」↑
前編は買っていないのに変ですが．．
気づいたら「江」にはまっていました。
宮沢りえさんの茶々が気になります。
ささやかな楽しみが出来ました～