あれもこれも

あれもこれもやらなくちゃ...なのに遅々として進まない日々。一体どうなっているのだろう?小さな日記です。

趣味を極めた人なのに趣味がない?

2006-10-31 11:37:34 | お友達とのおつきあい

お友達の個展(陶芸展)に行ってきました。

彼女とは、下の娘が1歳の時に、育児グループで知り合いました。
彼女はその頃から陶芸家になることを決めていました。
当時、既に良い作品を沢山作っていましたが、その後も進化し続けて、
定期的に個展を開き、作品を売っています。
私の愛用している大皿、深皿は、ほとんど彼女が作ったものです。

今回も何か買物するつもりで行ったのですが、
今回はアートな作品がメインで、実用品は少なかったです。
でも、せっかくだからと、中皿を2枚購入しました。
お友達が作ったお皿を使うのはとてもうれしいのです。



ところで、会場で当時の育児グループ仲間とばったり会いました。
彼女は当時からアートフラワーがお得意で、
何度も個展を開き、家ではお教室も開いていました。
我が家には彼女が作ったアートフラワーが沢山あります。



ところが、彼女はアートフラワーが脂に乗っている状態の時に、
なんと年齢制限ぎりぎりで保母に復活なさいました。
5年ぐらい前のことです。
アートフラワーのお仕事は事実上中断となりました。

アートフラワーで相当なレベルに到達した彼女が、
何故、それを捨てて、保母に転向したのか、私にはとても不思議でした。
アートフラワーでは生きがいを得られないのか?
アートフラワーに限界を感じたのか?
昔なさっていた保母の魅力を捨て切れなかったのか?
今更ですが、彼女に聞いてみればよかった..今度聞いてみよう。

現在は1~2歳児を担当していて、トイレトレーニングの最中なのですって。
「可愛いわよ~」と本当にうれしそうです。
今では、アートフラワーは全くしていないそうで、
「趣味がなくて困っているの」ですって。
ええっ!? アートフラワーを趣味(+仕事)として極めた方なのだし、
籐作品だって、作品展が開けるくらいに沢山作られていたし、
どうして趣味がないなんて言うのだろう..?

きっと1度、中断してしまうと、心が離れてしまうものなのでしょうね。
わかるような気がしますが、
趣味を極めた人が趣味がないというのが、なんとも不思議でした。

それと「1度取った資格(保母)って、ずっと役にたつのね」
と言う彼女の言葉に、何故かしみじみと教えられる思いでした。
この育児グループの仲間はパワーがある方が多くて、
皆さん、現在もいろいろ活躍中です。
皆さんの生き方に驚いたり、教えられたりです。私も

ママのお料理が世界で1番好き!?

2006-10-29 21:01:07 | お料理

土曜日の夜、長女が我が家にやってきました。
横浜みなとみらいのホテルでお友達の結婚式があり、出席した長女は、
自分の住まいに帰るより、我が家の方が近いということで泊まりにきたのです。

夜8時半頃、来たでしょうか。
結婚式&披露宴で着たドレスの上にコートを羽織っていました。
さっそく、「あら、ステキ、ステキ、写真を写してあげるわね~♪」
親ばかな私です。

まずは、デジカメで花嫁さんの写真を見せてもらったり、
引き出物を見せてもらったり、結婚式の話しを聞かせてもらいました。
その後、別の話題に進み、おしゃべり、おしゃべり、おしゃべり...
9時半..10時半..11時半..
主人もたまに会話に加わりますが、娘と私の時間という感じでした。
主人は先に寝てしまいました。
12時半..1時半..
さすがに「あら、大変!」と、寝ることにしました。
今朝は、私は10時半から美容院。
長女は午後から夫婦でゴルフレッスンに行くとのことで、早々に帰っていきました。
電車で帰るので、ちょっと有難迷惑かな~?と思いましたが、
私が作ったお料理を何品か持って帰ってもらいました。
簡単な物ばかり。

・栗ご飯 ・牛肉の佃煮風 ・出し巻き卵 ・栗の甘煮 ・おでん

栗ご飯は今年2回目ですが、今回は栗が小粒だったので、剥くのが大変でした。
丸2時間はひとりで黙々と栗の皮を剥いていました!
牛肉の佃煮風はつい数日前にテレビで見た作り方にしてみました。
なかなか美味しかったです。

長女から、お礼のメールが届きました。
そこになんともうれしい言葉が。オメデタイ私、公開しちゃいます。
「ママのお料理が世界で1番好きです。」
「1番美味しい」では、そんなことあるはずがないですが、
「1番好き」は、好き好きは個人の自由ですから、
私も、有難く受け取ることができます。
「どこか」母の味がするということなのでしょうか。
子供はみんなお母さんのお料理が1番好きなのですよね~♪

さんまを食べる会

2006-10-26 21:25:39 | お友達とのおつきあい

今日は鎌倉の深沢のお友達の家で「さんまを食べる会」がありました。
私がこの会に参加するのは本当に久しぶりです。
7~8年ぶりぐらいでしょうか。

下の娘の幼稚園時代のお友達の家なのですが、
今日集まったのは実にさまざまなメンバーで、
その家の隣の家族(赤ちゃん、4歳の男の子、若いお母さん)
その方の知り合いの80代のご夫妻、
その方のガレージセール仲間、
そして、私達幼稚園友達でした。
赤ちゃんも入れて総勢11人!



1人の方が逗子の小坪まで、
さんま、いか、えぼ鯛の干物などを買いに行ってくれました。
その間、私達は庭で炭をおこし、おしゃべりをしながら、さんまの到着を待ちました。
さんまが到着~♪
塩を振るのを忘れた、真っ黒焦げになった、
食べ物が灰だらけになった、はらわたが1番美味しい、わいわいがやがや。
皆、さんまを2本ずつ食べました。
こしひかりの7分つきを炊いたご飯、手作りのお漬物4種類、
外で頂くシンプルな食事、本当に美味しかったです!

いつもおしゃべりな私ですが、今日はちょっと勝手が違いました。
4歳の男の子が話しかけてくる、赤ちゃんが泣いている、
ガレージセール仲間の方々は働き者で、テキパキと動いています。
私はいつの間にか、80代のご夫妻の話し相手に。
おじいちゃまが物知りで、話し好きで、
昔の横浜のこと、その家の歴史のことなど、延々と話されます。
とにかくお話好きなのです。

私ばかりが、おじいちゃまを独占していいものか迷いましたが、
この会の常連の皆さんは、今までに、
おじいちゃまのお話相手を十分に務めていて、
「今日はdaisyさんが来てくれて、助かったわ」って。
皆さん、おじいちゃまのお話を聞くのが嫌なわけではないのでしょうが、
何度も聞いているのですから、今日は私がお相手出来てよかったと思います。

今日は、普段とは全く違った時間を過ごしました。
いつもと違いすぎて、調子が狂ったかも..
今日の雰囲気は「家族に乾杯」のように大きくて逞しい感じでした。
私の生活はもう少し繊細です。このままでいいのか..
これからの自分の生き方を少し考えさせられました。

人間ドック・日帰りコース

2006-10-24 14:23:42 | 日々の暮らし

今日は人間ドックの日帰り(半日)コースに行ってきました。

去年の夏、20年ぶりに主人の扶養家族に戻ったので、
主人の勤務する会社の人間ドック(主婦健診)を利用するのも20年ぶりでした。
と言っても、医療機関は去年までと同じで、
健診コースがちょっと変ったということです。

その病院は数年前に健診施設として増改築し、
健診のシステム化を計ったので、
とてもスムーズに検査を受けられるようになりました。
それまでは、一般患者の中に、健診に来た人が混ざって、
混雑・混乱していたのです。

私は毎年健康診断を受けていますが、
25年前から結果をきちんとファイルするようになりました。
過去の記録を眺めているとおもしろいですよ~
私の身長は158センチぐらい。体重は..? かるめです。

でも、結果をファイリングする前も含めて、
この35年ぐらい体重はほとんど変っていないので、
それが私の体質にあっているのでしょうね。
正確に言うと、本当に緩やかに、この35年で
2キロぐらい痩せたと思います。

ところで、今日の健診のこと..
健診は実にスムーズに進みました。
子宮ガン検査、胃ガン検査は好きになれませんが、
毎年のことなので、検査内容、その後の負担(バリウム)が想像出来、
やはり慣れたと思います。
女医さん、女性の検査技師さんが多かったです。
内科の女医さんは私と同年代ぐらいでしょうか、
綺麗で、丁寧で、お友達になってみたいような方でした!?

今日のコースはお食事付きだったので、指定の食堂に行ってみました。
まだ11時だったので、食堂には誰もいませんでした。
係りの方が「人間ドックの方ですね~」と言って、
「海老ピラフ/オムライス、どちらにしますか? 飲み物は何でもいいですよ。」
私はオムライスとミルクティを頼んで、いろいろ観察..
コーナーの半分は病院職員の食堂のようでした。
殺風景ですが、普通に清潔で、オムライスは温かくて美味しかったです。
本当は食事はパスしようか迷ったのですが、意外に良い時間を過ごせました。

実は今日の体重は(私が勝手に設定している)下限値を下回っていました。
こう言う時には、アンドーナツやチョコレートに頼ります!?
帰りにサンジェルマンのアンドーナツを買って帰りました。
今日のブログは、娘達から「ママ、嫌味~」って言われそう..

やっぱり油絵にしようかな

2006-10-22 23:04:44 | デッサン

今日はデッサンの先生の絵を見に行きました。
日本橋高島屋の美術画廊、銀座の日動画廊、
先生は両方に出展なさっているのです。

いつものランチ仲間4人で行きました。
まず日本橋へ、次に銀座へ。
画廊の中では、
ひとつの絵を一緒に見たり、ひとり離れて自由に動いたり、
思い思いに鑑賞しました。

先生の絵は...
キャンバス全体に街が描かれ、その上に裸婦が寝ています。
モデルは頭を画家に向けて横たわっているのでしょうか..
上下さかさまと言うか、逆立ちしたような構図です。
...難しい~

その他の画家の絵も、
花、人物、風景があり、抽象画があり、実にさまざまでした。
素敵な色~ さすがお上手~ と心惹かれる絵も多かったですが、
よくわからない絵も多かったです。
キャンバス全体がただ真っ白、それも作品なのですね..
ちょっと納得できない思いも!

私はどんな絵を描きたいのだろう?
まずは水彩と思っていましたが、最近は油絵に傾いてきました。
アトリエもない我が家で油絵が描けるのだろうか?
長女の部屋をアトリエに使うとして..
部屋中、家中? 絵の具(油?)の匂いが充満しそう..
クローゼットのコートまで絵の具の匂いがしみちゃうのかなあ..

私だけでなく、他の3人もこれから何を描いていこうか考えています。
考えてみると、デッサンコースは基礎のクラス、卒業していくクラスなので、
いつか、そう遠くない日に、私達はそれぞれの道に。
同じコースに進めば、これからも一緒に並んで描くことが出来ますが、
別のコースに進めば、なかなか会えなくなるでしょう。
デッサンコースとは、そういうクラスなのですね..

銀座でケーキセットでお茶をして、急いで帰ってきました。
夕ご飯を作る時間がなかったので、今夜は手巻き寿司に。
お刺身の種類も量も少なく、まさに「手抜き」のお寿司でした!
写真の真ん中は、味付き数の子です。
主人が「これ何?!」と、納得しかねる様子でした。変かなあ..?


横浜うかい亭・本館でランチ~♪

2006-10-20 20:37:05 | お友達とのおつきあい

今日はこすもすさんとのグループで横浜うかい亭に行きました。
7月に別邸でランチをした時にとても良い雰囲気だったので、
次回は本館の方でお肉を食べましょうということになったのです。
ゆったりとした敷地の中に本館・別邸があります。

別邸は瀟洒な洋館で、まさにレストランウエディング会場にぴったりです。
本館は美しく贅沢なつくりで、鉄板ごとに個室のようになっています。
4人で鉄板の前に座りました。
(今日はひとりが都合がつかず残念でした!)
全員がうかい牛ヒレランチを注文しました。

 
左上は秋ナスのマリネ。右上はムール貝。

 
左上はマッシュルームのスープ。右上はヒレ肉のポアレの準備中。

 
左上はヒレ肉のポアレ。右上はポテトグラタン。

 
デザートは別室で、左上はデザートルーム。右上は窓辺。

 
左上はこすもすさんの巨峰のゼリー。右上は私のナッツのミルフィーユ。

どれもどれもとっても美味しかったです。
いつものランチよりはお高かったけれど納得&満足でした。
今度は家族で来たいけれど、我が家から中央林間は少し遠いです..

今日の話題は..
ひとりの方のパールのネックレスが話題独占でした。
15ミリはあろうかという大粒の南洋パールが首元を飾っているのです!
普通は8ミリでも大きい方と思います。
彼女は背がスラリと高くて(170センチはあるのでは?)
美人なので、大粒の真珠が映えて、まさに女王様! 今日の主役でした。
皆、かわりばんこに、そのネックレスを借りて、つけ心地を試してみました。
皆、意外に似合いました。でも結構重かったです。
きっと、美しくあるためには耐えることが必要なのですね。

この会には「華の会」という名前がついていて、別名は「お気楽倶楽部」です。
確かに..でも、たぶん、皆、遊ぶ/働くの切替が上手なのでしょう。
私も今日は遊びに徹する1日でした。(毎日遊んでいるかも???)

お人形さんが届きました~♪

2006-10-19 22:16:35 | 日々の暮らし

dollroseさんのShopでお人形さんを購入しました。



「赤毛の姉妹」という名前でブログに紹介された時、
可愛いなあ..なんだか娘達が幼かった頃に似ている..と思いました。
姉妹の幼い感じと、お揃いのワンピースが、私の心を揺さぶりました。

娘達は、とにかくいつもお揃いの服を着ていました(着せていた)。
私の手作りのワンピースが多かったです。
たまに色違いにしたこともありますが、ほとんどが全く同じ色/デザインでした。
くつも同じで(双子でもないのにね!)、
お友達が「いくらなんでもお揃い過ぎる~」って!

なつかしいです。でも、
はっきり覚えているのに、実感として思い出せないような..
20年以上前のことですものね..

実は、この姉妹に名前をつけました。
モコ と ナナ
娘達の名前やニックネームをヒントにしました。
主人に「ねえねえ、この子はモコって言うの? どうしてだと思う?」
と言ったら、呆れて「付き合いきれない~」ですって。

かつての日、私は、お母さんごっこやお人形さん遊びが大得意でした。
お母さんごっこやお人形さん遊びはひとりでも出来ますが、
相手がいる方が楽しくて、相手も「ごっこ遊び」が上手だと
俄然楽しくなってきます。
「ごっこ遊び」は、意外に奥が深いです。



dollroseさんは「HP 開設 3周年」ということで、
Shopでお買物した方全員に手作りプレゼントを下さいました。
可愛らしいドール、リース、巾着などで、希望の物を頂けるのです。
私はリースを頂きました。可愛いでしょう?
どこにかけようかしら?

今夜は、なんだかわくわく楽しいことです。

夕焼け小焼けで日が暮れて..

2006-10-17 20:06:18 | お友達とのおつきあい

10月後半のカレンダーがなにやら混みあってきました。
逗子のお友達に、お会いする約束を少し延期したい旨、電話しました。
電話の向こうで、ちょっとがっかりした声がし、
「ねえ、今日はあいてないの?」と発想を転換した案が出されました。
前倒しとは思いつかなかったです!
「ええっ!?(今日はキルティングをしたいのだけれど...)」
でも、咄嗟に「空いているわよ~」
「家に来ない? よかったらお昼もご一緒しましょうよ。」
さすがに、お昼前から伺うのは無理なので、
「では、午後にお邪魔させて頂くわね」となりました。

午前中をなんとか有効につかいました。
いざ、出発! 行くと決めてしまえば、外の空気のさわやかなこと。
お友達の家の周りには、昔の田園の雰囲気が残っています。
私が小学生の頃、放課後に遊んだ場所に似ています。
「XXちゃん、遊ぼう~♪」とお友達を訪ねた時が思い出されました。

お友達は、私より15歳ほど年上です。
元パッチワーク仲間なので、パッチワークの話題が多いです。
いつも、小物の最新作を見せてくれて、作り方を教えてくれます。
私からは教えてあげることがなくて..

彼女のおもてなしの気持ちは胸に迫るものがあります。
私のために、可愛いハンドタオルを買っておいてくれたり、
夕ご飯用に私が持ち帰れるようにお料理を作っておいてくれたりします。
今日は、コロッケを7個作ったから(パン粉がついた状態)、
ご主人とふたりで食べなさいと4個を箱に入れてくれました。
なんだか..実家に遊びに行っている気分も..

彼女のお嬢さんは、背格好が私に似ているのですって。
前回お邪魔した時に、私を見かけたご近所の人達が
「お嬢さんが来ていたね~」と言っていたそうです。
後姿や、夕方の道だったからね。 夜目遠目???
たぶん、私のこと全く見えなかったのだと思います。

夕暮れの中でいつまでも手をふってくれる彼女との別れは
まさに小学校時代の夕方に似ていました。
夕焼け小焼けで日が暮れて..が似合う場所がまだあるのです..

形見のビーズのペンダント

2006-10-15 22:43:28 | 日々の暮らし

主人の従姉の一周忌の法事に行ってきました。
その方は、従兄弟の中で最年長だったので、私の母とほとんど同年代でした。

式が終わって、会食のテーブルに移った時、
ひとりの従姉が、つけていた真珠をはずし、ビーズのペンダントに付け替えました。
ゴージャスですが、なんとも品がよく、思わず目を見張りました。
「なんと行き届いて..」
「法事でも食事の時は華やかにするのがマナーなのだろうか?」
と頭の中で???
その時、これは亡くなった従姉の手作りであることに気づきました。

主人の親戚では、私を含めて女性が5人出席していました。
他の方を見回すと、あとふたりの方は真珠とビーズを重ねてつけていました。
私は「XX子さんの手作りですよね?」と伺ってみました。
その通りでした。
皆さん、形見に頂いたビーズのペンダントを身につけて、会食に臨まれたのです。
シルバーとゴールドがこん然として、とにかく美しいのです。

実は、私も手作りのビースのペンダントを頂いていました。
でも、それは黒いニットにぴったりで、フォーマルとは違った物でした。
頂いた時、意味がわからず、
ビーズがお得意でいらっしゃるのだわ、沢山出来たので私にも下さったのかな?
と単純に思ったのですが、実は死を覚悟しての形見だったのです。



従姉は肺がんにかかっていました。死の予感の中で、
親戚の女性全員に手作りのビーズを次々と作られていたのでしょうか?
ご自分と相手の関係をきちんと見極めて、より親しい人にはそれなりの物を、
おつき合いの薄い人には、それよりは気楽な物を下さいました。
なんと思慮深い方なのだろう..と、私は教えられる思いでした。
そして、それぞれデザインが相手の雰囲気にあうように考えられているのです。

私の場合はデザイン的にも、法事につけていくことは思いつきませんでしたが、
いつも頂いた時のことを思い出し、ビーズを作っている従姉の姿が浮かび、
遠い存在だったのに、その従姉のことをしばしば思い出します。
形見の値打ち、意味を教えられました。

会食の始まりのご挨拶で、その息子さんが
「母はおもてなしに執念を持っていた、だから今日は赤ワインもどんどん飲んで下さい」と。
「伯母さんは頑張りの方でした」とのお話しもありました。
ステキな方だったのだなあ..と改めて思いました。

私はパッチワークに向いていない!?

2006-10-13 20:54:29 | デッサン

今日はデッサンの日で観葉植物を描きました。

お教室に入ると、部屋の3コーナーに、
小さくて寂しい感じのセローム、棒で支えられた立派なポトス、
名前のわからない大きくて鬱蒼とした鉢が置かれていました。
私は迷わず、名前のわからない大きくて鬱蒼とした鉢を描くことに決めました。
この鉢を選んだ人が1番多かったです。

枝葉は大きく茂っています。
指で額縁をつくって、どの部分を描くか決めました。
私には迷いがありませんでした。
「この部分を描きたい」「うっそうとした感じを表現したい」
早速、さっさかさっさか描き始めました。

ところが、お隣の「以前、人物デッサンで、目から突然描き始めた方」は、
5分、10分、15分と対象をただ眺めています。
そして、やっと描き始めたのは、
ひょろひょろとした枝1本、観葉植物の最先端の部分でした。
葉っぱの重なりなど全くなく、実にシンプルな部分です。
見事に私とは違った部分に惹かれているのです。
本当に人それぞれ、だからおもしろいのだなあ..と改めて思いました。

私のデッサンは本当につたないです。でも、先生は
「いきいきとして、広がり、奥行きが感じられる。よく描けている」って。
前の葉っぱを濃く、奥の葉っぱを薄い線で描くと自然に奥行きが出ます。
下手ですが、私はこう描きたいという気持ちが現れていたと思います。

ふっと思いました。突然ですが、
私はパッチワークに向いていないのでは..と。
何故なら、私は絵を描いている時には迷いがありません。
文章を書いている時も(ブログでも、お手紙でも)
これを書きたい、この言葉を使いたいと、
私なりの意志があって、迷いをもっていません。

でも、パッチワークではいつも迷っているのです。
いつも最終的には作品にまとめていますが、
常にこの色あわせで良いのだろうかと自信が持てません。
パッチワークを嫌いとも思いませんし、細々と楽しく続けてきました。
でも、自信がもてないし、迷いから抜け切れないのです。
いつか迷いがなくなるものなのか、迷って当然なのか...?
私にとって絵と文章は意外に似ていますが(?)、
パッチワークは別のことなのです。
何故だろう? この心の問題、もっと見つめてみたいです。


今日のランチもパスタでした!

プロの文章に感じ入る!

2006-10-11 10:24:09 | 読書

私は本を読むなら..やっぱり小説かなあ..
エッセーは優先順位が少し下がります。ほんの少しね。
最近、新聞や週刊誌で読んで、心に残ったエッセーのことを書きます。

「よそいきの街」は今 浅田次郎 9/28 朝日新聞夕刊
私の生家は身なりにやかましかった。
から始まるその文章、内容が興味深かったです。
三つ子の魂百までもの格言通り、
外出前は亡き祖父母の視線を感じて、合格するまで何度も着替えをする。
在宅の日でも朝昼晩と着替え、その手間にかかる時間たるや
毎日1本の短篇小説が書けるのではないかと思うほどになった。
でも、街に出ると、人々の身なりはたいそうカジュアルで
どうやらこのごろでは「よそいき」が死語になってしまったらしい。
(上、本文の抜粋、一部短縮化)
次々と「きちんとした身なり」について話しが展開していきます。
浅田次郎さんがどんなお洒落をなさっているのか、お会いしてみたくなります。

「あきらめるのが好き」 山崎ナオコーラ 10/7 朝日新聞土曜版
この欄は毎週、読んでいます。
淡々としていますが、いつも誠意をもって書かれていることが伝わってきます。
この日の「あきらめるのが好き」については、
20代後半の彼女が「あきらめること」について書くのは、
ちょっと気が早いような気がしましたが、最後の
あきらめてもあきらめても、生きていける。自分はすごい。
に、人間ってそうなのよね...と妙に納得してしまいました。

八丁味噌から芋たこなんきんへ 小倉千加子 週刊朝日
「純情きらり」で死ぬとは思わなかった桜子が死んだ。
から始まり、朝の連ドラについて書き、
「芋たこなんきん」に話しを進めてあるのですが、
辛らつですが、的確で、とってもおもしろい内容です。
桜子から町子に変った途端、主人公の顔が2倍になった には
「そう言われてみれば確かに..顔、大きくなったわね..」と鈍感な私も気づかされました。
藤山直美は現在47歳。宮崎あおいは20歳だから、年齢も2倍以上である。
なるほど..
誰もが共感/納得してしまう内容で、退屈な箇所がひとつもありません。
何度も読む必要もないのに、思わず繰り返し読んでしまいました。

さすが、さすが、プロですね。
読書の秋、良い本にめぐり合いたいものです。

オーケストラ・久しぶり~♪

2006-10-09 22:19:40 | コンサート・観劇・美術館

3連休最後の日はオーケストラを聴きに行きました。

曲目は
・ベートーヴェン「エグモント」序曲
・ドヴォルザーク「真昼の魔女」
・マーラー 交響曲第1番「巨人」
でした。

実は有名なオーケストラの演奏ではなくて、
長女が大学時代にサークル活動として所属していたオーケストラの
現役とOBの合同記念演奏会が開催されたのです。
長女は現在仕事が超多忙ですが、
懐かしい仲間と演奏したくて参加を決意したようです。

演奏会に向けての練習は大変だったみたいです。
久々に楽器にさわる人、地方から参加する人、
モチベーションも様々で、出席率も良いとは言えなかったとか。
娘はマーラーだけの参加で、2ndヴァイオリンの1番前で弾いていました。
結果的にはとても良い演奏会だったと思います。
娘は輝いていましたよ~

舞台の上に懐かしい顔を何人か見つけ、
娘の青春のひとこまが胸をよぎっていきました。
親は子供の人生をじっと見てきているのですよね。
女の子の場合、娘の青春は私の青春~みたいなところがあり、
娘の幸せや喜びや楽しさを、私も共有させてもらってきました。
今日も、幸せそうな娘を見て、私もしみじみと幸せでした。

演奏後は、娘達は打ち上げパーティです。
娘婿と主人と私は、すぐに帰るのは名残惜しいので、
3人でティールームでお茶を飲みました。
女の子しか持たない私にとって娘婿は可愛いです。
私達とは帰る方向が違うので
「また遊びに来て下さいね~♪」と言って、駅で別れました。

この3連休、家事はほとんどしませんでした。
遊び疲れた子供のような私です。
明日からまた家事も趣味も頑張ります。

上野駅の公園口は人.人.人...

2006-10-08 22:55:20 | コンサート・観劇・美術館

3連休の真ん中の日。
ほんのちょっと朝寝坊して、8時に目が覚めました。
今日は出かける予定がなかったので、ゆっくりしていたら、
主人が「ベルギー王立美術館展に行ってみようか?」と誘ってくれました。
今年の5月にベルギーに行き、あれだけ沢山の絵を見てきたのだから、
別に行かなくてもいいと思うのですが、
主人と私では、絵への気持ち(鑑賞ポイント)が違うようなのです。

私は誰の絵でも、時代背景がどうであろうと、
上手な絵、綺麗、ステキな色、この絵好き~と感じることがうれしく楽しいのです。
だから、何度展覧会に行っても、ちっとも物知りになりません。
でも、主人はたぶん感じるよりは、
誰がXX派の画家で、誰のどの絵が有名で、世界のどの美術館が所蔵していて、
自分はその有名な絵をいくつ制覇したか..のようなことに感心があるのです。
だから、どんどん詳しくなります。

主人は、ベルギーからどんな絵が来ているのか興味があったみたい。
それから西洋美術館の常設展の中の7つの絵を見たかったらしいです。
(ベルギー王立美術館展は上野の国立西洋美術館で開催中)
男の人ってマニアックなところがありますね...



行ってきましたよ。
上野駅の公園口は人.人.人...
特に上野の森美術館で開催中のダリ回顧展は混んでいました。
何の行列??? ダリ展に来たのでなくてよかったあ~

ベルギー王立美術館展はちょうどよい混み具合でした。
現地の大規模美術館と比べてしまえば、とてもささやかな展示です。
でも、バランスの良い展示で、十分楽しめました。
常設展の中から7つの絵もちゃんと見つけ出しました。
主人の頭にはその7つの絵がインプットされたことと思いますが、
私は全部忘れました~

昼間は日差しが強かったですが、夕方は気温も下がってきて、秋を実感!
秋はやっぱりステキですね。
とってもステキなお出かけが出来ました。
実は毎日出かけています..遊んでばかりで神様ごめんなさい。

私はただの怠け者!?

2006-10-07 22:24:05 | 母との時間

今日は実家に行きました。
昨日電話したら、一晩泊まりで姉が来ていると言うので、
急遽行くことに決めました。

主人に「実家に行ってくるわね~」と言ったら、
主人も「それじゃ、こっちも実家に行ってくる~」って。
私が「今日はそれぞれ親孝行の日ね。お義母さまによろしく~」と言ったら、
主人も「(私の母に)よろしく~」って。
という訳で、私達は、それぞれ自分のお母さんに会いに行ったのです。
主人の実家にはたいてい私も一緒に行きますが、たま~に主人がひとりで出かけます。

ところで、こんなことを書いたら呆れられるかもしれませんが...
私は母のところに遊びに行くだけで、働かない人です。

それに比べ、姉は時々、泊りがけで母のところに行き、
お掃除、お洗濯などをしてあげたり、一緒にお料理を作って食べたり、
短い時間でも生活を共にしています。
姉のことを偉いなあ、申し訳ないと思いますが、
私は実家に着くと途端に身体が動かなくなります。
母が淹れてくれたお茶を飲み、むいてくれた果物を食べています。

でも、私はいくらでもおしゃべりのおつき合いはするので、
私との時間は楽しいみたいで、
私も何かの役にはたっていると都合よく考えています。
本当はただの怠け者なのだけれどね。
なんだか急に反省の気持ちが..

今日は、私がお寿司を買って行きましたが、
姉がお吸い物とサラダを作ってくれて、私はただ食べる人でした。
母をはさんで沢山おしゃべりしました。
姉の長女と私の長女は結婚していますが、それぞれの次女は独身です。
たぶん、姉と私の共通の気持ちは、
長女については「犬を飼うのも、仕事を頑張るのもいいけれど..」
次女については「早く幸せな結婚をしてほしいわ」でしょうか。



姉から貰った日光の黒糖を使ったおまんじゅう。
並ばないと買えないそうです。美味しいですよ~

最近の読書から

2006-10-06 17:04:02 | 読書

今日は悪天候。強い雨、風。こんな日のお出かけは嫌ですね。
私は在宅の1日でした。最近読んだ本のことを書きます。


大岡昇平 野火
新聞を読んでいた時、
「靖国問題を語っているのに【野火】を読んでいない人が多いのが遺憾である」
というような(誰かの?)論説が目に入り、【野火】を読む気になりました。
日本の負兵がフィリッピンの山中で、飢えと恐怖と孤独の極限状態に陥り、
最後は発狂したのですが、彼の心の救いは、
人は殺したけれど、人を食べなかったということだったのでしょうか?

読み方が今ひとついい加減だったので、理解もいまひとつです。
でも、【野火】のことをお友達に話したら、早速読んで下さり、
今度、読書会をしたいですね。
靖国問題と併せて戦争体験のない私たちには
このような本や体験者からの話などを聞くことから考えていかないといけないですね。
問題提起してくださってありがたいなと思います。
というメールを下さいました。
大変! 何気なく話したのに!
本当に読書会をするのなら、もう1度読まないと。

ウェブ進化論-本当の大変化はこれから始まる 梅田望夫
主人が「これは結構おもしろいよ」と貸してくれました。
グーグルとか、ロングテールとか、ブログと総表現社会とか、
今のインターネットで起きていることがわかりやすく書かれています。
たとえば、ブログについて、
昔は作家など、世の中で認められた人だけが、
自分の書いた文章を広く世の中に届けることが出来たのに、
今は誰もがブログ等で自分の文章を世界に発信することが出来る
それがいかにすごいことか、世の中に与える影響はいかばかりかと、
書かれています。違っていたらごめんなさい。
読んでよかった~と思いますが、やや消化不良気味ではあります。

寝たふりしてる男たち 内館牧子
図書館でこの本を手にとって適当にページを開いたら
40代の独身女性に対して、女友達が、
必死こいて、トイレや部屋を同色でまとめちゃって、いじましいと思わない?
と言う箇所が目に入り、びっくりして思わず借りてしまいました。
内容は私にとって???でしたが、
結婚も、仕事も、独身時代のおつきあいも全部ほしがる女って品がない
というようなセリフには、これは小説ではあるけれど、
内館牧子さんって、もしかしたらそう思っているのかなあ..と。
この本は図書館に返却してしまったので、青字は引用ではなく、
確かそう書いてあった..という私の記憶です、念のため~

実に滅裂、メチャクチャな私の読書です。