沈黙の春

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国連 人口増加で水不足深刻に

2012-08-01 21:03:10 | 金融、経済

 3月12日 22時20分


国連は、世界的な水不足の実態についてまとめた報告書を発表し、世界の人口の増加に伴う
食料需要の拡大のために、今後、農業用水がこれまで以上に多く必要となり、水不足がさらに
深刻になると警告しました。

この報告書は、12日からフランスのマルセイユで開かれる「世界水フォーラム」に合わせて
国連がまとめたもので、世界で清潔な飲み水を利用できない人がおよそ10億人に上っており、
今後さらに水の需要が増え続けるとしています。

このうち、特に世界で利用される水の7割を占める農業用水は、2050年までに少なくとも
19%多く必要になると見込んでいます。

この背景について報告書は、世界の人口が現在のおよそ70億人から、2050年までに90億人以上に
増えるうえ、個人の生活水準が上昇している影響で、食料の需要が大幅に拡大するためだとしています。

その一方で、気候変動の影響で洪水や干ばつが頻発し、アフリカ南部やアジア南部、それにヨーロッパの
中部や南部を中心に今後、水不足が一層深刻になり、治水のための費用として毎年、日本円にして
1兆円以上が必要になると指摘しています。

こうした現状を踏まえ、報告書では、各国に対し、かんがい設備を改良するなどして農業用水を
効率よく利用するとともに、家庭でも水の再利用に努めるなど水の使い方を改めて見直すよう求めています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120312/t10013670221000.html



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