龍の貯金箱

日々のよしなしごとをそこはかとなく書き綴った日記…

サッカージャーナリストぶる

2010年06月30日 19時39分15秒 | サッカー
残念な結果ではありましたが、日本代表はやってくれたと思います。
本当にアツい二週間でした。
BEST4は叶なかったものの、胸を張って帰ってきて欲しいです。


さてはて…

まだワールドカップも終わっていませんが、
偽サッカージャーナリストぶって、
やはり無責任評論をさせて頂きます。
当然、無視OKです。


①問題先送り問題
選手らが凄くファイトし、負けはしたものの、
清々しさすら覚えたパラグアイ戦。

おそらく、協会の技術委員会あたりが、しっかりレポートして、
日本代表は成長した、日本らしいサッカーができた、
なんて論調で結論づけられそうな気がします。

いつかのサッカーマガジンで“思いっきり大敗すべき”との記事がありました。
サッカー協会の大改革を促すためには、中途半端に負けて本質を見誤るより、
数百倍良いと。

今回の躍進に目が眩み、犬飼会長のまま体質改善がなされず、
興行重視の緩いキリンカップを繰り返すようじゃ、
次回のW杯は危ないと思います。


②世代交代
歴代の日本代表メンバー(GKは除く)をオリンピックの世代別に見てみると…

'98仏 :'92バルセロナ以前11/'96アトランタ6/'00シドニー(飛び級)2
'00日韓:'92バルセロナ以前3/'96アトランタ5/'00シドニー12
'06独 :'96アトランタ1/'00シドニー17/'04アテネ2
'10南ア:'00シドニー6/'04アテネ9/'08北京5

となっています。
トルシエ政権では、直近のシドニー世代を重宝し
ベテランを織り交ぜた"黄金世代"中心の先行投資的なチーム。

ジーコ政権では、序列優先で、結局黄金世代に頼り切った
貯金使い果たしチーム。

岡田政権は、北京世代も積極的に起用したバランス型チーム。

つまりメンバーの年齢だけで行けば、
トルシエが作った土台をジーコが壊し、
オシム・岡田でなんとか復旧したような格好です。

早々に敗退したフランスやイタリアは、
やはり世代交代が滞ったツケが大きく出ました。
イングランドもある種同様。
逆に若いドイツは盤石のBEST8。

日本は岡田の遺産である北京世代を中心に、
ロンドン世代を積極的に組み合わせていくくらいの勇気がなければ、
結果は期待できないんじゃないでしょうか。


③日本の平熱
今回のW杯で、急激に高まった日本の"熱"。
一貫して熱という単語を使っていますが、
こんな急上昇の時こそ注意が必要です。

やはり日本はサッカーに対する平熱が他国に比べて低いです。
長谷部も試合後に言いましたが、日本サッカーのベースはJリーグにあります。

Jリーグ再開後の観客動員数が低調なら問題は深刻。

代表がチームに帰ってきても、ポジションが無いくらい
各チームのレギュラー争いが熾烈であって欲しいし、
W杯戦士を一目見ようと観客が増えるようでないと、
Jリーグのレベル、或は日本代表のポテンシャルは上がらないし、
結局サポーターの質も上がらない。
あとマスコミの質も。
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セルジオ越後をライトにした感じで、
思いついた事を書きました。

日本サッカーが強くなるために、
惜しかったとか、よくやったなんて言葉でその場を凌がず、
コンスタントに勝てるようなそんな日本代表を夢見て、
俺はJリーグを観にいくぞ!!(今回も長文失礼しました)

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