挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

シナリオライターを目指す徒然なる一言(携帯でもリンクで飛べるようになりました♪携帯でもご覧ください)

上野樹里「のだめカンタービレ」と安藤美姫フィギア批評

2006-11-20 22:25:28 | ドラマ・映画
上野樹里「のだめカンタービレ」

上野樹里は残念ながらキャラが安定しない。
だが、この高視聴率はシナリオだけとは思えない。
というのは、今日のストーリーどこが面白いかわか
らないからだ。

このストーリーだと逆算するともう少し早い展開が
面白さを醸し出したと思える。
原作から多分もう既に離れているのだから、思い切
って解散話は飲み会ではなく一言で終わらせた方が
良かったように思う。

安藤美姫フィギア批評

天下の某新聞のスポーツ批評が未成年相手に褒める
どころか一度の転倒を辛らつな批評。
かなり読んであきれた。
一年前の状態から一度優勝するだけでも凄いのに
一度の転倒をあげつらって批評するとは人を育てた
ことが無い批評家に見える。

今期の安藤美姫は、ミスを引きずらない所に成長が
ある。
機械でも無い限りミスは人間に付き物だ。

人を育てる意味で大切なのはミスをあげつらうより成
長した点を褒めるべきなのは心理学でも証明されてい
る。

ということで、今後どこかで転倒する事はあっても
安藤美姫はそのミスを引きづらないだろうということ
を誰とは書けない批評家に教えてあげたい。



堀北真希「鉄板少女アカネ」と安藤美姫フィギア

2006-11-19 22:00:04 | ドラマ・映画
「鉄板少女アカネ」
少し気になっているのが堀北真希の演技。このドラマでは
叫ぶシーンとかで思い切りが悪い。「クロサギ」で感情に
のっていい演技をしているのとは対照的に「あれっ」とい
う表現をする。
シナリオがかなり感情を乗せにくいものなのは分かってい
るが、ちょっと残念だ。

それから、この「鉄板少女アカネ」だが本当に箱割りをし
ているか疑問だ。
特に、心太とアカネの心模様の積み重ねが唐突に動き出し
た今回は違和感が相当した。
最初から、そのストーリーで行くなら旅回りで少しづつ前
振りすべきだろう。

どうも、今シーズンのドラマの多くは箱割りが甘く感じる。


さて、安藤美姫フィギア、今シーズンは完全復活を果たした。
これはドラマになるがそのまま描くと実話にしかならない。
ポイントはわずか一年でマスコミ等に叩かれながら復活
したことだろう。
未成年がそれだけの重圧から復活したのは、それだけで
凄い。
この復活劇は、どこかでドラマにしてみたい。

「東京タワー~おかんと…」と安倍なつみ「白蛇伝」

2006-11-18 22:39:44 | ドラマ・映画
「東京タワー~おかんと…」の原作は読むと涙がとまらない
そうだ。

一方、このドラマはどうかなぁと思いながら見ていた。原作
を読んでいないので、比較はできない。

とはいえ、別れのシーンの大泉の「わかれたい」は分からな
いが広末の「くやしい」は良く分かる。

そして、田中裕子の名演技。がん患者の姿を見てきたような
カットがあった。
私自身の両親の家系にもガン患者がいるので、このカットは
かなり見ていられなかった。

ストーリーの進め方に感情移入できないところがあるが、田中
裕子の名演技で原作の良さをだせたドラマに見える。

「白蛇伝 White Lovers」
全体として少し良くなってきた。先日みた「スウィートチャリ
ティ」よりは良くなったので一般客でもそれなりに見れるだろ
う。

一幕は少しの手直しで大分印象が違い、なんとか分かる脚本に
なっていた。
二幕は終わりは強引に安倍なつみさんを立てるような終わりで
ストーリーの破綻は直らないが一週間前とは印象が違う。

特に一般客がやや増えたので観客席の雰囲気が落ち着いてきた
のもプラスに働いているようで、先週より観客が入っていた。

安倍なつみさんは相変わらず精一杯やっているようで、好感が
もてる。ただ、心配な面は声がやや枯れてきている点だろう。

やはりミュージカル初出演でがんばりすぎて声を出しすぎてい
るように感じるのと、喉に負担のかかる発声をしている。
宝塚元トップの彩輝なおさんがいるので、彼女に習ってできる
だけ勉強して欲しいと感じる。安倍なつみさん本人の喉のため
にも。これからもやるであろう、ミュージカルのためにも。

また、バレエも少しやり続けた方がいいように思う。一週間前
より殺陣がよくなっているが、あくまでも安倍なつみさんとし
てはなので。
軽快な動きをするためには、やはりバレエが一番だと思うので。

それから、相沢真希さんはシーン毎の演技を考えた方が舞台が
しまると感じる。特に、婚約者に冷たくされ走るシーンは本当
に走るように舞台から出ないと間延びする。
今はステップを踏むような感じで舞台袖に向かっている。

また、彩輝なおさんの僕役メノウの横井美穂さんは音程をもう
少しあわせて欲しい。
現在はあまりに音が違って違和感がかなりある。

それから、シュウセン役の市川喜之助さんだが、キャラクターの作り
を間違えているのか、セリフに感情が感じられない。
冷静なのと感情が無いのは違うということに気づいて欲しい。

とようやく舞台の出演者の感想を書いてもいい演出・脚本のレベル
にきりぎり到達した感じだ。

最後に、安倍なつみさんのこの舞台に対する熱気が伝わる。
一度くらいなら観てみようと思う方はル・テアトル銀座へ。
安倍なつみさんから力は貰える舞台なのは、内容はともかく保障で
きます。

長澤まさみ「セーラー服と機関銃」

2006-11-17 23:33:02 | ドラマ・映画
長澤まさみ「セーラー服と機関銃」
回想にするシーンじゃないだろ「ヘロイン」は
と思わず言ってしまう。

このシーン最初に使っていたら、小泉今日子に
セリフを話せられたし、もう少しストーリーが
しっかりしたものになったものを。

緒形拳まで出ているのにこれは。

よくよく見るとシナリオが間に合わなくて出来
上がったシナリオで撮影、辻褄をあわせるため
に回想シーンをひねり出した…と見えなくもな
いストーリーになっている。
そのため7話になったように見える。

いずれにしても、雑なシナリオだ。
回想は必然性があって使うものだとシナリオ学校
でも教えられるし、面白い映画のシナリオを採録
しているとそう感じる。

しかも、刺されたり撃たれたりした人間が際限なく
話す話す、どの回も。普通、話せないで死ぬだろう。

長澤まさみが泣いているシーンでも感情移入ができ
ない。組員と組長の心の交流が初回から積みあがっ
ていないのが原因なのは明らかだ。

それにしても、大物俳優が相当出ているのにこれは
もう…

12月3週限定ドラマが入るのはテレビ局初ではな
いか

今、旬の長澤まさみであれだけ宣伝して12月まで
放映できないドラマとは他局では考えられないだろ
う。
さすがドラマのTBSだ。やることが違う。

1990年前後が懐かしい。

「Drコトー診療所」と子供のいじめの続き

2006-11-16 23:11:03 | ドラマ・映画
「Drコトー診療所」
今回もまたまったりとしたストーリー。
話しの中心となった少年がいまひとつ演技に難
があったので、いい話も少し作りこみが見え見え
で、残念な回ではある。

さて、30年以上前のいじめと今のいじめの違い
は相当あると思うが、子供のやることなので基本
は似ていると思うので簡単にいじめの実話を。

まず、私の場合以下のようなことが起こった。
1.朝、机と椅子が無い
 外のベランダにだされていた
2.朝、机と椅子が逆さにされ教室の片隅に置かれ
 ていた。
3.机の中に腐ったパンを目一杯入れられていた。

これに対抗して私がしたことは、いじめをする人間
を「人間のくず」と思うこと、そして、いじめをし
ないグループに無理やり仲間として入りこむという
ことであった。

いじめは集団で一人をいじめる。
集団で集団を当時はいじめるようなことはなかった。
このことから、私はいじめに入らないグループの仲間
に無理やり入った。
相当そのグループは嫌がったが、知らない振りして
そのグループの一員として振舞うことでいじめは収ま
った。

今、この方法がいじめられている子供たちに有効かは
知らないがいつかドラマのネタで使いたいとは思って
いる。

ちなみに、この当時教師はいじめに関して気づいてい
たと確信しているが、何の手もうたないでいた。

責める気はないが、今も昔も教師は変わらないという
気がしている。

「14歳の母」と子供のいじめ自殺

2006-11-15 23:05:16 | ドラマ・映画
主演の志田未来の顔が締まってきた。演技力がどうこう
いう話はできないが、テレビの魔力を見せ付けられたよ
うだ。

さて、このストーリーで気になるのが志田未来だけが浮
き出て相手の男性との心模様があまり描かれていないこ
とだ。
これだけ、しっかりした意思を持った人間なら相手にす
る男の子もそれなりにそろそろ描いていかないとちょっ
といいストーリーにはならないような気がする。

さて、子供の自殺が続いている。一つには我慢の限界を
超えた子供が手紙を残して自殺しているのに触発された
可能性がある。

私自身も子供の頃、ひどいいじめに合ったことがあるが
いじめている子供に罪悪感が無いのが救いがたい問題だ。

彼らは、または彼女らはいじめることが面白いと本気で
感じている。
そして、その多くの家庭は自分たちの子供がいじめを行
っていることに気づかない。

一方、教師は気づいていても大した問題と感じていなく
ほっておくことが多い。
子供は教師に対しては見せ方を考えている。起こってい
る出来事の半分以下の出来事のように後始末をする。

それが、今新聞で叩かれているようないじめが合ったと
は思っていなかったという話になる原因と思う。

もっとも30以上年前より、今のいじめの方が話しを聞
くと凄いらしいが。
その当時でも二、三度は自殺を考えた人間からすると見
のがせない問題ではある。

松たか子「役者魂」第5話感想と草薙「僕の歩く道」

2006-11-14 22:35:27 | ドラマ・映画
松たか子「役者魂」第5話感想

ロミオとジュリエットのセリフを笑いのネタ
にするあたりが君塚さんらしいが芝居好きに
は受けが悪いだろう。

そして、松たか子の妄想癖もモノローグか妄
想かよく判らなくなってきた。
まっ、その辺はこのドラマ自体アバウトな作
りなので、個人的にはどうでもよい。

意外にこのドラマを締めているのは、藤田の
娘役の子供だったりする。

そして、個人的にこのドラマのテーマには惹
かれている。
「家族」。
家族があっても家族を感じたことが無い…と
いう松たか子のキャラは自分と感じる。
自分のシナリオの多くがラブストーリーにな
る理由もこんなところにある。

逆に家族のストーリーは書けないのが弱点に
もなっている。一家団欒、兄弟はあるが、そ
の人々に生まれてこの方何も感じない。

だからこそ、芝居やシナリオに魅力を感じる。

そうそう、最後のセリフには反対したい。
「今の世の中想像力が無くなってしまったんだ」

このセリフ、私くらいの中年の俳優・演出家・脚本家
がよく口にする。
私には「観客に想像させる演技や演出、脚本が書けな
くなってしまったんだ」としか聞こえない。
観客が集まらないのを観客のせいにするのは簡単だ。

こんな言葉を聴くと近頃のサラリーマンの方がよほど
厳しい世界を生きていると思える。

何しろ成果で年収が数倍以上違う上に、あっさり食べ
ていけなくなるように追い込まれるからだ。
近頃の自殺の多さがそれを証明している。

草薙「僕の歩く道」

草薙は凄い役者だとあらためて思う。
視線を殺して演技ができる俳優は滅多にいない。

このストーリー自体は好きではないが、草薙の
演技力でつい見てしまうドラマだ。

上野樹里&玉木 宏「のだめカンタービレ」

2006-11-13 21:34:27 | ドラマ・映画
上野樹里&玉木 宏「のだめカンタービレ」

相変わらず上野のだめは演技が不安定だ。
もう少し「のだめ」のキャラクターが安定している
と玉木千秋と主演を分け合えるキャラではあるのに。

と書くと上野樹里に毎回厳しいが何故か面白い女優
だとは思っている。
それだけに、このままだと一過性の人気に終わる気
がしている。
何が足りないかというと演技に一生懸命過ぎるのか
もしれない。そのため、自分の演技を余裕を持って
見ていないような気がする。


「白蛇伝 White Lovers」
安倍なつみさん主演のミュージカルだが、シンガーソ
ングライターの広瀬香美さんの曲はかなり良い。
心地よい歌でストーリーさえ普通なら一般客も相当入
った舞台だ。


「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」と「デスノート the Last name」

2006-11-12 21:08:50 | ドラマ・映画
「木更津キャッツアイ ワールドシリーズ」
クドカンが好きな人は面白い映画かもしれないが、
今回は少し外しているかもしれない。
例によって突拍子もないシーンがふんだんにある。

だが、ストーリー全体としはどうだろう。個人的に
は普通という評価だ。

「デスノート the Last name」
あまりの面白さに二度目を見に行った。ただ、一度
見ているとストーリーの破綻が少し見えるので三度
はみれないかもしれない。

だが、それを差し引いても面白いエンターテイメント
な映画だ。
見ていない人は一度見に行っても損は無いだろう。

堀北真希「鉄板少女アカネ」
遠山景織子しばらく振りで見たが、以前ほどの輝きが
無い。
それはさておき、単発ドラマのスタイルを取るわりには
少し話しの転がし方が物足りない。

そのせいか堀北真希の演技も小さくなっているのが気に
かかる。
次回のドラマはもう少ししっかりしたドラマに出て欲しい
ものだ。

女優安倍なつみ「白蛇伝」

2006-11-11 22:30:08 | ドラマ・映画
女優安倍なつみ「白蛇伝」というくらい期待して
います。安倍なつみさんの女優としての才能には。

そして、今日の舞台ですが、安倍なつみさん含む
主役級は文句なく俳優、女優としての表現力は持
っているのは見てわかりました。

舞台の内容に関しては、ホームページで書いてい
るのでここでは一言。

「演出・脚本はいったい何歳の観客を対象にしているのか」
まぁ、誰が担当しているか名前を聞いただけでげんなりした
ので怒る事は無いですが。
芝居好きには一度でも間違って見たら忘れられない演出・脚
本家だとだけは書いておきます。
また、20年近く芝居を見ている人間でも理解できない脚本
であることも。それは、決して難しいからではないこともつ
け加えます。

この舞台の内容はともかく安倍なつみさんにとって
は宝塚や歌舞伎俳優と接することで舞台とは何かと
いう事が少し分かったことが収穫になるのではと期
待しています。

ただ、それにしても宝塚関係者がいるのですから、
せめて演出は謝珠恵さんくらいに頼めなかったので
しょうか東映は。
自社のアニメーションをこれほど何かわからなくする
演出・脚本家によくぞ頼んだというのが素直な感想で
す。
ちなみにアニメーション「白蛇伝」は見ています。

そうそう、見終わって心地よい印象に残ったのは安倍
なつみさんの歌声でした。
ミュージカルでは今の歌い方では2ヶ月、3ヶ月公演
は喉を痛める歌い方ですが、心のこもった歌だった事
は付け加えておきます。
(複式呼吸による発声をもう少し完璧にするという
事ですが、複式呼吸をしていないわけではありません)

アイドル安倍なつみには関心が無いので、コンサート
など行きませんが、テレビなどで聞くより生歌の方が
格段に心地よい歌手の一面がかいま見えました。

ただ、自分としては一人浮いた感じがしたのでさすが
にコンサートには行きたくなってもいきませんが。

今日の客席も一般客は居心地が悪かったのではないで
しょうか。
一部、マナーの悪い観客がいて何度か眉をひそめました。
舞台を観るマナーは、コンサート会場とは真逆だという
ことはファンの方には知って欲しいと思っています。
基本的には静かに見るものです。幕間も含めて劇場内では。

ファンの行動が安倍なつみさんの評価につながってしまう
のですから。
せっかく、女優安倍なつみさんを評価してファンになろう
とする人間も、心無いアイドル安倍なつみさんファンの行
動でその気がうせるという事があることも知って行動をし
て欲しいと願います。

最後の舞台挨拶の丁寧さや演技を見て新しくファンになる
観客もいるだろうと感じるくらい心地よい印象を残す安倍
なつみさんでした。