挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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「東京タワー~おかんと…」と安倍なつみ「白蛇伝」

2006-11-18 22:39:44 | ドラマ・映画
「東京タワー~おかんと…」の原作は読むと涙がとまらない
そうだ。

一方、このドラマはどうかなぁと思いながら見ていた。原作
を読んでいないので、比較はできない。

とはいえ、別れのシーンの大泉の「わかれたい」は分からな
いが広末の「くやしい」は良く分かる。

そして、田中裕子の名演技。がん患者の姿を見てきたような
カットがあった。
私自身の両親の家系にもガン患者がいるので、このカットは
かなり見ていられなかった。

ストーリーの進め方に感情移入できないところがあるが、田中
裕子の名演技で原作の良さをだせたドラマに見える。

「白蛇伝 White Lovers」
全体として少し良くなってきた。先日みた「スウィートチャリ
ティ」よりは良くなったので一般客でもそれなりに見れるだろ
う。

一幕は少しの手直しで大分印象が違い、なんとか分かる脚本に
なっていた。
二幕は終わりは強引に安倍なつみさんを立てるような終わりで
ストーリーの破綻は直らないが一週間前とは印象が違う。

特に一般客がやや増えたので観客席の雰囲気が落ち着いてきた
のもプラスに働いているようで、先週より観客が入っていた。

安倍なつみさんは相変わらず精一杯やっているようで、好感が
もてる。ただ、心配な面は声がやや枯れてきている点だろう。

やはりミュージカル初出演でがんばりすぎて声を出しすぎてい
るように感じるのと、喉に負担のかかる発声をしている。
宝塚元トップの彩輝なおさんがいるので、彼女に習ってできる
だけ勉強して欲しいと感じる。安倍なつみさん本人の喉のため
にも。これからもやるであろう、ミュージカルのためにも。

また、バレエも少しやり続けた方がいいように思う。一週間前
より殺陣がよくなっているが、あくまでも安倍なつみさんとし
てはなので。
軽快な動きをするためには、やはりバレエが一番だと思うので。

それから、相沢真希さんはシーン毎の演技を考えた方が舞台が
しまると感じる。特に、婚約者に冷たくされ走るシーンは本当
に走るように舞台から出ないと間延びする。
今はステップを踏むような感じで舞台袖に向かっている。

また、彩輝なおさんの僕役メノウの横井美穂さんは音程をもう
少しあわせて欲しい。
現在はあまりに音が違って違和感がかなりある。

それから、シュウセン役の市川喜之助さんだが、キャラクターの作り
を間違えているのか、セリフに感情が感じられない。
冷静なのと感情が無いのは違うということに気づいて欲しい。

とようやく舞台の出演者の感想を書いてもいい演出・脚本のレベル
にきりぎり到達した感じだ。

最後に、安倍なつみさんのこの舞台に対する熱気が伝わる。
一度くらいなら観てみようと思う方はル・テアトル銀座へ。
安倍なつみさんから力は貰える舞台なのは、内容はともかく保障で
きます。