挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

シナリオライターを目指す徒然なる一言(携帯でもリンクで飛べるようになりました♪携帯でもご覧ください)

「14才の母」と安倍なつみ「白蛇伝 White Lovers」

2006-11-22 23:40:57 | ドラマ・映画
「14才の母」

志田未来、どんどん締まった顔になって目力が出ていい顔に
なってきた。
演技力、表現力はあまり変わらないが、将来性はこの「目」
にある。

安倍なつみ「白蛇伝 White Lovers」

女優安倍なつみさんを期待しているため、演出・脚本に難がある
この作品を既に3度も観る羽目になっている。
(チケットが4枚ある)
安倍なつみさんに彩輝なおさん、市川右近さんと脇役の幸村吉成
君でもっている舞台だ。

この4人だけを観るつもりで行けば二度は観ることができる舞台
だろう。
逆に書くと、最初の週から今週までで役が進化しているのはこの
4人ということになる。
そういう意味で面白く観ることはできる。

ただ、演出・脚本は何を考えると東映アニメ「白蛇伝」がこうなる
かは謎の舞台ではある。

上に書いた4人は安倍なつみさん主演でまた共演してもらいたい。
今度は誰が主演か悩まなくても分かるストーリーで筋が通った舞台で。

安倍なつみさんは本格的な舞台初主演で殺陣が今でもまだまだだが、
初週と比較すると格段に違う。これは本人の隠れた努力に見える。

初週を観ていない観客は物足りないと感じるはずだが、普通初週の状態
なら二刀流は諦める。
それが、曲がりなりにもそれらしく見える演技になっている。
個人的に才能だけでなく努力も欠かさない人間は無条件で応援したくな
るので、この点でも安倍なつみさんをますます応援したくなっている。

さて、その安倍なつみさんを影で支えているのが彩輝なおさんだ。

本来なら主演安倍なつみさんを霞めることもできる演技力・表現力・歌唱
力がありながら、安倍なつみさんを主演として立てる抑える演技。
しかも、抑えながら一人輝く時には大きく輝くと名前通りの演技は舌を巻
く。
安倍なつみさんに関心が無いミュージカルファンは、彩輝なおさんを観る
ために行っても損は無いだろう。
姿月あさとさん以来の本格実力派宝塚トップスターだ。

さて、最後にがんばってほしいのは桔梗役の相沢真紀さん、メノウ役の横井
美帆さんだ。
相沢さんはやはり役を掴んでいない。どうしても間延びした演技に所々なっ
てしまう。メリハリが無いと自分の役が死んでしまうのを知って欲しい。
ただ、全ての演技が…では無い。
いい持ち味があるのに上のような演技をするので持ち味が死んでいるという
意味だ。

そして、横井さん。何とか音楽の素人でも椅子からずり落ちない音程にして
ほしい。誰が聞いても音を外しているだろう、ミュージカルだというのに。
それから、一息でセリフを言ってしまうのも感情表現の邪魔になる事は知っ
て欲しい。

自分が普通に話しをする時、一息で話すことは無いのは意識するだけで気づ
くと思う。
私自身もシナリオを書き出して気づいた事だが(セリフは自分で実際に言葉
にしながら買いています)、人はセンテンス単位で話しをし、そこで感情表
現をする。普通の場合は。

一息で話しをする時はよほど感情が高ぶった時くらいなもので、それでも精々
20字3行程度までだ。

最後の感想はホームページで千秋楽26日にまとめて再度書きます。
もっとも、夜はアイドル安倍なつみファンに阻止されチケットが取れなかった
ので、前楽の感想であるが。