挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

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「7月24日通りのクリスマス」と「デスノート the Last name」

2006-11-03 22:30:04 | ドラマ・映画
「7月24日通りのクリスマス」。
これはラブコメディファンタジーを目指したのか、ラブコメディ
を目指したのか、ラブファンタジーを目指したのか、いったい
何を観客に伝えたいのか不明な映画だ。

ラストから逆算すると最初の5分はいらない。
思い出の駅がラストに来るなら、開始10分以内に駅のエピソード
を観客に刷り込まないとラストが生きない。
これは純粋に心理学的な意味での話しだ。

また、主人公のモノローグが多用されているうえに主人公と関わら
ないところでくだらない笑いが出てくるので、ラブストーリー事態
が成立していないように見える映画になっている。

二枚目の弟にさえない姉、そして、さえない弟の嫁(上野樹里)と
二枚目の姉の恋人(大沢たかお)。
この二つのストーリーの軸があり、上野樹里のやはり不安定ではある
が「のだめ」張りのさえない名演技があるので、余計な意味のない笑
いやうるさい主人公のモノローグはいらなかっただろう。

話はいくらでも作れるというか、ストーリーは出来ていた。できなか
ったのはシーンとシーン割りに見える。

「デスノート the Last name」
一方、こちらはエンターテイメントに徹して楽しめた。中身を書くと
見たい人に悪いので書かないが、こちらはお勧めの映画であることは
間違い無い。
そうそう、ラストは大方の予想通りな面と予想外なラストで楽しめる。

それから、戸田恵梨香。じわじわ演技がうまくなっている。この演技
だと将来何かの映画の主演ができると思われる。
そして、何気に前田愛が出ていた。
あれほど人気を博した彼女も端役になっているのが印象的だったが、
魅力的な面はまだ無くしていないので、いつか復活して欲しいものだ。